スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
Osmo Pocketはイイぞ! アクセサリー編
2019年3月4日 06:00
Osmo Pocketと一緒に揃えたいアクセサリーあれこれ
スタビライザー(ジンバル)搭載のデジタルカメラことDJI「Osmo Pocket」(公式ページ)。手ブレや傾きが非常に少ない動画を手軽に撮れるビデオカメラであり、傾いていない安定感のある静止画を撮れるコンパクトデジカメでもあるという、新機軸映像ガジェットです。その使用感などは本連載前回分「Osmo Pocketはイイぞ! 基本編」に書きました。
一度使うと、超カンタンにスムーズ&安定感のある映像を量産できて楽しいOsmo Pocket。その手軽さにコンパクトさも加わって、使用頻度がどんどん上がる感じです。
ただ、Osmo Pocketはその形状など特殊性から、そのまま単体で使っていると「ちょっと不便」「なんか危なっかしい」と感じられることも。また、「こう使えたらもっと便利なのに」という点も少なからずあります。
というわけで今回は、Osmo Pocketを使うにあたってぜひ揃えておきたい定番的アクセサリーをご紹介したいと思います。もちろんどれも筆者が実際に使っているもの。「これは便利」と感じられらものだけを紹介していきます。
立てて置きたい! まずはスタンド
Osmo Pocketはナニカとツカエルので、いつも手元に置いておきたい機材です。すぐ使えるように、ですね。棒状の本体は自立もしますので、立てて置いてもいいですし、横倒しにしてもいいんですが……「なんかスタビライザー部を傷めそう」という小さな危惧がつきまといます。
って、けっこう細かいコトを書いておりますが、「やっぱりOsmo Pocketは立てて置いておきたいよな~」と思ってしまう筆者。そこで、まずは専用スタンドを購入。現在は2種類使っていて、ひとつはAmazonで買ったAIWOKEブランド品(Amazon.co.jpへのリンク)で、もうひとつはDJIの「Osmo Pocket ワイヤレス モジュール」(直販ページ)です。
上のAIWOKE製スタンドはシンプルながらも実用性は十分。スタンドが滑りにくいので、不意の転倒にもつながりにくくてイイ感じ。安価なのもいいですね。オススメ。でも類似品でもっと安価なものが売られていたりも。
Osmo Pocketは人気のあるガジェットとなっており、Amazonなどで「Osmo Pocket スタンド」あたりで検索すれば、多数のサードパーティー製スタンドがヒットします。値段もけっこう安い。上のスタンドは Amazon Prime対応商品(発送が早い)ですが、中国や香港からの発送の品だとより高機能で安価なスタンドがあったりします。
スタビライザー部を守りたい! 保護カバー
Osmo Pocketはコンパクトなので携帯性も高いです。毎日持ち歩いて気軽に動画・静止画をスナップ感覚で撮れる。ただ、携帯時もやはりスタビライザー部へのダメージが心配です。なので、携帯時は付属のハードケースに入れましょう。
しかし、Osmo Pocketを頻繁に使う場合、ハードケースへの出し入れがちょっと面倒。もっと手軽にスタビライザー部を保護できないものか?
探してみたら、カメラ・スタビライザー部だけを覆ってしまう保護ケースがけっこうありました。現在はAmazonで購入したものを2種類使っていて、ひとつはVikisdaブランド品(Amazon.co.jpへのリンク)、もうひとつはSunnylifeブランド品(Amazon.co.jpへのリンク)です。
これらのカバー、どちらも基本的な扱い方は同じ。Osmo Pocketは電源をオフにすると特定方向を向きますので、そのままカバーを嵌め込むだけです。フタ付きのほうは、嵌め込んでフタを閉めます。
こういったカバーを使うときに注意すべきは「カバーをしたままOsmo Pocketの電源を入れない」ということです。電源投入直後のOsmo Pocketは、スタビライザーが初期校正(キャリブレーション)のため動きますが、カバーをしたままだとその動作を邪魔してしまい、さらにはスタビライザーのモーター部に悪影響を与えてしまうと思います。
なお、Osmo Pocket付属のハードケースは、ケースに入れた状態では電源をオンにできませんので、上記のような「扱う上での注意」は不要。そのあたり、なるほど純正品って感じです。
スマートフォンと「より安全に合体」させたい! ホルダー
Osmo Pocketはスマートフォンと合体させても使えます。スマホ画面でOsmo Pocketを設定・操作したり、大きな画面をファインダーとして使えたり。「さぁ撮ろう!」と、ちょっとやる気モードになると、スマホと合体させて使いたくなります。
華奢なコネクタだけが、スマホとOsmo Pocketを接続しています。Osmo Pocketが抜け落ちることはあまりないような気もしますが、抜け落ちる可能性は十分あります。コネクタ部に力が加わっての破損も心配です。
そこで使い始めたのが、スマホとOsmo Pocketをある程度強固に固定できるホルダー類。専用品がいくつかあり、どれも使いやすいですが、筆者が主に使っているのはAmazonで購入したUlanziブランド品(Amazon.co.jpへのリンク)とWoohotブランド品(Amazon.co.jpへのリンク)。
どちらも実用的で、これらを使えばOsmo Pocketの不意の脱落やコネクタ部の破損を防げると思います。ホルダー下部には三脚ネジ穴がありますので、別途グリップを装着することも可能。これらのうち、Woohotブランド品は金属製で工作精度も高く、スマホもOsmo Pocketもガッチリ固定してくれますので、かなりオススメ。
Osmo Pocketを体や三脚に固定する
Osmo Pocketを三脚に固定できたり、あるいはGoPro用のマウント類にセットできるアクセサリーがあると、撮影の幅がより広がって楽しいです。三脚へ固定すれば、安定的なタイムラプス撮影やモーションラプス撮影(視点を変えながらのタイムラプス撮影)もできますね。
筆者が使っているのは、Taisionerブランド品(Amazon.co.jpへのリンク)とXBERSTARブランド品(Amazon.co.jpへのリンク)。GoPro用マウントに固定するアダプターと、三脚などに固定するアダプターです。
個人的にはTaisionerブランド品をかなり気に入っています。Osmo Pocketの脱着が容易で固定力もまずまずで、Osmo Pocketの底部を固定するため操作部付近などに出っ張りができないからです。USB-Cポートを塞ぐため、USB給電しながらOsmo Pocketを使うことができないのが残念ですが、手軽に使えるのでけっこうオススメです。
DJIの「Osmo Pocket 拡張キット」もお得
最後に、DJIの「Osmo Pocket 拡張キット」(直販ページ)を。Osmo Pocket用アクセサリーの3点セットで、直販税込価格は1万4200円。含まれるアクセサリーは、「Osmo Pocket コントローラーホイール」(直販ページ)「Osmo Pocket ワイヤレス モジュール」(直販ページ)「Osmo Pocket アクセサリーマウント」(直販ページ)です。3点のアクセサリーは個別に買えますが、3点とも欲しい場合はこの3点セットを買うと直販価格で3500円安くなり、32GBのmicroSDカードも手に入ります。
これらアクセサリーの詳細についてはリンク先をご参照いただければと思いますが、筆者的に「特に便利!」と感じているのはOsmo Pocketコントローラーホイールです。Osmo Pocket単体ですとカメラの上下動作を画面タッチで行えますが、このアクセサリーがあるとカメラの上下・左右動作をホイール操作で行えます(上下・左右動作は排他/ボタン切り換え)。また、2つのボタンでスタビライザー動作モードの変更とカメラ向きの変更を行えます。Osmo Pocket単体使用時の操作性がグッと高まる感じ。
ただし、取り付け位置の関係上、このアクセサリーとOsmo Pocketアクセサリーマウントは同時に装着できません。スマートフォンとの直接の合体もできなくなります。なお、Osmo PocketのUSB-Cポートを使ってスマホと接続した場合は、このアクセサリーの機能を利用できます。また、後述のOsmo Pocket ワイヤレス モジュールとの同時使用も可能です。
Osmo Pocket アクセサリーマウントもけっこう便利。GoPro用マウントに装着できるOsmo Pocketホルダーという感じのアクセサリーですが、脱着が手軽なのがイイです。固定力もバッチリ。USB-Cポートを塞がないので、スマートフォンとのUSB-Cポート経由ケーブル接続も可能です。また、Osmo Pocket ワイヤレス モジュールと同時に装着することもできます。
Osmo Pocket ワイヤレス モジュールは、Osmo PocketとスマートフォンをWi-Fi接続できるようにするアクセサリーです。Osmo Pocketをスマホから無線制御するわけですね。ちょっと期待して購入しましたが、個人的には「Osmo Pocketとスマートフォンは直結合体かケーブル接続がいい」という結果に。な~んかやっぱりライブビュー画像の遅延が気になるんですよね。電波状況が悪いと、ライブビュー画像がガクガクに。もともと非常に滑らかな映像が得られるOsmo Pocketだけに、この遅延などが予想以上のフラストレーションにつながってしまいました。
ちなみにこのOsmo Pocket ワイヤレス モジュール、前述のとおりOsmo Pocketのスタンドとして使えつつ、充電もできます。充電台として使うにはけっこうナイスなんですが、そのためだけに買うというのは価格的に……なさそうですね。
といった感じのOsmo Pocket用アクセサリーあれこれ。Osmo Pocketユーザーや、これからOsmo Pocketを買うゼという方のご参考になれば幸いです。