スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
梅雨から夏へ、アウトドア向けスマートフォンケースあれこれ
2022年6月27日 00:00
スマートフォンをバックパックに装着したい!
趣味&仕事でe-bikeに乗る俺だが、わりと多くのシチュエーションでバックパックを背負う。自分のe-bikeにはキャリアがあってそこに荷物を積める。だが仕事でメーカーから借りたe-bikeにはキャリアなしのものが多いので、その場合はバックパックに荷物を入れるのであった。
バックパックを背負ってe-bikeで走るとき、バックパックのショルダーハーネスにはスマートフォンケースを装着している。マップを参照したいなど必要なときにすぐスマートフォンを手にできるからだ。また、走行中に停止して写真を撮ったりすることも多いので、スマートフォンケースを装着。
なーんだ、既にバックパックのショルダーハーネスにスマートフォン用ケース付いてんじゃんって感じだが、別のに換えたいのであった。赤い「スマートフォンポーチ 04」は便利ではあるのだが、ちょっと嵩張る感じ。これから夏だし、もうちょっとシンプルなのがいいかな、と。
それから「Shoulder Strap Pocket L Grey」は、俺の使い方だとファスナーの開閉方向がビミョー。右手でスマートフォンの出し入れをしたいので、左側のショルダーハーネスにケースを装着するが、その場合、自分から見て右から左にファスナーを開けるとスムーズだと感じる。このケースの場合は逆で、なんかファスナー開閉がぎこちない感じがする。ほかは便利なんスけどネ。
ともあれ、夏に向けてもうちょっとシンプルなスマートフォン用ケースを物色。もちろんバックパックのショルダーハーネスに装着できるヤツを探索。結果、いくつか見つけて使い始めたので、以下にご紹介したい。
シンプルで使いやすいモンベル「モバイルギアポーチ」シリーズ
これはイイ!!! と使いまくってるのが、モンベルの「モバイルギアポーチ」シリーズ。非常にシンプルなスマートフォン向けポーチだが、随所に使いやすさにつながる工夫がなされている。
iPhoneを入れた感じだが、SサイズにはiPhone 13 miniがちょうどよく入る。MサイズにはiPhone 13 miniが余裕をもって入ったり、iPhone 13 Pro Maxがギリギリ入ったりする。LサイズにはiPhone 13 Pro Maxが余裕をもって入る。ここで試したiPhone 13 miniやiPhone 13 Pro Maxは極薄ケースに入れたものだ。
なお、前述したが、各サイズの対応スマートフォンサイズは以下のとおり。ご参考までに、iPhoneのおもだった機種のサイズとともに掲載しておく。
項目 | 内容 |
---|---|
Sサイズの対応スマートフォンサイズ | 高さ138×幅67×厚さ7mm |
Mサイズの対応スマートフォンサイズ | 高さ158×幅78×厚さ7mm |
Lサイズの対応スマートフォンサイズ | 高さ165×幅85×厚さ9mm |
機種名 | サイズ |
---|---|
iPhone 12 mini | 131.5×64.2×7.4mm |
iPhone 13 mini | 131.5×64.2×7.65mm |
iPhone SE | 138.4×67.3×7.3mm |
iPhone 11 | 150.9×75.7×8.3mm |
iPhone 12 | 146.7×71.5×7.4mm |
iPhone 13 | 146.7×71.5×7.65mm |
iPhone 11 Pro | 144.0×71.4×8.1mm |
iPhone 12 Pro | 146.7×71.5×7.4mm |
iPhone 13 Pro | 146.7×71.5×7.65mm |
iPhone 11 Pro Max | 158.0×77.8×8.1mm |
iPhone 12 Pro Max | 160.8×78.1×7.4mm |
iPhone 13 Pro Max | 160.8×78.1×7.65mm |
このポーチ、観察するほどに「なるほどね~」と感心できる。3枚式の面ファスナーもそうだし、ベルトフックの外れにくい機構部分もよくできているし、ファスナーがスマートフォンに当たりにくい小さく細いものだったり、ファスナーの滑りもいいし、そして軽いし。さすがって感じ。
それと、細かい話だが、このポーチをバックパック左側ショルダーハーネスに装着すると、自分から見てファスナーを右から左にズラすとポーチの口が開く。この点も非常に気に入っている。個人的にだが、開きやすいし閉じやすい。「閉じたっけ」と確認するときもやりやすい感じがする。
そんなこんなを考えると、対費用効果……っていうか、対費用使用感に非常に優れたポーチだと感じる。価格もそこそこ安いから、対費用効果も対費用使用感も高いグレイトなポーチという気もする。
好き嫌いが分かれるかも、だが、ちょい気になるケース
バックパックのショルダーハーネスに装着できるスマートフォンケースを物色&探索していたら、「これ、もしかして、イイかも!?」という製品と遭遇。「コンパクトカメラケース」シリーズだ。何種類も出ているが、そのうちの「コンパクトカメラケース L」と「コンパクトカメラケース XL」が良さゲだったので購入した。
非常に簡単な飛び出し抑止用の伸縮コードであり、しかもこれはコンパクトデジカメ向け。コンパクトデジカメのストラップ装着用金具にこの伸縮コードを引っ掛けて使うのだと思う。スマートフォンの場合はそういう突起がないので、伸縮コードが不意に外れてしまうことも考えられる。なので、やっぱり、このケースにスマートフォンを入れるなら、自己責任でってコトになってしまう。
でも伸縮コードを滑りにくいものにするとか、伸縮コードをもう1本追加して「よりしっかり端末を固定するときは2本使う」など工夫すれば、このケースはスマートフォンと相性が良さそう。ちなみに、背面のしくみは前出の「モバイルギアポーチ」シリーズと同じで、バックパックのショルダーハーネスに対して装着しやすい。
離島ロケ? じゃあシッカリした防水ケースを!
じつは梅雨入り直後、e-bike Watchの仕事で「離島ロケ」が予定されていた。えっ梅雨入りしたのにロケ?
天気が読めなさそう。そして自転車で走りつつのロケは雨天でもヤリそう(予定変更ができなさそうなロケなので)。
じゃあシッカリした防水ケースにスマートフォン入れて走ろう。と考えて、モンベルの「モバイルドライポーチ」シリーズを買ったのであった。なんでモンベルばっかり? いや~実店舗が近いもんでついブランド偏っちゃって。あとモンベルクラブ会員だったりもして。
こんなような完全防水のスマートフォンケースを買ったのであった。まあ使用中のiPhoneも防水なのでケースに入れなくてもいいんスけどね。でもこういうケースなら首とかから下げられるし、ショルダーハーネスに紐をつないで吊せそうだし。
と、思ったら、離島ロケは諸事情で中止になったのであった。あらら~。でもこれら防水ケースをひととおり使ったので、使用感などを写真と説明文でレビューしてみたい。
といった感じの、スマートフォンを入れっぱなしで使える完全防水ケース。透明部分の透明度が高めなのでそのまま写真を撮ることもできる。ただし被写体の明るい部分がソフトフォーカス気味になるので、写真画質を重視するならケースから出して撮影することになる。ケース自体は軽量でそこそこ頑丈である程度の安心感もある。
あと、Face IDだが、使えたり使えなかったり。センサー部分とケース透明部分の密着度などによって変わるようだが、Face IDが機能しないことのほうが多かった。
それから、このケース自体はあまり自転車向けって感じではない。でも雨天で雨具を着て自転車に乗るというときは心強い防水性である。登山やトレッキングなどで「今日の午後は一定時間雨に降られそう」というとき、あらかじめスマートフォンをこのケースに入れておけば行動的になれそうだ。
以上、バックパックに装着したり、雨の季節にちょと便利だったりするスマートフォンケース類。ご参考になれば幸いっス!!!