スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

iPadと極薄キーボードで真夏のゲーム生活が捗るゼ!!!

サンワサプライのBluetoothキーボードでゲーム中でも即仕事!!!

 雨ばかりの梅雨が明けたと思ったら猛暑ッ!!! マスクして歩こうものなら顔面汗だくマスクびしゃびしゃ!!! ということで俺の場合、この夏の生活スタイルがけっこうパターン化している。具体的には、ガーッとスピーディに仕事して、終わったらそのままゲームゲームゲーム!!! ほぼ外出せずッ!!!

現在プレイ中のゲームはNintendo Switchの『あつまれ どうぶつの森』とPlayStation 4の『Ghost of Tsushima』。これらを交互にプレイ。ジャンル的に真逆だが、甘いお菓子と塩っぱいお菓子を交互に食べる的な良さがあるのだ。なお、この場所は仕事場。仕事が終わったら同じディスプレイでゲームもプレイ。ディスプレイはDELLの「P4317Q」で、43インチの4Kディスプレイだ。実はこのディスプレイ、4つのソースを同時に映し出す機能があり、あつ森もツシマもさらにPC画面も同時に表示可能。だが、43インチ4K画面で1つのゲームを表示させると非常に大迫力で愉快なのでこの機能は使っていない。

 ところで、午前中に仕事が片付くこともある。そのような日は午後から夜までずーっとゲームしちゃうこともあるんだが、ゲーム中で仕事絡みの連絡が入ることも多い。メールやメッセージなどだが、すぐ確認&返信したい。

 ディスプレイにはゲーム機もデスクトップPCもつながっているので、仕事連絡事項の確認&返信をするなら、スリープさせているPCを起動してディスプレイにPC画面を表示させればいい。

 のだが!!! 俺の43インチ4KディスプレイことDELL「P4317Q」は入力切替に手間がかかる。OSD(オンスクリーンディスプレイ)のUIを小さなボタンで操作して表示ソースを切り替えるのがかなり面倒なのだ。

 そこで「メールやメッセージはiPadでチェック&返信しよう」と考えた。↓こーゆーコトですわ。

iPadを横に置いておけば、ゲーム中に仕事の連絡が来ても即対応可能!!! しかもゲーム攻略サイトを見つつゲームできて便利だぜぇ〜!!! 完全にゲームしてるだけというシチュエーションだが、速攻で仕事メールなどに返信できるので、相手先からは「おっスタパさんメールの返信速ぇなぁ。仕事の真っ最中って感じかな」と思われるのであり、実は毎日ゲームばっかりしているのにビジネス的好感度UPであったわけだがこの記事でいろいろバレたゼっ!!!

 ただ、このスタイルだとちょっとフラストレーションがたまる。というのは、いちいちiPadを手元に引き寄せてタイプする必要があること。また、けっこう長いメッセージで返信するには、iPadのソフトウェアキーボードだと入力効率が悪い。そこで、↓こうしたんですわ。

iPadにBluetoothキーボードを接続!!! キーボードとしてはサンワサプライの「Bluetoothキーボード 400-SKB065E」を使用している。これでiPadを手元に引き寄せることなく、キーボードだけ手元に持ってきてiPadの操作や入力が可能になった。

 結果、予想以上にイイ感じで使えている。機能もサイズも打鍵感も気に入れた。そしてこのキーボード、iPadとの相性もかなりイイ。てなわけで以降、このキーボードについてレビューしてみたい。

なぜこのキーボードを?

 ゲーム中にメールやメッセージを受けたら速攻で返信だゼっ!!! とiPad返信作戦を開始した当初は、以前に紹介した“タッチパッド付きのBluetoothキーボード”を使っていた。サンワサプライ「Bluetoothキーボード 400-SKB066」だ。↓こんなの。

 iPadで使うキーボードとしてはイイ感じで使えるのだが、タッチパッドがある分、サイズが大きめ。机上に出しておくには微妙に邪魔でありつつ、メールやメッセージをチェックして返信する程度ならタッチパッドは使わなかったりする。また、仕事中はしまっちゃうキーボードなので、なーるべく小さくて、しまいやすい方がいい。

 iPadでしっかり使えて、なるべくコンパクト。そんな品を物色していて見つけたのが今回レビューするサンワサプライの「Bluetoothキーボード 400-SKB065E」というわけだ。

サンワサプライ「Bluetoothキーボード 400-SKB065E」。テンキーレスキーボードですな。サンワダイレクト税込価格は3780円。
11インチiPad Proと並べた様子。一般的なフルキーボードとほぼ同じキーピッチなので、打ちやすさとコンパクトさを兼ね備えている感じ。

 率直な話、こーゆーよーなBluetoothキーボードって、Amazonとかで探すともっと安いのが多々あったりする。のだが、そういった製品には“技適マーク無し”のものが少なくない。つまり国内で使ったら電波法違反であり、俺がココで技適マーク無しキーボードのレビューとかすると技適ポリスの皆さんに物凄い勢いで拡散・通報・追跡されまくる!!! 結局、安価であっても怪しい製品は避けるのが無難。

 一方、サンワサプライなどのある程度大きくて信頼できるサプライヤーなら、まず技適マーク無しのBluetoothなど無線系ハードウェアは扱わない。安心して使える上に、現行品なら入手性も良好で、サポートもしっかりしている。そんなメリットからAmazonとかで安いけど怪しいハードウェアは選ばない俺なのであった。

どんなキーボード?

 さて、まずはこのキーボードの概要から。前述のとおりBluetooth接続のコンパクトなキーボードで、基本的にはiPhone(iOS)やiPad(iPadOS)用の機能・配列となっている。USB充電式で、最上段にはiPhone/iPadのためのファンクションキーがある。底面の脚を開けばキーボードの傾斜を若干急にできる。

400-SKB065EはUSB充電式(microUSB)のBluetoothキーボード。2時間の充電で56時間使用可能だ。英語配列の82キーで、キーピッチは18mm、キーストロークは約1.9mm。サイズは、幅288.2×奥行き127.4×高さ14.42mmで、質量は約270g。BluetoothはBluetooth 3.0 Class2に対応。
Bluetoothはマルチペアリング対応で、3台の機器とペアリングして切り替えつつ使える。
キー最上段はiPhone/iPad用のファンクションキー。
ファンクションキーの各機能(※説明書より抜粋)。
底面には2つの脚(スタンド)があり、キーボードの角度を変更できる。

 てな感じのキーボード。作りに高級感といったものは感じられないが、フツーにキレイな仕上がりで、バリや歪みなどは見られない。サンワダイレクト税込価格は3780円で、ちょっぴりお高いような気もするが、後述の使用感の良さを考えると十分なコストパフォーマンスがあると思う。

 なお、テンキー付きモデルの「Bluetoothキーボード 400-SKB064E」もあり、そちらのサンワダイレクト税込価格は3980円。テンキー分の差額が200円ってコトなのかーッ!? みたいな。

まとまりの良い使いやすいBluetoothキーボード

 続いてキー配列や打鍵感。キー配列については、Mac用キーボードにほぼ準じているようで、iPhoneやiPadでも使いやすい。具体的には、control/option/commandあたりの並びが違和感なくスムーズに使える。キーはパンタグラフ式で、各キーが独立したアイソレーションキーになっている。

 打鍵感は、明確なクリック感がありつつ、打鍵音がコクコクという感じでわりと静音。主要なキーは大きさもカタチも常識的なので、テキストを軽快にタイプしていける。この価格帯・機能性のキーボードとしてはまずまず良好な打鍵感だと思う。

 使ってみてイイ感じなのは、最上段のファンクションキー。ホームボタンやロックボタン、それからテキストのコピペなどに必要なボタンまであるので、指でのiPad操作を最小限に抑えられる。control/option/commandの並びも良好なので、各種ショートカット操作も行いやすい。

ファンクションキーとその機能(※メーカーウェブサイトより抜粋)。

 それから、やはりイイのはそのサイズ。幅288.2×奥行き127.4×高さ14.42mmで、引き出しに入れやすいサイズだ。質量は約270gなので、携帯にもけっこう向く感じ。実は背面の脚を開いておくと自立したりもする(倒れやすくはあるけれど)。

400-SKB065Eのサイズ(※メーカーウェブサイトより抜粋)。

 といった感じのサンワサプライ「Bluetoothキーボード 400-SKB065E」。ゲーム中にiPadでテキスト入力する時に毎日のように使っているが、予想以上ににイイ感じで使えている。目的にジャストマッチって感じ。

 それと、これは顔認証対応のiPhone/iPadで共通して言えることだが、接続したBluetoothキーボードのスペースキーなどを数度叩くだけで端末のロック解除ができるのが、やはり便利。端末がロック中にスペースキーを1〜2度叩いてロック解除画面になったところで、またスペースキーを押せばホーム画面などが表示されるという流れ。とてもスムーズ♪ このキーボードにはロックのファンクションキーもあるので、iPadを使い終えて再度ロックするところまで非常にスムーズに使っていける。

 入手しやすくマトモ度が高く、iPhoneやiPadで使うなら不満が出にくいキーボードって感じである。ナニゲにまとまりが良く、全体的に非常に使いやすい一品。興味がある方はぜひチェックしてみてほしい。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。