スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
iPhone/iPad対応のタッチパッド付きキーボードを使うゼ!!!
2020年6月22日 06:00
サンワダイレクトの4980円Bluetoothキーボードだョ!!!
隠れサンワサプライファンである俺の場合、サンワダイレクトから毎日のように送られてくるメールマガジンをおもしろおかしく読みつつ、目ぼしいブツがあるとポチッと購入するのであった。そして今回買ったのはコレだッ!!! 「Bluetoothキーボード(タッチパッド・コンパクト・充電式・iPhone・iPad・アイソレーション・パンタグラフ・マルチペアリング・英字配列)」!!! 商品名が長過ぎだがカッコ内を省くと商品名が漠然とし過ぎちゃうんだーゼ〜っ!!!
俺の場合、AppleのiPad Pro用Magic Keyboardを買おうかナ〜とか考えていて実際に予約までしていたのだが、キーボードがiPad背面に折り返せないことを知った衝撃で気絶して気づいてみたら予約をキャンセルしていた。話題のトラックパッド使いたかったけど、ま、アレ高価だし重いし、べつにいっか〜、とMagic Keyboardを忘れ去っていたのだ。
が、先日の朝にサンワダイレクトのメルマガを見たら、アーッ!!! iPhone/iPad対応のタッチパッド付きBluetoothキーボードが発売だーッ!!! とまでは驚かなかったのだが、あっタッチパッドかぁ〜試してみたいかも〜、くらいに思ってポチッと購入したのであった。てなわけで以降、このBluetoothキーボードのレビューを書いてゆきたいッ!!!
どんなキーボードなのか?
まずはキーボードの概要から。iPhone/iPad用として発売された英語配列のBluetoothキーボードで、キーボード右側にタッチパッドを搭載しているのが特徴ですな。充電式の無線キーボードであり、充電時間は最長約2時間、満充電からの連続使用時間は約30時間。その他、主な特徴を写真と説明文でチェックしていこう。
iPhone/iPad用のショートカットキーも各種用意されている。説明書から抜粋した図とともにショートカットキーをザッとご説明。
一部謎の重複キーがあったり、キートップに[Alt]と刻印されつつ位置関係が微妙だったりと、ちょっとモヤモヤすることろがあるものの、[Backspace]も[Delete]もあり、ペアリングも3台対応だったり、悪くない仕様だと思う。キーピッチが普通のフルサイズキーボードと同じであることも好印象だ。
使用感はどんなものか?
まず打鍵感から。タイプしてみると、やや明確なクリック感がありつつ、打鍵音はまずまず静か。また、そこそこしっかりした剛性感があり、薄型キーボードのわりには“頼りなさ”的な感触はない。けっこうガシガシ打てる系のキーボードだ。
試しにMacにBluetooth接続して使ってみたが、まあこんな打鍵感なら原稿を書くためのキーボードとしても悪くないなぁ、と思った。また、Macと接続したら[F4]や[F5]キーがExposeなどのショートカットキーとして使えたりもした。iPhone/iPad/Macとペアリングさせておいて、キーボードはコレ1台にしちゃう、というのもアリかもしれない。
それと、iPhone/iPadのロック解除が便利になる。具体的には、キーボードのキーを押せばペアリングしているiPhone/iPadがスリープから復帰し、キーボードからパスコードを入力すればロック解除が完了する。端末を触る必要がないのだ。
また、Face ID(顔認証)対応のiPhone/iPadの場合、キーボードのキーを押して端末がスリープから復帰したら、さらにスペースキーを押せばロック解除される(顔認証が正しく働いていれば)。
スペースキー2度押しでiPadがスリープから復帰してロック解除されるのは、ホントとてもスムーズ♪ まあコレはこのキーボードだからということではなく、Face ID(顔認証)対応のiPhone/iPadとキーボードを接続すれば必ず得られる快適さではあるが。
各種ショートカットキーも便利。特にイイ感じなのは、入力言語切り替え。タッチパッド上部の地球マークのキーで入力言語切り替えを行えるが、その他にも[Ctrl]+[Space]や[CapsLock](要設定)でも入力言語切り替えを行える。3つのショートカットから使いやすいものを選べるというわけだ。
タッチパッドはどうか?
興味津々のタッチパッド。その使用感だが、フツーに実用的という感じ。どこがどう悪い、どうイイ、という特徴的な使用感というのはあまり感じられず、よくも悪くも平均的でフツーという使い勝手だ。
フツーとは言っても、テキスト処理全般にかなり便利なタッチパッド。このタッチパッドはマウスと同様の操作に使えるので、例えばテキスト上のカーソル位置移動や範囲選択をスムーズに行えるようになる。また、そこからのコピーやペーストといった操作も手早い。iPhone/iPadでテキスト処理をするユーザーなら「カーソルを自由に扱えて便利〜♪」と喜べるハズだ。まあ、これもこのキーボードだけの話ではなく、他のタッチパッドやマウスを接続しても同様のメリットが得られる。
このタッチパッドについては指2本までの同時使用で、機能については詳しく説明されていない。ので、「マウスで行える基本的な操作まで対応って感じ?」と思ってしまうが、試してみると、な〜んかイロイロできるっぽい。
例えば3本指でのマルチタッチ操作。3本指で上にスワイプすると最後に使ったと思われるアプリが全画面表示になり、そこから3本指で左右にスワイプするとアプリが切り替わる。他にもイロイロ起きるが、な〜んか規則性を見出しにくい。
まあでも、そういう操作はキーボードショートカットで行った方がクイックなんですけどネ。ていうかAppleのMagic Trackpad系デバイスを使うのが正解なんですけどネ。でも、「この操作だとこうなるのか」というのを覚えるべく“キーボードを攻略していく”のも、ミョーな趣味性があってちょっと楽しいかもしれない。
といった感じのBluetoothキーボード400-SKB066。タッチパッドに興味を持っての衝動買いって感じで手に入れたが、意外なほど実用性があるキーボードであった。Mac用キーボードとしてもマトモに使えたりしつつ、作りも悪くなく、割安感もちょっとあるので、興味のある方はちょいとチェックしてみるとイイかも♪