スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

アーッ!!! iPhone 12にマグネット吸着する「MOFT」が出たーッ!!!

折り紙スタンド「MOFT」のMagSafe対応バージョン登場

「MOFT Snap-on Stand & Wallet for iPhone 12 Series」とiPhone 12 mini。このMOFTはクレジットカード程度のサイズで、マグネットが仕込まれていてiPhone 12シリーズの背面に磁力で吸着する

 先日見たケータイWatchのニュース。知る人ぞ知るデバイススタンド「MOFT」のMagSafe対応バージョンがAmazonで売られ始めたとのこと。うっ、イイかも〜ソレ〜!!!

 ニュースを読んだ直後にAmazonにアクセスしたら既に売られていたのでポチッと注文。さっそく使い始めた俺なのであった。

 製品名は「MOFT iPhone12 Magsafe対応 ウォレット&スタンド」となっているが、MOFTシリーズの製品名はな〜んか曖昧なので、本家サイトの表記である「MOFT Snap-on Stand & Wallet for iPhone 12 Series」と書いてゆきたいッ!!! さておき以下に写真と説明文でMagSafe対応のMOFTをご紹介してゆくッ!!!

吸着したところ。正しい位置に自動的に吸着される感じ。他の粘着式MOFTと違い、非常に手軽に脱着できる。
MOFTをスタンドとして使う場合は、折りたたんである状態から展開。これだけでスタンドになる。展開した状態はマグネットで固定されるので、自然にたたまれるようなことはない。
iPhone 12 Pro Maxに吸着して使用。縦位置でも横位置でも自立する。自立させた時の端末角度は、縦位置横位置とも60°。
3枚程度までのカードが入るポケットを備えている。磁力の影響を受けるカードを入れるのは危険だと思われる
このMOFTとiPhoneの間にMagSafe充電器を装着すれば、充電しつつ自立させることができる。ただ、この状態だとMOFTがやや外れやすかったりズレやすかったりする。

 マグネット吸着のMOFT Snap-on Stand & Wallet for iPhone 12 Series、なかなかスムーズに使えてイイ感じ。ただし、端末に貼り付けるタイプのMOFTとちょっと使用感が異なる部分がある。ソレも写真と説明文でお見せしたい。

iPhone 12シリーズのMagSafe充電器吸着部になら、MOFTの角度を問わず吸着できる。90°角度を変えての吸着も可能。横画面で使いたい時に便利。iPhone 12 miniでも同様のことができる。
中途半端な角度でも吸着する。また、吸着しているだけ、机上に置いたら不意に画面が斜めになってしまうということも。まあパッと直せますけどネ。

 なお、粘着剤でデバイスに貼るタイプのMOFTと違い、立ち上げたスタンドの穴に指を通して端末落下防止に使うことはできない。落下を防止するほどMagSafeへの吸着力が強くないからだ。

 ともあれ、MagSafeで手軽に脱着できる新機軸MOFT。気分や必要性に応じてMOFTの有無を変えられるのは愉快&便利だと言えよう。追加購入しようかナっ!!!

そもそもMOFTってどんなモノ?

 iPhone 12シリーズ用のMagSafe対応MOFTを、とりあえず先にレビューした。のだが、「そもそもMOFTって何なの?」って方もあると思うので、これまであったMOFTを見つつご説明しつつ、同時にレビューもしてゆきたいッ!!!
 たとえば、スマートフォン用MOFTとして「MOFT X Phone Stand Series」がある。サイズ違いや色柄違いでいくつかあるが、よく使われているのは「MOFT X Adhesive Phone Stand」だろう。写真と説明文で見てみよう。

MOFT X Adhesive Phone Standの表と裏。裏面には繰り返し使える粘着剤がある。500回くらい繰り返し使えるらしい。
スタンドとなる部分は、折りたたんだ状態だとマグネットで吸着されていて不意には開かない。スタンドを展開して立てると、マグネットの吸着によりその状態が保たれる。このMOFTにもカードポケットがあるが、マグネットが多数仕込まれているので、磁力の影響を受けるカードは入れられない。
ケース入りiPhone 12 Pro Maxの背面にMOFTを貼ったところ。縦位置でも横位置でも自立させられる。ちなみに、iPhone 12 Pro Maxなどは「背面はすりガラスっぽいサラサラ質感」で粘着剤類が剥がれやすく、MOFTとの相性は良くない。同様の背面質感であるiPhone 11 Pro/Pro Max用に発売されている「MOFT iPhone 11 Pro/Pro Max Glass Sticker」を使うと、この問題を解消できるのかもしれない。
MOFTが端末背面にしっかり貼り付いていれば、このように指を通して端末の落下防止に利用することもできる。

 こんなようなスタンドなんですな。使用時は端末背面に薄く格納され、使用時は手早くパッと開いてスタンドとして使える。多くのMOFTは端末を縦位置にでも横位置にでも自立させられる。また、貼る位置を手軽に変えられるので、端末を自立させる角度の微調整も可能。

 MOFTは、シンプルで嵩張らなくて実用性も高い端末スタンドなのであった。なお、MOFTの由来は「Mobile Office For Traveller」だそうだ。

タブレット用MOFTもある

 タブレット端末用の「MOFT X Tablet Stand」もある。サイズ違いで2種類あり、「Tablet」と「Tablet-mini」がラインナップされている。

MOFT X Tablet Standはサイズ違いで2種類あり、Tabletが9.7〜13インチタブレット端末に、Tablet-miniが7.9インチタブレット端末にマッチする。Tablet-miniがiPad mini向け、Tabletが他のiPadシリーズ向けって感じですな。

 上の表でスタンド角度(Angles)は、縦置きが25°/40°/60°、横置きが30°/40°/60°となっているが、MOFTを貼る位置によって角度は若干変わる。角度はMOFT X Tablet Standの展開のしかたと、端末の180°回転で変えることができる。

iPad miniにMOFT X Tablet Standの7.9インチ用であるTabletを貼った様子。好みの角度になるように展開して使う。右端で立体的な折り方になっているが、これは横置き時の角度調節用。
縦位置はこんなふうに角度が変わる。右端が最も立った状態だが、これを端末ごと180°回転して置くと、左端の最も寝た状態になる。
横位置で角度を変えた様子。左端の最も寝た状態では、立体的な折り方にして展開している。

 iPad miniと11インチiPad Proで使っているが、MOFTをiPadに貼ったままにしていても携帯性がほぼ変わらず、背面も保護されるのが実用的。それでいて、展開してスタンドにすると意外なほどしっかり自立する。

 縦位置で使うか横位置で使うかにより、MOFTを貼る位置を変えるとより安定的に自立する。一手間かかるが、MOFTの貼り直しはお手軽。既に何度も貼り直しているが、粘着力はほとんど弱くなっていない。

 やや余談だが、使用中のMOFTを一時的に端末から剥がした場合、粘着剤部分に元から貼られていたフィルムを再度貼らない方がいい。薄いツルツルのフィルムで、再度貼るとすご〜く剥がしにくいからだ。

 一時的に端末から剥がしたMOFTを保管する(粘着剤部分をカバーする)には、厚手で表面がサラサラした感触(梨地)のクリアファイルの類がオススメ。クリアファイル内にMOFTを挟めば完璧に保管でき、表面がサラサラしているのでMOFTを剥がすのも容易だ。

 俺の場合、CAINSの「クリアホルダー 厚手タイプ A4 5枚入り A4CH5A」を使っている。後述のノートPC用MOFTもコレに挟んで保管。粘着力が強力な「貼って使うタイプのグッズ」の保管には、このクリアホルダーが最強という気がしている。

ノートPC用のMOFTもあるのダ

 ノートPC用MOFTとしては「MOFT Laptop Stand」シリーズがある。使い方やサイズや色柄が異なるものがた〜くさん。

 たとえば「MOFT Laptop Stand」。11.6インチから15.6インチまでのノートPCに対応し、耐荷重は18ポンド(約8.16kg)。粘着剤がある面には多数の穴がありノートPCの熱を逃がす。

MOFT Laptop Standを12インチMacBookに貼って使用。粘着剤部分には放熱用の穴がある。
高さ調整は2段階。

 MOFT Laptop Standは、粘着剤の面積が広いこともあり、かな〜り強力にノートPC裏面にくっつく。表面がテカテカしたノートPCに貼ると、剥がすのがかなりタイヘンってほどだ。

 12インチMacBookに貼った場合、MacBook裏面にある4つの滑り止めよりMOFTの方が厚いため、MOFTを展開していない状態ではMOFT全面がMacBookを支える状態になる。MOFT Laptop Standの表面は滑りにくい材質なので、非常に安定的に12インチMacBookを使えたりする。

 てな感じのMOFT各種。粘着式のMOFTの場合、何度も貼り剥がしでき、自分にジャストマッチの自立角度を見つけられたりもしつつ、価格もまあまあお手頃で、耐久性も高いのが魅力的だ。興味のある方はぜひ一度MOFTを使ってみてほしい。なかなか便利っス♪

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。