スタパ齋藤のApple野郎

AnkerのiPhone用マグネットグリップがおもしれー! ので、いろいろ試してみた!!

 本連載で以前にご紹介したマグネット内蔵のスマートフォングリップ「Anker 620 MagGo Phone Grip」。MagSafe対応のスマートフォングリップで、バンドがあり、そのバンド部分にもマグネットを内蔵しているという独自の製品だ。

Anker 620 MagGo Phone GripはMagSafe対応スマートフォングリップで、マグネットを内蔵したバンドがある。表面はシリコーンのような樹脂。メーカー価格2990円。
バンド同士がこのように磁力で吸着する。
MagSafe対応iPhoneなどに吸着し、指を通せるグリップとして使える。
バンドに内蔵されたマグネットにより、磁性のある金属面にスマートフォンを固定できる。
冷蔵庫なんかにもバッチリくっつく。バンド部はスマートフォンを支えるに十分な磁力がある。
表面が滑りにくい樹脂なので、磁性のない棒状のものに巻き付け固定することもできる。
こんなふうに横置きのスタンドとしても機能する。バンドの巻き方や向きにより、ある程度の角度調節も可能。

 このAnker 620 MagGo Phone Grip、至ってシンプルな構造だが、いろーんなトコロにスマートフォンを固定できて便利。使うほどに「あーこういう固定方法もあるなー」「コレと組み合わせると便利だ」といった気づきもある。最近好んでいる使い方は、グースネックとの組合せだ。

これはマイクスタンド。棒状の部分はフレキシブルなアームで、通称「グースネック」。グースネックの先端にマイクホルダーを装着して使う。
このグースネックは磁性のある金属なのでAnker 620 MagGo Phone Gripのバンド部分のマグネットと好相性。
マイクスタンドがスマートフォンホルダーになった。
こちらはヘルピングハンズの一種「パナバイス」。台座に対していろいろなツールを取り付けられるが、これはルーペ用のグースネックを装着している状態。
このグースネックもAnker 620 MagGo Phone Gripのバンド部分のマグネットと好相性。
ヘルピングハンズがスマートフォンホルダーになった。
なお、グースネックなど細めの金属棒にAnker 620 MagGo Phone Gripを吸着させて使う場合、対象によっては良好に吸着しないことがある(滑ったりする)。その場合、Anker 620 MagGo Phone Gripバンド部中央に薄い磁石を追加すると安定する。写真は薄いネオジムマグネット×3枚を吸着させている様子。こんなふうにすると吸着対象が細くてもしっかり安定する。

 てな感じで「Anker 620 MagGo Phone Gripおもしれー」とか言いつつ、新しい使い方を模索している。いや〜磁石好きなんですわ〜。

縦置きスタンドとしては役立たない

 前述のとおり、Anker 620 MagGo Phone Gripはスマートフォンを横置きにするスタンドとしても使える。一応、縦置きスタンドにもなるにはなるが……↓こんな感じで角度的にあまり実用的ではない。

縦置きスタンドとして使ってみた様子。これ……スタンドって感じじゃありませんな。

 これ、どうにかならないだろうか? まあ、Anker 620 MagGo Phone Gripをスタンドとして使うのはオマケ的な機能性だと思うのでしょうがないのだが……でもどうにかなんない?

 そう考えてアレコレと試行錯誤。結果、ある製品と組み合わせることでけっこう実用的なスタンド機能を追加することができた。

 具体的には、Amazonで売られている「スマホグリップ For Magsafe」という製品と組み合わせる。お値段999円。↓こんなふうに使ってみた。

Amazonで売られている「スマホグリップ For Magsafe」。アルミ製でMagSafe対応の縦置き可能スタンドだ。999円だがしっかりした作りで吸着力も強い。
iPhone 15 Pro MaxにMagSafe吸着。
長めの脚を展開すると……。
iPhone 15 Pro Maxが立つ。角度可変の自由度も高く、もちろん横位置スタンドとしても使える。
このスマートフォングリップが、なんとAnker 620 MagGo Phone Gripにシンデレラフィット! 双方の磁力でけっこう安定的に合体している。
iPhone 15 Pro Maxに吸着させると……。
当然だがしっかり自立した。
脚は格納できないが、iPhone 15 Pro Maxだと展開して端末背面に脚をつけるようにすると、邪魔にならず携帯できる。

 ちなみに、上のようなリングタイプのスタンドを10個くらい持っているが、Anker 620 MagGo Phone Gripとフィットしたのは合計3つ。その3つのうち2つはAnker 620 MagGo Phone Gripにうまく吸着せず、スタンドとして使うと不安定だった。というわけで、上のようなコトをするならこの999円の「スマホグリップ For Magsafe」がオススメ!!!
 それから、縦置きと言えばアレもあるな……と思いついたのが「MOFT 七変化マルチスタンド - MagSafe対応」という製品。直販価格は5780円と少しお高いが、アレにも磁石が吸着したような……。

MOFTの七変化マルチスタンドはカードサイズのMagSafe対応スマートフォンスタンド。直販価格は5780円。
MagSafe対応端末や対応ケースにマグネット吸着させて使う。磁性金属リング付き。
こんなふうにスタンドとして使える。角度の自由度も高い。
やや高い位置に端末を置くこともできる。
七変化スタンドの展開する脚部分にはAnker 620 MagGo Phone Gripがガッチリと吸着した。
そのまま開けば立て置きスタンドに。
脚を開いて高い位置に縦置きするスタンドとしても使える。
ただしAnker 620 MagGo Phone Gripをリングタイプのホルダーとして使う場合、やや注意しないと七変化スタンドが少し開いてしまって不安定に。端末をしっかり握れば大丈夫だが……。
このスタイルで使えば不安定さはない……って素直に各製品を別々に使えば? みたいな。

 七変化スタンドとAnker 620 MagGo Phone Gripの組合せは少々ヤリスギ感ムリヤリ感がありますな。失礼っ!

2個のAnker 620 MagGo Phone GripでウェアラブルiPhone!

 Anker 620 MagGo Phone Gripは便利で愉快。というわけで、追加でもう1個買ってみた。

2個めのAnker 620 MagGo Phone Gripを購入!

 2個目のAnker 620 MagGo Phone Gripを買ったのには、もうひとつ理由がある。あることを試してみたかったのだ。↓こんなコト。

「磁気ピンクッション」などと呼ばれる道具で、手首にヘアピンや小さなネジを磁気吸着させておける。
手首に巻いて使う。この製品は手首に対して簡単に着脱できる。
こんな感じで磁性のある小物を吸着しておける。左手で何かを押さえるなどしつつ、右手でネジやヘアピンを扱うようなときに役立つ。
磁石なので、MagSafe対応端末なども一応くっつく。だが磁気ピンクッション側の磁力が弱く、端末を安定的に固定できない。

 こういう磁気アリのリストバンドを使えば、手軽にスマートフォンをウェアラブルにできるのでは? みたいな。ウェアラブルiPhoneやってみたーい! みたいな。

 そこで2個のAnker 620 MagGo Phone Grip! 1個だと手首に巻けないので、2個。その結果、↓こうなったゼ!!!

2個のAnker 620 MagGo Phone Gripを手首に巻くッ!!! ガッチリ着いたゼ!!!
ここにiPhoneをオンすればウェアラブルiPhoneとして使える予感ッ!!!
iPhoneをオン! シッカリ吸着して全然落ちねぇゼっ!!!

 しかしiPhoneを操作すると画面がグラングラン揺れてダメなのであった。全然ダメ。完全にダメ。大失敗!!! 目論見大終了!!! 失礼ッ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。