スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

ポケットジンバルカメラ「Osmo Pocket 3」をさらに便利に! 俺お気に入りのアクセサリーを一挙紹介!!

 5月に買ったDJI「Osmo Pocket 3」。画質もイイしUIも使いやすいし、けっこうチョイチョイ使っている。

 俺の場合は、このOsmo Pocket 3のほか、DJIの歴代ポケットジンバルカメラを全機種購入&使用してきた。前の機種である「DJI Pocket 2」と、初代の「Osmo Pocket」ですな。

 そして最新のOsmo Pocket 3を使用中。3機種に共通するのは「特定のアクセサリーをスゲく使いたくなる」ということだ。共通する必須アクセサリーがあるように思う

 具体的にどんなアクセサリーが必須な感じなのかというと……けっこうある。いっぱい、ってほどでもないが、複数ある。なので、それらを順に紹介&レビューしてゆきたいッ!!!

Osmo Pocket 3アクセサリー各種。これらがあるとOsmo Pocket 3の使いやすさが高まり、活用幅も上がるョ!

画面保護フィルムはお好みで、でもプロテクターケースがあると超便利だョ!

 俺の場合、まず買ったのが画面保護フィルム。具体的にはCYNOVAブランドのガラスフィルムで、画面用とレンズ用が2枚ずつ入ったパッケージだ。Amazonで1000円少々だった。最近、ガラスフィルムの類、安いっすね〜。

Osmo Pocket 3の画面にガラスフィルムを貼って画面保護。Osmo Pocket 3は画面操作を多用するのでしっかり保護。CYNOVAブランドのガラスフィルムは貼りやすくタッチ操作に違和感もない。なお、レンズ保護フィルムは微妙に画質が落ちるだろーなーと思って貼っていない。Osmo Pocket 3の電源をオフにすると、指などで表面を触れられない方向にレンズが向き、その位置をある程度保つから、電源オフ時にレンズが傷つきにくい。というのもあってレンズ保護フィルムは貼っていない。
画面に保護フィルムを貼った様子。ピッタリ。エッジも滑らかだ。

 まあ保護フィルムの類はお好みで、って気がする。こういう製品のレンズ表面や画面はそうそう傷つかない。まあでも落としたりすると傷つくことがある。でも保護フィルムを貼っていても落としたらレンズや画面が割れたりする。汚れ防止と少々の安心感を得つつ、万が一の破損可能性を少し下げるための保護フィルム類かもしれない。

 俺的に「Osmo Pocket 3(などのDJIポケットジンバルカメラ)にはコレが必須!」と考えているのは、プロテクターケース。ジンバルカメラ部はデリケートな感じのつくりだし、Osmo Pocket 3はとくに画面が大きくタッチ操作も頻出するので、そのあたりをプロテクターケースで保護したい。

 Osmo Pocket 3には純正のプロテクターケースが付属するが、保護性・機能性は高いものの、ちょっとOsmo Pocket 3を取り出しにくく入れにくい。それと若干嵩張る感じ。

 それを解消するのが下記のような簡素なプロテクターケースだ。いくつかあると思うが、付属ケースを使わずに、Osmo Pocket 3をイイ感じで保護しつつ、クイックに使えるようにするというアイテムだ。

 買ったのはTaoricupのプロテクターケース。Amazonで1685円だった。

Osmo Pocket 3のジンバルカメラ部とディスプレイ部を覆う硬質プロテクターケースだ。Taoricupから買ったが、ブランドロゴがSunnylifeとある。
ケース上部のヒンジで開閉する。パチンという感触とともにしっかり閉じ開きする。
ジンバルカメラ部全体と画面全体を保護するつくり。5Dジョイスティックやシャッター/録画ボタンは保護されない。

 コレを使うと、Osmo Pocket 3をラフにポケットに突っ込んで歩き、必要とあらばワンアクションでOsmo Pocket 3からプロテクターケースを外して撮影できる。カメラ用速写ケースならぬ速写プロテクターケースって感じ。純正の付属ケースのような機能性はナイのだが、Osmo Pocket 3を最もスマートに携帯できるプロテクターケースのひとつだと感じられる。

 ただ、シャッター/録画ボタンが覆われないのは、ちょっとだけ残念。

 Osmo Pocket 3は電源オフ時にシャッター/録画ボタンを短押しるすと、電源が入るという仕様になっている。またこのシャッター/録画ボタン短押しでOsmo Pocket 3を起動すると、画面を横向きにして電源をオンにした場合よりも全体的な起動が速い。けっこう便利なシャッター/録画ボタン短押し起動である。ちなみにシャッター/録画ボタンを1秒長押しすると電源をオフにできる。

 でもこのプロテクターケースはシャッター/録画ボタンを覆わない。なので、ケースに入れたまま不意にシャッター/録画ボタンを押してしまうと、ケース内でOsmo Pocket 3が起動してしまうのであった。

 ただ、それでも、プロテクターケースのなかでジンバルカメラがジタバタしたりすることはなく、数度動くことを試みると起動を諦めてアラートを表示する。その後、設定した自動オフ時間がくるとオフになる。オフになる直前には「キン、キン、キン」というようなアラート音が鳴るので「あっ……シャッター/録画ボタンに触れちゃった?」と思うくらいかもしれない。

 ちなみにOsmo Pocket 3の自動オフ時間設定は、何も操作をしなかった場合の電源オフまでの時間で、30秒~30分までの範囲で設定できる。これを30分とかに設定しているとプロテクターケースのなかでOsmo Pocket 3がわりと長時間起動していることになるので、ムダに電池を消耗するという問題はあるかもしれない。

 Osmo Pocket 3は起動もシャットダウンも非常に速いジンバルカメラなので、こういったプロテクターケースを使う場合は自動オフ時間設定を30秒に設定しておくといいかもしれない。俺の場合は30秒に設定しているが、シャッター/録画ボタン短押しだけで即起動するので困ったってコトはない。

Osmo Pocket 3を自立させてゆきたいッ!!!

 DJIのジンバルカメラシリーズはどれも「置き場に困るカメラ」だと思う。電源オフ時のジンバル部の安定性がよくなったOsmo Pocket 3は、机の上に置いてもジンバル部のカメラが外を向くことが少ないので、机の上に置きやすくはなった。だが机上に出しっぱなしにしたり、カフェのテーブルの上に置きっぱなしにすると、ちょっと邪魔だったりする。

 Osmo Pocket 3は一応自立はするものの、安定性がなくて危なっかしい。軽く触れるとバタンと倒れる。ジンバル部壊れそう〜。

 なのでDJIジンバルカメラではいつも使うのがスタンド。ジンバルカメラを自立させる程度の機能しかないスタンドだが、これがミョーに役立つのである。

このようなスタンド……というか台座。XBERSTARの「デスクトップスタンドホルダー」で、Amazonで1299円だった。
これに差し込むことで、Osmo Pocket 3が自立する。台座のフットプリントは6.7×6.2cm。机上にOsmo Pocket 3を出しっぱなしにしても邪魔な感じにならなくて便利。
Osmo Pocket 3に付属する「Osmo Pocket 3 ハンドル(1/4インチ ねじ穴付き)」とOsmo Pocket 3を組み合わせた状態でセットすると、台座に乗せたままOsmo Pocket 3の充電が可能だ。
この台座、Osmo Pocket 3の着脱っていうか挿抜感が緩めで、まあ台座としては手軽に使えて便利ではあった。のだが、俺の場合は台座に「Osmo Pocket 3 ハンドル(1/4インチ ねじ穴付き)」をセットしたままにして充電台として使いたいので、台座に付属していたスポンジをテープで止めてハンドルが抜けにくいようにして使っている。バッテリーも拡張できるハンドルである「Osmo Pocket 3 バッテリーハンドル」を使うと上記ハンドルが余りがちだが、台座と併用すると充電台として使えて「便利でパーツの余らせ感もない」のだ。

 もちろん撮影にも使える。Osmo Pocket 3を定位置に置いてリモート撮影するとか、タイムラプス撮影をするとか。三脚を使うほどでは……という場合にもこういった台座が役立つというわけだ。

 ちなみにこういう台座、市場に多々ある。ので、どれを買うかは、お好みで!

Sunnylifeのプロテクターケースに、同ブランドの多機能ホルダー

 DJIジンバルカメラを使っていて、いつも「あーホルダーを買っておくべきだった!」と後悔しがちな俺は、Osmo Pocket 3からは先回りでホルダーを購入した。ホルダーとは、Osmo Pocket 3をホールドして、それをGoPro用などの台座に取り付けるためのもの。たとえばOsmo Pocket 3を自転車のハンドルとか服に装着するときに使う。

 いくつか買ったが、俺的に「当たり」だったのがKimyoaeeの多機能ホルダー。Amazonで1689円だった。

 これを「当たり」と思った理由は、前述のTaoricupから買ったがプロテクターケースと同じSunnylifeブランドロゴが刻印されてるっぽいから。その形状からも、たぶん前出のプロテクターケースと併せて使えるんじゃないか、と。結果、それができた。

こんなホルダー。Sunnylifeロゴが刻まれている。
前面と下部に折りたたみ式のGoPro互換取り付け機構がある。これを取っ掛かりとして、GoPro向け各種ブラケットにOsmo Pocket 3を取り付けられる。
こんなふうに開口してOsmo Pocket 3が収めるしくみ。
樹脂製の多機能ホルダーだが、しっかりOsmo Pocket 3をホールドし、ロックできる。
自立もする。Osmo Pocket 3単体での自立よりも安定する。
前出のプロテクターケースと併用できる。プロテクターケースと多機能ホルダーを併用すると、前述の「電源ボタンうっかり押し」の頻度がかなり減る。というか、不意に押してしまうことがほとんどなくなる。ただし、多機能ホルダーのぶん、少々嵩張る。

 ちなみに、ほかにもこのテのホルダーをいくつか(いくつも?)持っている。どれも大して変わらない感じではあるものの、微妙に形状や機能性が違っていて、「これはたぶん、こういう状況下で役立つであろー」と買ったりしている。その予想がハズレることも少なくないが。

 てな感じのOsmo Pocket 3用アクセサリー各種。地味なアクセサリー類ではあるが、追加購入するとOsmo Pocket 3の活用幅が広がり手軽さも増すので、Osmo Pocket 3購入を考えているならゼヒ!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。