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9月の海外取材に合わせて料金プランをドコモMAXに変更した

 9月3日から3泊5日の日程で、ドイツのベルリンで開催された家電見本市「IFA 2025」に関連する取材に出掛けました。今年5月に台湾で開催されたCOMPUTEXの取材時には、現地のデータ通信用としてNTTドコモのahamoを契約して利用しましたが、今回はNTTドコモの新料金プラン「ドコモMAX」を利用することにしました。

年3回以上の海外取材を考慮して料金プランをドコモMAXに変更

 筆者はこれまで、メインスマホのSIMはNTTドコモの「5Gギガホプレミア」の契約で利用していました。5Gギガホプレミアを継続利用していた理由は、データプラスを利用していること、データ通信を月間30GB以上利用していることに加えて、5Gギガホプレミア後に登場した「eximo」は料金的にもプラン内容的にも変更する必要がないと判断してのことでした。

 ただ、今年登場した「ドコモMAX」は、筆者にとって重要なサービスが追加されました。それは、月間最大30GB、15日間まで海外でのデータ通信を追加料金なしで利用できる、というものです。

 これは、ahamoで提供されている追加料金不要の海外データ通信サービスと全く同じ条件です。そこで、あらためて料金をチェックしてみました。

 筆者の場合、5Gギガホプレミアの各種割引き後の利用料金は4480円でした。それに対し、ドコモMAXに変更すると、同じく各種割引き後の利用料金は4880円と、400円高くなってしまいます。年間では4800円の料金増です。

 ただ、筆者は年間3回以上海外取材に出掛けています。仮に、年3回の海外取材時に毎回ahamoを契約して、帰国後に即解約して利用したとすると、2970円×3の8910円かかる計算です。

 また、5Gギガホプレミアのまま「世界そのままギガ」を利用する手段もありますが、別途利用料が必要で、3日間で2480円、5日間だと3980円かかります。仮に毎回3日間の世界そのままギガを利用した場合の利用料は7440円です。

 となると、5GギガホプレミアからドコモMAXに変更することで年間の利用料が4,800円高くなるとしても、海外でのデータ通信料金負担がなくなることを考えると、十分に元が取れる計算です。ということで、今回のベルリン行きに合わせて、料金プランをドコモMAXに変更しました。

9月1日から、渡航先でデータローミングをオンにするだけで即データ通信可能に

 今回ベルリンに渡航したのは9月3日~7日まででしたが、ちょうど9月1日より「ドコモMAX」の海外データ通信無料が本格提供開始となりました。

 それ以前は、中山智さんが紹介しているように、世界そのままギガを申し込んで利用する必要がありました。

 しかし9月1日以降は、ドコモのWebサイトにもあるように、現地到着後にデータローミング設定をオンにするだけでデータ通信が可能となりました。つまり、ほぼ手間なく海外でもデータ通信ができるようになったわけです。

 とはいえ、実際に使ってみないことには、本当にそれだけで無料でデータ通信できるのか不安です。ベルリン行きの経由地のミュンヘン到着後、スマホを起動して、SIM設定メニューのローミング設定をオンにしたところ、当然ですが即座にデータ通信が行えました。

 これまでも、海外でデータローミング設定をオンにすると、世界そのままギガなどの申し込みをしていなくてもデータ通信はできました。ただ、その場合には高額なデータ通信料金がかかってしまいます。今回ドコモMAXを契約しているので大丈夫とわかっているとはいえ、ちょっと不安もありました。

 ただ、ローミングで現地の通信回線に接続した直後に、SMSメッセージが届きました。

 そのメッセージには「お客様は「ドコモMAX「ドコモポイ活MAX」をご契約中です。月間利用可能データ利用を最大30GB・15日まで国内の月額料金に追加利用金なしでご利用になれます」と書かれていました。つまり、30GB・15GBの範囲内なら無料でデータ通信できますよ、と念押ししてくれたわけです。

現地データ通信回線に接続した直後にSMSが届き、追加料金不要でデータ通信が行えることを案内してくれてひと安心
ドコモ海外利用アプリを起動してみると、ドコモMAX契約なので手続き不要で海外データ通信が利用できると表示された

 これでひと安心して、それ以降は特に気にすることなくデータ通信を利用しました。ahamo同様にデータローミングをオンにするだけで、事前の準備も一切不要で利用できるという点は、とにかく便利で快適です。

 PCをテザリングで接続して利用することを考えると容量30GBは少々不安もありますが、そこはホテルのWi-Fiを活用するなどすれば大丈夫ですし、今後の海外取材でも大いに活躍してくれそうです。

 ちなみに、帰国後に念のため海外利用分のデータ通信料金が請求されていないか確認してみましたが、当然ながら海外利用分のデータ通信容量に料金記載はありませんでした。

海外利用分のデータ通信量に対して料金は計上されていなかった