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待望のPixel向け「デスクトップモード」を試す
2026年4月2日 00:00
開発者モードで先行提供されていた時から心待ちにしていたPixelシリーズのデスクトップモード、2026年3月のアップデートでついに正式提供され、Pixel 8以降のPixelシリーズで利用できるようになりました。
デスクトップモードは文字通り、ディスプレイ接続時にパソコンのデスクトップのような画面でPixelを表示して操作できる機能。これまではディスプレイ接続時にスマートフォンの画面がそのまま表示されていましたが、アップデート以降はPixelをディスプレイに接続すると「パソコン」「ミラーリング」の2種類から選択でき、「パソコン」を選ぶとデスクトップモードが利用できます。
なお、利用にはPixelのUSB Type-CポートからHDMIに出力できる環境に加えて、本体操作用にBluetoothのマウスとキーボードが必要です。ディスプレイがUSB Type-Cに対応していない場合は、USB Type-CからHDMIに変換するアダプタなどが必要になります。
以下の画面がデスクトップモード。スマートフォンとは基本的に排他になっており、スマートフォンとは別にアプリを起動して表示します。「基本的に」と書いたのはスマートフォンで起動したアプリの履歴は共有されており、後述する操作で履歴から呼び出すことが可能なためです。
アプリは画面内に任意のサイズで表示できるほか、画面左上のアイコンからフルスクリーン表示が可能。フルスクリーンから戻すときは画面上部中央の線をクリックすると画面表示を切り替えられます。
スマートフォン表示では画面分割で2つのアプリを同時に表示できますが、デスクトップモードでは好きなサイズ、好きな数のアプリを表示でき、まさにパソコンのデスクトップ感覚で利用できます。
キーボード操作ではWindowsキーを押すとアプリ一覧を表示するドロワーを起動できるほか、Alt+Tabでアプリ切り換え、Windows+タブで仮想デスクトップ切り替えが可能。このあたりもWindowsに近い感覚で操作できます。
ディスプレイ設定はディスプレイモードではなくスマートフォン側で操作。設定アプリの「接続設定」「外部ディスプレイ」で解像度や表示サイズを変更できます。
実際にデスクトップモードで普段の業務を試してみましたが、使用感はWindowsというよりChromebookに近いです。
ただし、ChromebookはPC相当のフルブラウザにAndroidアプリという組み合わせに対し、デスクトップモードはAndroidアプリのブラウザのため、表示は基本的にスマートフォンモードで、パソコンのように使う際にはChromeの「PC版サイト」にチェックを入れる必要があります。
Chromeはキーボードショートカットも対応しており、Ctrl+Wでタブを閉じる、Ctrl+Tで新規タブを作成などこちらもパソコンに近い感覚で操作できます。Gmailのキーボードショートカットにも対応しているため、メールの確認はGmailアプリよりもブラウザを使った方が快適です。
一方文字入力についてはGboardは問題ないものの、ATOKは日本語と英数の切り替えができません。設定を見るとGboardは日本語109A配列が指定できているのに対し、ATOKはデフォルト設定でキーボード配列を選べません。この動作は以前もAndroidでキーボードを使うときに起きていたので、今後ATOK側で対応してくれることを期待します。
また、スマートフォンの画面が消えるとデスクトップモードもロック画面になってしまうのも難点。スマートフォンの画面は非表示でもデスクトップモードが利用できるとセキュリティの面でもバッテリー消費の面でもメリットがあるため、このあたりも今後のアップデートで改善されることを望みます。
課題はいくつかあるものの、一般的な利用には十分便利なデスクトップモード。筆者はこれまでPixel 9 Pro Foldを開いた状態でマウスとキーボードを使って仕事をすることがありましたが、モバイルディスプレイや外部ディスプレイがある環境ではデスクトップモードでさらに便利に使えそうです。
なお、本機能のリリースで一番期待していたのが、愛用しているスマートグラス「XREAL One」の組み合わせだったのですが、残念ながら筆者の環境ではエラーが出て利用できません。
ネットを見ると基本的には動作しているものの一部のPixelユーザーで同じ症状を見かけることと、XREAL One以外のディスプレイでは問題なく動作しているため、XREAL One側の問題かもしれません。
3月に公開されたXREAL Oneのアップデートを提供した直後はXREAL Oneで表示できるようになっており、改善されたのかと喜んだのですがその後また上記のエラーが表示されるようになりました。
以前は問題なくXREAL Oneで表示できていたので何が原因かわかりませんが、最近は外出先でほぼほぼXREAL Oneを使って仕事している筆者としては、デスクトップモードでも問題なくXREAL Oneが利用できる日が来ることを楽しみにしています。












