スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

最近買ってなかなか良かったQi関連グッズ

衝動買いしたサンコーのQi関連品×3品

 オモシロかったり怪しかったり便利だったりする、ご存知「サンコーレアモノショップ」の品々。筆者もけっこう買っちゃいます。ニュース記事やメルマガにて「むむむ!」と感じる品を知ると、即座に直営オンラインショップにアクセス。間もなくポチッと買いがちです。

 先日もサンコーレアモノショップのQi関連新商品をポチッとな。チャージャーやモバイルバッテリー類を3品ほど買いましたが、イイ感じで使えたものが意外に多かった。

わりと最近買ったサンコーレアモノショップのQi関連品×3品。左から「よくばりチャージャー」(公式ページ)、「2台同時に置くだけチャージャー(セット品)」(公式ページ)、「メモバッQiリー」(公式ページ)。

 それぞれ若干のツッコミどころもあったりしますが、予想以上の良さを感じた品も。というわけで今回は、これら3品についてレビューしたいと思います。

単純に便利なQi対応充電ステーション

 まずは「よくばりチャージャー」(公式ページ)から。Qi対応充電台でありかつLightning/microUSB/USB Type-C対応の充電ステーションです。最大4台までの端末を同時に充電可能。直営オンラインショップ税込価格は1980円です。どんなモノなのか写真と説明文で見ていきましょう。

こんな充電ステーションで、同時に4台までの端末類を充電できます。サイズ(実測値)は、約幅200×奥行き100×厚さ10~45mm。Lightning/microUSB/USB Type-Cのコネクタを搭載。複数端末を同時充電する場合、十分な出力があるUSB-ACアダプターに接続しないとそれなりに充電時間がかかります。
Lightning/microUSB/USB Type-Cのコネクタがある台座部は約360°回転します。また各コネクターは前後に傾けられます。充電ステーシン自体がわりと余裕があるサイズなので、端末をセットしやすいという印象。
実際に端末をセットした様子。筆者が多用する端末は2台で、どちらもQi充電対応ではありますが、左のような感じで充電しています。これに加え、iPod touchやモバイルルーターを使う場合は、それら端末もセットして同時充電。LEDインジケーターは通電時は青で、Qi充電時は赤で点灯。全体的になかなか実用的です。

 こういうタイプの充電ステーションがAmazonなどで売られているのは知っていましたが、なんとなく手を出していませんでした。サンコーレアモノショップにて初めて購入したわけですが、使ってみたら単純に便利。USB-ACアダプターがひとつあれば複数の端末を充電できるので、充電器周辺がスッキリしました。

 使用感的にも良好で、3つの充電用プラグ部は片手で端末をセットしやすく、プラグの向きもわりと自由に変えられて便利。Qi充電部も広めで滑り止めもあり、端末を置きやすくてイイ感じです。一瞬「Qi充電部が立て掛けタイプだったら充電ステーションをコンパクト化できるのに」と思ったんですが、平置きタイプのQi充電台のほうが「端末サイズを選ばず充電できる」というメリットがあるのでヨシとしました。

 上記説明にて「複数端末を同時充電する場合、十分な出力があるUSB-ACアダプターに接続しないとそれなりに充電時間がかかります」とか書きましたが、筆者の場合はあまりこだわる必要もないかな、と。というのは、筆者の使用スタイルだと複数端末を同時充電するのは夜間のみ。平凡なUSB-ACアダプターを使っての複数台充電でも、一晩充電すれば満充電になります。もちろん高出力USB-ACアダプターを使ったほうが速く充電できるので、昼間も便利になりますが。

 ツッコミどころとしては、筆者が買った個体は四角い台座部分が若干反っていて、机上で少々ガタつくという点です。でも速攻でシリコーンゴム製の滑り止めを貼って問題解消しました。

 全体的になかなか便利。価格も抑えめなのでけっこうオススメです。

Qiレシーバー初体験、iPod touchをQi充電!

 続いて、2台同時に置くだけチャージャー(セット品)(公式ページ)。平置きタイプで給電部が2箇所あるQi充電台で、Qi非対応の端末をQi対応にできるQiレシーバー2つがセットになっているという品。直営オンラインショップ税込価格は6800円。

 原稿執筆時点で、このセット品は品切れ状態になっていますが、チャージャーのみやQiレシーバーのみなら購入できる状態でした。それぞれ、「2台同時に置くだけチャージャー用ワイヤレスチャージャー」(公式ページ)が直営オンラインショップ税込価格2980円、「2台同時に置くだけチャージャー用レシーバー」(公式ページ)が直営オンラインショップ税込価格1980円で購入できるようです。

 購入理由は「普通の端末のQi対応化」です。Qiレシーバーの存在は知っていましたが、なんか怪しげな感じがして手を出していませんでした。なので今回がQiレシーバー初体験。Qiレシーバーが必要だというより、どんな感じでQi充電に対応するんだろう? という好奇心から購入しました。ともあれ、どんなものなのかを写真と説明文で見ていきましょう。

これは「2台同時に置くだけチャージャー用ワイヤレスチャージャー」。サイズは幅170×奥行き150×厚さ10mm。5V/3A出力のACアダプターが付属しています。Qi充電対応端末を2台同時に充電できます。Qi充電中を示すLEDインジケーターのようなものがないのがやや残念です。
セット品にはQiレシーバーが2枚付属しますが、購入時に「AndroidとiPhoneセット」を選びました。各レシーバーのコネクターはmicroUSBとLightningです。どちらも厚み1mm。
Qiレシーバーは端末とケースの間にセットして使うのが一般的。Qiレシーバーをセットした端末をQi充電台に乗せると……充電できた! ちなみに写真の端末はiPod touch。Qi対応iPod touch、便利かも~♪

 チャージャーのほうは、まあ普通のQi充電台って感じ。底面は滑りやすいので、ツルツルした机の上で使うような場合は滑り止めを追加する必要があります。また充電中を示すLEDランプなどはありません。そんな感じで、2台同時にQi充電ができるという以外は平凡ですね。

 良かったのはQiレシーバーのほう。「そういうモノ」だということはわかっているんですが、Qi非対応の端末にセットするだけでQi対応端末になっちゃうのが嬉しい。Qiレシーバーを追加したその時から、もうケーブルを挿抜する必要無しで、ワイヤレス充電生活が始まるというのは痛快です。

 いや~Qiレシーバーいいっすわ~♪ 「これがQi充電対応だったらいいのになあ」が次々叶うということで、その後、各種Qiレシーバーを買い漁っては試す日々が始まったのでした。

 余談ですが、こういうQiレシーバーは薄さがポイントかも。その後にAmazonとかでQiレシーバーをイロイロ買ったんですが、満足度が低いレシーバーに共通するのは厚めであること。端末とケースの間にQiレシーバーを収めたとき、なんかスマートに収まらないんですよね、厚めだと。

 さらに余談ですが、厚さを考慮して購入しても、商品説明より明らかに厚いじゃんダメじゃん返品し……たいけど、まあ壊れてるわけじゃないし、返品の手間もかかるし、まあいいやと諦めたり。アリガチなAmazon的ハズレ品の罠? みたいな。

 その観点では、サンコーレアモノショップの上記リンクのQiレシーバー、薄さが際立っていて好印象です。Amazonで売られているQiレシーバーの相場は1000円~1300円って感じなので、サンコーのレシーバーはちょっと高いですが、厚さ的にハズレじゃないレシーバーとしてちょっとオススメかも。

電子メモ付きモバイルバッテリー、オモシロそう~

 おしまいに、「メモバッQiリー」(公式ページ)。Qi対応のモバイルバッテリーで、裏面にブギーボード(レビュー記事)のような電子メモが内蔵されているというものです。直営オンラインショップ税込価格は5980円。以下、写真と説明文で見ていきましょう。

「メモバッQiリー」の表と裏。モバイルバッテリーとしては容量8000mAhで、Qi給電とUSB給電に対応しています。出力ポートはUSB Type-CとUSB Type-AとQiを利用できますが、充電できる端末は1台のみで、複数台の端末の同時充電には対応していません。黒く丸いのがQi給電部で、ラバー素材になっていて充電中に滑りにくくてちょっとイイ。もう片面は電子メモとなっていて、5.7インチの電子メモエリアへ付属スタイラスでメモ書きできます。下部のボタンでメモを消去。本体にメモを記憶することなどはできず、書いて消すの繰り返しで使います。付属スタイラスは本体に格納可能。
サイズは縦168×横88×厚さ14mm。ちょっと大きめのモバイルバッテリーです。下部にコネクター類が集まっており、バッテリー残量などを示すLEDインジケーターを備えています。モバイルバッテリーへの充電はUSB Type-Cポートを使います。

 コレ、「モバイルバッテリーの裏面が電子メモなのか~モバイルバッテリー不使用時でもモバイルバッテリーに利用価値が出たりして、面白いかも~!」とか思って買ったんですが、フツーでした。面白くないというわけでもありませんが、「現在の筆者にはブギーボードとか全然必要ない」ということを改めて思いました。第5世代「iPad mini」(レビュー記事)で手書きメモを取れますし、それ以前に、このモバイルバッテリーの電子メモ部より、ペンと紙のほうが軽いし扱いやすいし使えるページも多くてメモとして明らかに実用的。とかグダグダ言いつつ、結局は「電子メモ帳」という5文字に思考を奪われた完全失敗型衝動買いをしちまったゼ~というわけです。

 ただこのモバイルバッテリー、モバイルバッテリーとして普通に使えますし、Qi給電にも対応していますので、完全失敗型衝動買いってほど失敗でもないかな、と。やや失敗型衝動買い、くらいかな~、と。でもQi給電対応のモバイルバッテリーは10000mAhの品でも2000円~3000円くらいから買えますので、ん~やっぱり完全に失敗かも~と反省中の筆者です。

 てな感じのサンコーレアモノショップのQi関連品×3品。Qiの利便性をさらに高めたい方はぜひチェックしてみてください♪

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。