みんなのケータイ

極小マウスと折りたたみキーボードで外出先の作業環境を構築

【Pixel 9 Pro Fold】

 折りたたみスマートフォン愛好家の筆者ですが、最近は電子書籍や動画といったコンテンツを楽しむだけではなく、仕事も折りたたみスマホでこなすことが増えてきました。画面が大きいのでドキュメントも読みやすく、ビデオ会議でも共有資料をはっきり読むことができます。

 そして何よりありがたいのがスマートフォンサイズという可搬性。パソコンサイズの機材を持ち運ぶことなく外出先でさっと仕事ができるのでモバイル作業がとても捗ります。

 とはいえ、スマートフォンのタッチ操作ではどうしても効率が悪い。せめて操作体系だけでもパソコン相当になるように、と最近はモバイル作業用の機材もいくつか揃えてみました。

 マウスは、サンワサプライの「miniclip」。厚み2cm、重さ25gという小型軽量ながら5ボタンタイプで、戻るや進むも操作可能。ストラップホルダーもついているので、気軽に取り外せるように別途カラビナを購入した上で、外出用に持ち歩くバッグに取り付けています。

サンワサプライの小型マウス「miniclip」
手で操作しているところ

 キーボードは折りたたみタイプをいくつか比較。昔は折りたたみキーボードというと打鍵感がいまひとつだったのですが、最近は折りたたみでもしっかり打てるキーボードが増えています。

 興味本位でいくつか折りたたみキーボードを買いそろえてみました。コンパクトさでは「MOBO Keyboard 2」で、ケースをスタンドとして使えるのも便利。

MOBO Keyboard 2
ケースがスタンド代わりになる

 「Omikamo」はトラックパッドがついているのでサイズは大きいものの、マウスを持ち運ばなくていいというメリットもあります。

Omikamoのトラックパッド付きキーボード
開いたところ

 サンワサプライの「SKB-BT35」は10キー付きでサイズは大きいものの、数字入力が頻繁な作業では重宝しそう。

サンワサプライの10キー付きキーボード
開いたところ

 どれも甲乙付けがたく、気に入らなければメルカリで売ればいいかな、と思いつつ結局3台とも手元に残っています。

三つのキーボード比較。下からMOBO、Omikamo、サンワサプライ。打鍵感はいずれも良好で甲乙付けがたい

 Pixel 9 Pro foldは本体が重く、小さめのリングスタンドでは倒れてしまうこともあるので、作業用に「Magsafe対応のスタンド」も購入。キーボードとマウスと組み合わせることで、外出先でも快適な作業環境が構築できるようになりました。

UraniziのMagsafe対応スタンド「MA30」
重めのPixel 9 Pro Foldも固定できる
スタンド、マウス、キーボードで作業環境が完成

 さらに大画面で作業できるよう、最近ではXREAL Oneも持ち歩いています。USB Type-Cで映像出力できるスマートフォンであればXREAL Oneを使って大画面で作業できます。Pixel 9 Pro FoldはXREAL Oneとの接続が不安定だったのですが、先日Pixel 9シリーズに対応したベータ版ファームウェアがリリース。さっそく適用しましたが、いまのところ、これまでより安定して使えています。

XREAL Oneで大画面の作業環境も実現

 XREAL Oneを使うなら折りたたみスマートフォンの画面サイズは関係ないのでは、と思われるかもしれませんが、通常は16:9の横長画面になってしまうのに対して、縦横とも広い画面で表示できるので、折りたたみスマートフォンとXREAL Oneの区組み合わせも意味があります。あとは周囲からの奇異の目に耐えつつ、スマートグラスと折りたたみスマートフォンの啓蒙に励んでいきたいと思います。