スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

Qiで“充電”するMoftの8 in 1多機能スタンド!? リモートシャッターもFind Myも付いて機能テンコ盛りだ!!!

 4月末にMOFT公式Xが「進化したMOFT 8-in-1多機能スタンド-MagSafe·紛失防止(Find My)対応、ついに登場!」とか言ったのを見て「アッ!!!」と興味が出たのでポチッと購入。買ったのは「MOFT 8-in-1多機能スタンド-MagSafe・紛失防止(Find My)対応」のサンライズオレンジだ。

こちらが「MOFT 8-in-1多機能スタンド-MagSafe・紛失防止(Find My)対応」。MOFTが出している多機能スタンドの最新版、みたいなイメージ。機能てんこ盛りで、MOFT Japan直販価格は9480円。写真はサンライズオレンジだが、これ以外にジェットブラックやミスティグレーのカラーがある。
通常はMagSafeにより端末背面に装着しておき、必要に応じてスタンドとして使える。スタンドのスタイル・バリエーションも豊富。
製品パッケージ。英語圏での製品名は「MOFT Trackable Tripod Wallet」のようだ。

 MOFT Japan直販サイトから買ったが、購入価格は9480円からメルマガ登録クーポン(10% OFF)で8532円。ただし送料が400円かかったので、8932円で買ったという感じ。

 俺が「アッ!!!」と興味を持った点は、残念ながら肩透かしとなった。だが全体的に使い勝手がよく、ナニゲにイロイロ便利なので、今回はこの多機能スタンドについてレビューしてゆきたいッ!!!

どんな機能があるのか?

 MOFTの最新多機能スタンドだが、どんな機能が使えるのか? 主に4つの機能を備えており、具体的には、スタンド機能、ウォレット機能、撮影ツール機能、追跡機能である。

カードより一回り大きいサイズで厚さ約10mm、重さ約98.3gの本体(折りたたんだ状態)。MagSafe対応でスマートフォン背面に吸着させた状態で携帯できる。付属のスチールリングを使えばMagSafe非対応スマートフォンにも吸着させられる。コンパクトだが4つの機能を備えている。

 まずスタンド機能。というか、MOFTのこのタイプの製品は、基本がスタンドであり、そこに機能を追加していったという感じ。スタンドとしてよくできている製品が多い。この製品はその最たるもので、3年前に本連載でレビューした「MOFT 七変化マルチスタンド - MagSafe対応」に近いスタンドの機能性を備えている。

端末にMagSafe吸着させた状態から開くだけでスタンドとして機能する。角度は無段階で調節できる。
さらに台座部を展開させれば高さのあるスタンドになる。端末はMagSafe吸着なので画面角度は自由自在だ。
MagSafe対応ということと自由度が高いヒンジにより、さまざまな状態でスタンドとして使える。
このほかにもアイデア次第でいろいろな用途に使えるスタンドなのだ。

 ウォレット機能は、スタンド内側にカード×2枚を収納できるというもの。ただしこの多機能スタンドにはマグネットが多用されているので、収納できるカードはNFCカードやバーコードだけの会員カードなど、磁石からの悪影響を受けないものに限られる。

スタンドの内側にカード×2枚までを収納できる。
カードを使用する場合はこのようにスタンドを開き、カード収納面を露出させる。閉じた状態だとマグネットや金属が干渉してカードのNFCの通信を妨げることがあるからだ。

 撮影ツール機能は、この多機能スタンドをBluetoothシャッターリモコンとしても使えるというもの。MOFTのこのタイプの多機能スタンドは自撮り用などのハンドルにもなる。この多機能スタンドの場合、Bluetoothシャッターリモコンが搭載されたことによりハンドルを握ったその手でシャッターボタンも押せる。さらに実用性が高まったというわけだ。

Bluetoothシャッターリモコンを内蔵している。シャッターボタンは写真の親指の先あたり。ボタン部は見なくても指先の感覚で位置を確認できる。

 追跡機能はAppleの「Find My」に対応しているということ。Appleの「AirTag」だけにあるUWB(超広帯域無線)系の高精度探索を除くほとんどの機能を利用できる。要は、この多機能スタンドをAirTagのように利用できるので、万が一無くしても見つけられる可能性が高いということである。

相変わらず便利なスタンド、カード収納もなかなかイイ!

 実際に使ってみると、やはり「こういうのをたくさんつくっているMOFT」ブランドならではの実用性が各所に感じられる。とくにスタンドは完成されたお家芸レベルで、シンプルな構造ながら「まあよくここまで自在に変形するなあ」「安定感もしっかりあるし」と感嘆させられる。無理やりな状態で立たせようとしなければ、まあだいたいシッカリしたスタンドとして使える。

ケース入りのiPhone 16 Pro Maxに装着し、スタンドを開き、最も寝かせた位置。
最も立たせると70°〜80°近くになる。最も寝かせた状態からこの状態まで無段階で角度を変えられる。また、MagSafe吸着なので端末が縦でも横でもOK。
スタンドを展開した状態。たとえば机上の小物の接写に使える。
動画鑑賞などに使うも実用的。スタンド台座部の三角になる部分はマグネットで安定的に固定される。硬めのヒンジにより画面の向きも自由だ。

 安定的に固定でき、角度などの自由度も高いスタンドなので、少々前述したが、アイデア次第でいろいろな用途に役立てられる。スタンド全体が滑りにくい素材で包まれているので、置いても手に持っても安定的に利用できるのもいい。

 上の写真に見えるカード収納部の使用感も良好。2枚までカードが入るが、1枚でも2枚でもカードの出し入れはまずまずスムーズだ。1枚だけ入れた場合も抜け落ちるような感じではなく、通常はカードポケットにスタンド台座部が押し当たるように圧迫されるので、まずカードが落下することはないと思う。

Bluetoothシャッターリモコンは便利、ないより全然いいFind My対応追跡機能

 この多機能スタンドについて俺が「アッ!!!」と興味を持ったのはBluetoothシャッターリモコン(撮影ツール機能)。このタイプのMOFT製スタンドは、撮影時にハンドルとしても使える。その状態でBluetoothシャッターリモコンも使えたら「アレが捗る!!!」と思ったのだ。

 アレというのは猫ちゃん撮影。右手でiPhoneを持ち、左手で猫ちゃんをかまうと、「猫ちゃんが指にじゃれつく写真」が撮れたりして愉快♪

右手にiPhone、左手で猫ちゃんじゃらし。片手撮りで、こんな瞬間が撮れる!
あらニャわいい!

 また俺の場合、iPhoneで撮る写真は全部「Live Photos」。静止画が撮れつつシャッターを押した前後1.5秒ずつ(合計3秒)の動画も撮れるという機能だ。上のような瞬間が撮れつつ、その前後1.5秒ずつの動画も撮れて楽しい♪

 だが、しかし、問題が少々。Live PhotosのシャッターボタンとしてiPhoneのカメラコントロールボタンを使っているが、押下時、コキッという音(ハプティック・フィードバックによるクリック感が出す音)が出て、それがLive Photos動画のコキッというノイズ音として入ってしまうのだ。カメラコントロールボタンを使わず、画面上のシャッターボタンをタップすればいいのだが、それだと撮影中のiPhoneをホールドしにくくてストレスフル。

 この問題、もしかしてBluetoothシャッターリモコンを使えば解消する? と思って、この多機能スタンドのBluetoothシャッターリモコン(撮影ツール機能)に「アッ!!!」と思って大期待したのであった。

この多機能スタンドでiPhoneを片手で安定的にホールド。ホールドした手の親指でシャッターが切れる。もう片方の手で猫ちゃんを余裕でかまえる。そしてBluetoothシャッターボタンの押下音が十分小さければ……!

 結果、この多機能スタンドのBluetoothシャッターリモコンも、押下時に「パチッ」という音が出てしまうのであった。それがしっかりLive Photosの動画にノイズ音として記録されてしまう。

 はい! お疲れさん! 俺の野望、終了〜! ノイズ音入り猫動画で我慢しなはれ〜!

 ただ、このBluetoothシャッターリモコン(撮影ツール機能)、使い勝手はとてもいい。この多機能スタンドはスマートフォン撮影時のグリップとして大きめで実用的だし、握った状態で押しやすい位置にシャッターボタンがある。なかなか使いやすい。

 だが、Bluetoothシャッターリモコンとして使う場合は電源のオンオフを行う必要がある。シャッターボタン長押しで「ピピピピ(4回)」と鳴って電源オン、再度長押しで「ピピピ(3回)」と鳴ってオフとなる。しかしこの音、人前で出すと「おっ!」と驚かせる的な鋭い音と音量だったりするので、電源オンオフにはちょっと気を使う感じ。

 それからAppleのFind My対応の追跡機能。これは「あればあったでイイ」という機能だと思う。これが必要という人にとっては「スマートフォンスタンドと一体化したFind My機能」ということでスマートな実装だと思うし、まあ必要ってほどでもないという人にとってもイザというときは「あーよかったFind Myあって〜」という保険的な存在になる。

Find Myに対応したデバイスを使っていれば、万が一なくしたときでも、高い確率でその現在位置などを知ることができる。また効率的に無くし物を回収することができる。

 なお、この追跡機能は電源オンオフなど気にすることなく常時機能している。満充電から約6カ月機能し続けるとのことだ。

 Bluetoothシャッターリモコン機能とか追跡機能があるので、この多機能スタンドには充電が必要。充電はQi対応充電パッドなどからQi充電するカタチ。Find Myデバイスとしては電池交換式でなく充電式ということで、コスト面での「精神衛生上のやさしさ」があると思う。

たとえばMagSafe充電パッド(Qiにも対応している)を乗せれば充電できる。正しい位置にパッドが当たるとLEDが青く光って「ピピピピ(4回)」と鳴る。充電中はLEDが赤く光り、充電が完了すると緑に光る。

 ただし、スマートフォン充電スタンド(Qi対応)などでこの多機能スタンドを充電する場合、LEDが見えないことが多いので、充電中や充電完了を目視しにくい。まあでも、充電開始の青LEDとピピピピが確認できれば「あとは置いとけばいい」となるので大きな問題ではなさそうだが。

 といった感じの「MOFT 8-in-1多機能スタンド-MagSafe・紛失防止(Find My)対応」。MOFTの「このタイプの多機能スタンド」としてはヒッジョーに充実した作り込みがされているという印象。全部入りって感じで、それぞれの機能が実用性の高いレベルでまとまっている。「MOFTのあのタイプの多機能スタンド欲しいにゃ〜」とか思っているなら、かなりオススメ。だが、ちょっとお高い感じではある。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。