みんなのケータイ

炎天下の動画撮影にスマホクーラーを導入してみた

Amazonプライムビデオで、アニメ版の「キャプテン翼」を見ていた子どもが、その影響から「サッカーチームに入る!」と言い出して地元のサッカークラブでボールを蹴り始め、たまに試合に出場するようになりました。

 この夏は、統計開始以来最も暑い夏であったことが気象庁より発表されています。

 そんな中での屋外スポーツは、人間だけでなくスマートフォンにも負荷が大きく、直射日光が当たる状況でスマートフォンを充電しながら数十分連続で動画撮影していると、温度上昇により録画が中断されてしまいました。

炎天下で動画撮影時の本体温度上昇により動画撮影が中断されてしまった

 この時のスマートフォンの温度は計測できませんでしたが、手に持った瞬間思わず「アツッ!!」と言ってしまうような状態でした。炎天下で、スマートフォンを充電しながらの動画撮影により、触るのもためられるほどの温度です。

 サッカーは基本的に屋外スポーツのため、晴れていれば炎天下のもとで撮影は避けられませんし、動画撮影はスマートフォンの本体温度を上昇させる要因となるので、対策としてはスマートフォンを冷やすしかありません。

 そこで、ペルチェ素子を搭載したスマートフォン用のクーラーを購入しました。ペルチェ素子でスマートフォンを冷やす製品は多数選択肢がありますが、今回はゲーミングスマホなどを展開する「Black Shark」の「Black Shark FunCooler 5 NEO」を購入、お値段はAmazonで約3000円でした。

「Black Shark FunCooler 5 NEO」を購入した

 モバイルバッテリーやスマートフォンとType-Cケーブルを接続して電源を供給すると、ペルチェ素子を搭載するプレートが冷却され、取り付けするスマートフォンを冷やす仕組みです。

 「Pixel 8 Pro」の温度計で計測してみると、プレート面の表面温度は6.6度でした。

Pixel 8 Proの温度計で測ると6.6度を記録した

 「Black Shark FunCooler 5 NEO」を「Galaxy S23 Ultra」に装着して動画撮影すると、試合時間30分ほどのサッカーの試合を、問題なく連続して動画撮影できました。

 この段階で、ひとまず期待通りに動画撮影ができました。

スマートフォンで広角動画を、一眼レフの望遠で写真をそれぞれ撮影

 動画撮影に成功したことを喜んだのもつかの間、数十分にわたる試合を最初から最後まで見る機会はほぼありません。

 ひょっとしたら、アーカイブ的に残しておく意味が将来的には見つかるかもしれませんが、現時点での意義は「試合動画をフルで記録できた」にとどまっています。

 一方で、試合動画をフルで確認するのは時間的に難しく、できればハイライトとして数分の動画にまとめたいところです。

 もちろん、手動でハイライト動画を作成すれば解決する話ですが、それはそれでハイライト動画を編集する手間がかかるので気が進みません。

 「得点シーンや、特定の人物を中心にしたハイライト動画を生成して」と生成AIにお願いすれば、サクッとハイライト動画を生成してくれるとありがたいところですが、間もなくできるようになるでしょうか。