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平時の利用頻度が高い防災系アプリは、災害時の利用も多い――モバイル社会研究所調査

 NTTドコモ モバイル社会研究所は、防災系アプリに関する調査結果を公表した。調査は2024年11月にWeb上で実施され、全国の15~79歳の男女を対象に行われた。有効回答数は1万355件だった。

約半数の人が防災系アプリをインストール

スマホに防災系アプリをインストールしている割合
サービス別防災系アプリのインストール率(年代別)

 スマートフォンを所有している人のうち、全体の45%が防災系アプリをインストールしていると回答した。年代別に見ると、シニア層のインストール率が最も高く、65〜79歳では5割の人がアプリをインストールしていた。

 また、インストールしているアプリの種類には、年代ごとの違いが見られた。

インストールしたアプリの約7割が災害時に利用される

スマホに防災系アプリをインストールしている割合防災系アプリの災害時の利用(年代別)

 インストールしたアプリについて、災害が発生している、または発生する可能性があるときに利用しているかを調査した結果、どのサービスも約7割が災害時に利用されていることが分かった。

 特に「NHKニュース・防災」や「自治体が作成しているアプリ」は、年代が上がるにつれて災害時の利用率が高くなる傾向が見られたという。

平時の利用頻度が高いと災害時の利用も増加

平時の防災系アプリの利用頻度
防災系アプリの利用の平時の利用頻度と災害時の利用(n=6,297)

 平時の防災系アプリの利用率はサービスごとに異なり、特に「ウェザーニュース」の利用率が高かった。

 また、平時の利用頻度が高い人ほど、災害時の利用頻度も高い傾向が見られた。