スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

DJI「Osmo Action 4」用のアクセサリーをアレコレ購入! 気に入っている系から紹介してゆくッ!!!

 最近気に入って使っているDJI「Osmo Action 4」。ドローンで有名なDJIがつくったアクションカメラですな。全然ブレない動画が撮れちゃう系のカメラで、最近では各種Vlog用のカメラとしても人気のようだ。

 俺的にはコレほんとに使いやすくて、日頃にも使っているが、仕事にもちょいちょい役立っている。既にモトを取った? みたいな気分であり、やはり使いやすいハードウェアは出番も増えて費用対効果も高まるモンですな。

 さておき、よく使うカメラとなったOsmo Action 4なので、「これがこうなったらもっと便利?」と考えて、いろいろなアクセサリーを買い漁っている。Osmo Action 4やGoProに向けたアクションカメラ用アクセサリー市場、最近ではけっこー成熟しており、ハズレなアクセサリーを掴まされにくく、一昔まえよりも安心してサードパーティー製アクセサリーを買えるような気がする……というのもあって、アレコレと買っている俺なのであった。

コレよさそう、アレもよさそう……と気になるアクセサリーを買いまくり中の俺。定番の映像機器系アクセサリーメーカーもあり、アクションカメラのアクセサリーを選びやすくなったと感じる。

 てなわけで以降、Osmo Action 4のために買ったアクセサリーを紹介しつつレビューしてゆきたいッ!!! 気に入っている系から紹介してゆきたいッ!!!

マグネット・クイックリリース・アダプターマウントが楽しい!

 Osmo Action 4のアクセサリーとして最も多く買っているのが、「クイックリリース設計」と呼ばれるOsmo Action 4(やOsmo Action 3)の機構を利用したサードパーティー製マウント。

 iPhoneのMagSafeと考え方が似たしくみで、マウントをOsmo Action 4などに近づけると、カメラが側とマウント側のマグネットの極性により、正しい位置と向きが感触的にわかり、カメラとマウントが自動吸着する。吸着した後、ユーザーがひと押しすれば「カチャッ」という音と感触があり、マウントに対してカメラが安定的に固定される。

Osmo Action 4(やOsmo Action 3)には「クイックリリース設計」と呼ばれる独自のワンタッチ着脱マウントのしくみがある。これによりマウントに対するカメラ着脱がウルトラ容易かつスーパー即座に行える。
縦位置でも横位置でもワンタッチで着脱可能。

 Osmo Action 4をマウントに装着するとき、装着部を見なくても、向きも位置もわかり、ワンタッチで装着でき、押せばロックがかかる。外すのも簡単。なので、たとえばヘルメットの上にマウントがあっても、手探りでOsmo Action 4を着脱できる。

 一般的なアクションカメラのマウントへの着脱は、けっこうメンドクサイ。でも簡単に着脱する方法もいくつか用意されてはいる……詳細は割愛するが、このDJIの「クイックリリース設計」はサイコーに使いやすい。一度使うと後戻りできない便利さ。この便利さ手軽さはユーザーに「Osmo Action縛り」を発生させているひとつの大きな要素だと思う。

 ともあれ、この「クイックリリース設計」に対応したアクセサリーを使えば、いろいろな撮影機材でOsmo Action 4のワンタッチ着脱ができるようになる。というわけで、あの機材にもこの機材にもOsmo Action 4を超簡単に着脱したいゼ!!! と考えて、そういうアクセサリーを買い漁っているのであった。

FiTSTILLの「磁気クイックリリースアダプターマウント」。Amazonにて2個セットで2380円で購入した。GoPro向けのマウント穴と互換性があるので、これをGoPro対応マウントやアームなどに装着すれば、どれでもOsmo Action 4のワンタッチ着脱ができるようになる。樹脂製で質素なつくりだが、フツーに便利に使える。
JOYSOGの「磁気アダプターマウント for OSMO Action 4/Action 3/Action 2」。この製品を買って「えっOsmo Action 2もこのマグネット式マウント対応だったんだ〜」と初めて知った。この製品は三脚ネジ穴装着用だが、GoPro向けのマウント穴とも互換性がある折りたたみ式マウントも併せ持つ。Sunnylifeブランド品で、Amazonで1899円だった。三脚へ装着した場合、折りたたまれたGoProアダプター部がちょっと邪魔して、ロックがやや外しにくい。
TELESINブランドのGoProマウント穴付きアダプター。前出のFiTSTILL品よりもロック機構がスムーズに動作して少し使いやすい。Amazonで1799円だった。

 という感じでこのタイプのアダプターが増殖中。なんでいくつも買うの? って感じだが、いったん組んだアームなど取り付け台座にこのタイプのアダプターをつけっぱなしにしているから。1個のアダプターだけでも、アームや台座から外せばべつのアームや台座に装着して使えるが、その作業がメンドクサイのである。つけっぱなしにすれば、アームや台座の組み上げ時に一度アダプターを装着するだけで、以降はラク♪ なのである。

あっDJI「クイックリリース設計」対応の自撮り棒だ!

 ヒマさえあればDJI「クイックリリース設計」対応のアクセサリーを物色している俺は、この機構に対応した自撮り棒を発見。「それそれ、そーゆーのが欲しかった!」と速攻で買った。

 買ったのはUlanziブランドのミニ三脚で、伸ばすとセルフィースティックとしても使えるという製品。Amazonで3580円だった。

収納時サイズが約15cmで、重さは約112g。耐荷重1kg。マウント部分はアルミ製で、ロック機構もスムーズだ。マウント下の自由雲台も扱いやすく、OSMO Action 4専用と考えれば十分高品質だ。
自撮り棒としては15.5〜28cmまで伸縮する。なお、コレ、DJI「クイックリリース設計」専用のミニ三脚となるっていうか、DJI「クイックリリース設計」非搭載カメラは装着しようがない。カメラ側に取り付けられる「クイックリリース設計」が出てきてほしいッ!!!

 このミニ三脚、こういったアクセサリーとしては4000円弱と微妙に高価で、DJI「クイックリリース設計」対応カメラしかセットできないという汎用性のなさも気になる。のだが、しかし、「コレ絶対便利なハズ!!!」と踏んで買った。

 というのは、Osmo Action 4などの広角レンズ搭載のアクションカメラは、カメラ本体のみを手に持っての撮影が難しい。撮影自体は簡単なのだが、カメラを持ち替えたときに手が写り込んだりしがち。気付かずにずーっと指が写り込んでいた! みたいなことも。

 だが自撮り棒を使えば手から離して撮れるので、指が写り込むことはまずない。また自撮り棒自体も写り込まないよう撮影前に角度調節をしておけるので、失敗撮影にならずに気軽に撮影できる。

 あと、もちろん自撮りも容易。撮影時に手首が楽な角度にて構図を決めて固定すれば、「自分の腕が不自然に写り込まない自撮り」が簡単にできる。レンズ横にディスプレイがついているOsmo Action 4や新しめの世代のGoProならなおさら簡単に、自然な自撮り動画を撮影できる。

 というわけでこのDJI「クイックリリース設計」対応のセルフィースティックに満足している俺。出掛ける時に「晴れてるしOsmo Action 4も持っていこう」というときは、この自撮り棒とともにOsmo Action 4を持ち出すのであった。

こんな感じでOsmo Action 4&自撮り棒を持ち出すことも。手軽さも携帯性もかなり良好で、超広角系のVlogカメラとしてはヤバいレベルの機動性だと感じられる。写真のOsmo Action 4カバーは後述。

 その後、UlanziブランドのDJI「クイックリリース設計」対応マウントの単品も購入。Amazonで2280円だった。

UlanziブランドのDJI「クイックリリース設計」対応マウント。三脚ネジ穴があり、好みの三脚をDJI「クイックリリース設計」対応にするというマウントだが、強度もスムーズさもあって快適に使える。
愛用のミニ三脚をDJI「クイックリリース設計」対応にした。いつもよく使う機材に対して手軽にOsmo Action 4を着脱できてスゲく快適♪

 俺的にはそーんなに「Vlog」にこだわっている感じではない。でも手軽に使えるアクションカメラで日常をササッと撮っておくと楽しい。Osmo Action 4は画質的にも最新のスマートフォンよりも秀逸で、ブレ補正性能はヒッジョーに高い。とりあえず雑に撮っても非常にキレイな映像が残る。気軽に日常をポチポチと撮っておき、そういう映像を何年か寝かせておき、忘れた頃に見たりすると意外なほど楽しかったりする。

バッテリーはビンビンだーぜ〜ッ!!! ……でも必要なかったかも

 Osmo Action 4購入後、けっこう早い時点で買い揃えたのが専用バッテリーと充電器。「Osmo Action エクストリーム バッテリー」(4400円)と、「Osmo Action 多機能バッテリーケース」(8910円)だ。

専用バッテリーは容量1770mAh。多機能バッテリーケースは、3つのバッテリーと2枚のmicroSDカードを収納でき、バッテリーの充電もできる。バッテリーを収納した状態でモバイルバッテリーとして外部デバイスを充電することもできる。

 これで手持ちの「Osmo Action エクストリーム バッテリー」が3本になった。安心安心! と思っていたのだが……!?

 Osmo Action 4ってけっこーバッテリー持続時間が長い感じ。以前にサイクリングしつつ90分程度撮影したとき、満充電からの撮影で、撮影終了後のバッテリー残量は40%となっていた。まあ長いツーリングをずーっと撮りっぱなしだと予備バッテリーやUSB給電が必須になると思うが、俺の場合1時間連続とかで撮影しないし。予備バッテリーの出番はあんまりなさそう。

 それとOsmo Action 4も、あとDJIのポケットジンバルカメラ「Osmo Pocket 3」も、充電がミョーに速いのだ。USB-PDでの急速充電に対応していて、そうするとみるみる間に電池残量が増えていくという感覚。

 なので、俺的使い方では、予備バッテリーを買うよりも、携帯性のいいUSB-PD充電対応モバイルバッテリーを同時に携行したほうがいいのかも……。みたいな?

ケースが必須、ケージも欲しい!

 ほかに買ったアクセサリーとしては、ガラスフィルム類。レンズ以外はガラスフィルムで保護して使っている。

 それからアクションカメラには絶対使っているのがセミハードケース。撮影時以外はカメラをセミハードケースでカバーして保護し、気軽に持ち歩けるようにしている。Osmo Action 4用として使っているケースはTELESINブランド品で、Amazonにて1599円だった。

ファスナー式のセミハードケースで、下部だけを覆わない形状。三脚やマウントに取り付けたままカバーできるというわけだ。
裸のOsmo Action 4はもちろん、Osmo Action 4用ケージを装着した状態でも収められる。わりとサイズ感に余裕のあるケースだ。

 もうひとつ、コールドシューつきのケージを買った。アクションカメラを買ったときはだいたい買っているケージだが、カメラを守るためというよりも、カメラの水平をキメるために買っている。ケージのコールドシューにレベラー(水平器/水準器)を取り付けて、カメラを水平にセットするためだ。

ケージはTELESINブランド品で、Amazonで4999円だった。金属製で2つのコールドシューと三脚ネジ穴(横)を備えている。ケージに入れたままの充電にも対応。全体的にOsmo Action 4付属のケージよりも便利に使える。
ケージにOsmo Action 4を入れて、ケージ上部にレベラーを装着した様子。

 レベラーを使うのは、アクションカメラのブレ補正を使いつつ、ある程度カメラの傾きとともに「水平方向の傾きが欲しい」からだ。また、カメラが正立しているときに、映像も正立して欲しいから。至極フツーな使い方である。

 たとえば自転車やオートバイにカメラを固定しての撮影。二輪車は車体を傾けて(リーンして)曲がる乗り物だが、その乗り物み固定して撮った映像もまたリーンして欲しいと考えている。二輪車を楽しむ人の多くがそう思うような……気もする。

 いまどきのアクションカメラには、「カメラが自動的に映像の水平を維持し続けるブレ補正モード」が搭載されている。そういうのを使えば、カメラが多少傾いていても、いや40度とか傾いていても、映像は傾かない。そういうモードにして二輪車・車載で撮影すると、やっぱり水平が傾かない。二輪車車載での映像が傾かないとリアルさがないので、カメラが傾いたら映像も傾くブレ補正モードを使っている。

 そうすると二輪車で曲がるときに「あーけっこう急カーブなんだねー」的なことがわかって臨場感があり愉快。だが、そういうモードで真っ直ぐ走っているとき、カメラが水平に取り付けられていないと、ずーっと斜めった映像になってしまって、とても気持ち悪いのだ。

 なので、二輪車にカメラを取り付けるときは……いやいつもではないが気合が入っているときはレベラーを使って水平に取り付けている、というわけだ。目の前の建物などを映してその垂直水平を利用してカメラを水平に取り付けるという手もあるが、周囲が林だったりすると、カメラを水平に取り付けるのがなかなか難しい。

 上の写真のレベラーは、カメラのホットシュー保護のための「レベラー付きホットシューカバー」みたいな製品で、レベラーとしての精度はあまり高くないように思う。のだが、「だいたい水平」くらいの取り付けができれば、動画のなかの少々の傾きはあまり気にならないので、簡易的ではあるがそこそこ実用的なレベラーだと感じている。

 ……つーか、アクションカメラには電子的なレベラー機能とかないんスかね? 水平を自動補正しているんだから、ミラーレスカメラとかで使えるような垂直・水平表示も可能だと思うのだが……。もしかしたらあるのかもしれニャいのだが、俺は「ケージにレベラー」ってことで済んでいるので、深く探してはいニャいのであった。

 ともあれ、以上がOsmo Action 4としておもに買ったアクセサリーである。ほかにも買ったが「紹介するにはイマイチかな」的な軽いハズレ品も……。Osmo Action 4などアクションカメラのアクセサリー選びの一助となれば幸いである。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。