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国内航空券も貰えちゃう! 日本航空初のMVNO「JAL MOBILE」

 NTTドコモとKDDIが相次いで値上げ的な料金プランを発表したことで、俄然、世間の注目度が高まりつつあるMVNO。そんななか、個人的に気になるMVNOが現れた。

 日本航空による通信サービス「JAL MOBILE」だ。

JAL MOBILE

 最大の注目ポイントは国内航空券が手に入るという点だ。

 なんでも、毎月の利用に対してマイルが付与されるだけでなく、「シークレットマイル」として、アプリからの通知を受けた際にアクセスするとマイルがもらえる。

 仮に2GB850円のプランで毎月25マイル、さらにシークレットマイルが100マイルもらえるので、1年間で1500マイル貯まるという。

 JALでは国内線特典航空券として「どこかにマイル」という、行き先をJALにおまかせで発券するというサービスがあるのだが、通常、これが往復7000マイルかかる。しかし、JAL MOBILEを契約していると1500マイルで利用可能ということで、マイルで旅行がしやすくなるというわけだ。

 現在、キャンペーンで新規契約で1000マイルももらえる(6月30日まで)。また、フライト時にもボーナスマイルとして国内線で50マイル、国際線で100マイルもらえる。さらにJALのマイレージ制度ではマイルとは別に「Life Status」というポイント制度もあるのだが、これが月々1ポイントもらえる。

 JAL MOBILEは文字通りマイルがザクザクもらえるの魅力なのだが、最大の「メリット」として感じたのが、IIJがMVNEとしてサービスを提供している点であった。

 JAL MOBILEを申し込む際、最初にマイレージ番号の入力があるのだが、それ以降はIIJmioと同じ登録画面となっている。契約後のサービスやアプリもIIJmioと全く一緒。IIJmio同様に、余ったギガは翌月に繰り越せたり、家族間でのデータシェアにも対応している。サービス的にはIIJmioと同等なのでかなりの安心感があるのは間違いない。

 我が家では、仕事ではANAを使いつつ、家族旅行のためにJALのマイルを貯めるということをしている。現在、家族はpovoの365日間で180GBというトッピングを契約してるのだが、あと60日間で110GBも残してしまっている。60日が経過したら、povoは解約し、JAL MOBILEを契約するつもりだ。

 家族でシェアすることで、自分はタブレット用、家族はメイン回線として利用する予定だ。

 個人的には、JALに対抗してANAも「ANA MOBILE」をやってほしいと願っている。しかし、ANAはかつてSBパートナーズと組んで「ANA Phone」というサービスを提供し、下手を打った苦い経験があるだけに、そう簡単には対抗策を出してこないのではないかと悲観している。