みんなのケータイ

実際どうなの? Galaxy S26 Ultraの「プライバシーディスプレイ」を2週間使ってみた結果

【Galaxy S26 Ultra】

 3月12日、サムスン製の「Galaxy S26 Ultra」が発売されました。最大の特徴と言っても過言ではない、世界初の「プライバシーディスプレイ」機能を搭載。ピクセル単位で光の拡散をコントロールすることで、周囲からの視認を抑え、画面の覗き見を防止することができるというものです。

 今回は、筆者がGalaxy S26 Ultraの「プライバシーディスプレイ」を約2週間使ってみて、どう感じたのか正直にお伝えしていきます。

 まず結論として、この機能は非常に魅力的でした。「Galaxy S26 Ultra」は約6.9インチと大画面です。そのため、表示も見やすく、動画視聴やブラウジング等が非常に快適ですが、その反面、電車や席の近いカフェなどでは周囲の視線が気になる場面も少なくありません。LINEのやり取りやYouTubeの動画視聴、仕事のメールなど、「見られたくない」と感じるシーンは意外と多くあります。そういった日常のちょっとしたストレスを軽減してくれるのが、この「プライバシーディスプレイ」機能です。

 従来の覗き見防止といえば、画面にフィルムを貼るフィルムタイプが主流のイメージですが、常に視認性が制限されているため、見づらさや使いにくさが難点でした。その点、このプライバシーディスプレイは状況に合わせて切り替えができるため、普段は機能オフの状態で使い、電車内や人が近い場面だけオンにするということが可能です。

 覗き見防止フィルムでは使い辛かったQRコード決済時や、イベント入場時のチケット表示など、視認性が重要な場面ではオフに戻せるため、実用性のバランスも非常に優れていると感じました。

プライバシーディスプレイオフ時
プライバシーディスプレイオン時
プライバシーディスプレイオン+最大保護設定時

 実際の画面の見え方については、オンにすると正面からは通常通り見えますが、少し角度がつくだけで内容がかなり分かりにくくなります。特に強めの設定では、横からはほぼ判別できないレベルで、銀行アプリの操作やパスワード入力といった「絶対に見られたくない」場面でも安心して使える印象です。単に明るさを落とすような簡易的なものではなく、ピクセル単位で光の拡散を制御することで周囲からの視認を抑えているため、過去のスマートフォンに搭載されていたソフトウェア的な覗き見防止機能よりも表示が見やすく、効果もしっかり感じられました。

 使っていて良いと感じたのは、「隠す」というよりも「自然に安心して使える」ところです。これまでは周囲の視線を気にしてスマホの角度を変えたり、体で隠したりすることもありましたが、この機能をオンにしておけば、おおむね心配はなく、神経質になりすぎる必要もありません。日常の小さなストレスを減らしてくれるという意味でも、満足度に直結するポイントだと感じました。

 意外と便利だと感じたのは、通知のポップアップだけを隠せる機能です。スマホをカーナビ代わりに使っていると、助手席に友人を乗せている状態でLINEの通知内容が表示されてしまう場面もあります。そういったシーンでも、この機能を使えば内容を見られる心配がなく、安心して使えるのは地味にありがたいポイントでした。

 気になる点としては、大きく2つあります。まずは、機能をオンにすると、画面が少し暗く感じたり、最大の設定の場合は画面がやや白っぽくなる点。もう一つは、目の疲労感についてです。パッと見では分かりにくいですが、機能をオンにすることで、通常時に比べて色味や画面の鮮明度が少しぼんやりする感じがあります。短時間の使用では問題ありませんでしたが、長時間使っていると目の疲れを感じる場面も若干ありました。個人差が大きく出そうな部分ではありますが、切り替えができるからこそ、常にオンにして使うというより、必要なときに使う機能と思ったほうが良いと感じました。

 このプライバシーディスプレイは派手さはないものの、実際に使ってみると非常に便利で、特に外出先でのスマホ利用の安心感をしっかり底上げしてくれる機能です。一度この快適さに慣れてしまうと、ない状態に少し不安を感じるくらいに完成度が高く、筆者自身はとても気に入って使っています。電車や飛行機、カフェなどでスマホを使う機会が多い人にとっては、とても便利で革新的だと思います。ぜひみなさんも一度体験してみてほしいです。