みんなのケータイ

2024年の「スマホでハマったこと」4選

【iPhone 16 Pro】

 年の瀬が迫ってきました。今年もいろいろなスマホが発売され、さまざまな新機能やサービスを楽しむことができました。そこで今回は、筆者が今年スマホで夢中になったことを4つ紹介させていただきたいと思います。

DramaBox

 まずは中国の短尺ドラマ。「TikTok」を観ていると、本当はものすごく偉い人なのに身分を隠していて、それを知らない周りの人たちが翻弄されて……といったドラマの広告が出てきませんか? あれにまんまとつられて、「DramaBox」というアプリをインストールしてしまいました。

 1話が1~2分で、全80~100話くらい。つまり2時間ドラマを細かく刻んで配信しているような感じ。10話くらいまでは無料で一気に観られて、以降は課金するか、広告を見て少しずつ視聴できるようになっています。

 だいたい同じような展開で、最後には疑いが晴れて、それなりにハッピーな感じで終わります。個人的には課金するまでの価値は感じないので、広告を見ながら観ています。

 短尺ドラマの面白さは、続きが観たくなる仕掛け。悪役が面白いほど間抜けだったり、善人であるはずの主役が意外と性悪で、すぐに人を殴ったり、思わず笑っちゃうような色仕掛けや罵り合いも……。僕と同じようにハマっている人がいたら、このバカバカしい楽しさについて語り合いたいです(笑)。

最初に観たのは、「TikTok」にしつこいほどに広告が出てきた『辰年! 故郷への華麗なる帰還』。最近は『バラのようなスピード婚』のおかしさにハマっている

Audible

 以前、この「みんなのケータイ」にも書かせていただきましたが、Amazonのオーディオブック「Audible」にもハマっています。月額1500円は高いかなぁと思っていたのですが、本を読むのではなく「聴く」体験が楽しく、ほぼ毎日のように聴くので元は取っていると思います。

 筆者は映画やドラマを観ても泣くことはないのですが、オーディオブックは想像力が刺激され、堪えきれず涙を流してしまうこともあります。電車の中で突然泣いたりして、変な人と思われているかもしれません。

「みんなのケータイ」を読んでくれたAudibleの広報さんが発表会や懇親会に呼んでくださり、中の人や他のユーザーの話を聞く機会にも恵まれました。ますます沼っているところです。

本を読みながら何かをするのは難しいが、Audibleは聴きながら犬の散歩をしたり、家事をしたりできるのも利点

逆さスマホ

 どう呼ぶのが正解なのかは知りませんが、最近、スマホを逆向きに持ち、カメラが下にくるようにして撮影するのにハマっています。

 海外の取材で、おそらく香港から来ていると思われるジャーナリストたちがスマホを逆さにして物撮りをしていて、それって撮りやすいの? かっこよく撮れるの? と気になったのが最初。それから、近所の海岸でも逆さスマホで撮っている人が結構多いのに気づき、自分も試してみました。

 自身がしゃがむことなくローアングルで撮影できるので、表現の幅が広がりますね。とくに愛犬を撮るときに重宝しています。iPhoneにカメラコントロールが搭載されて、逆さスマホで撮りやすくなったようにも感じています。

iPhone 16 Proを逆向きに持って撮影した作例

Gemini Live

 今年はスマホのAI機能が大きく進化しましたが、個人的に一番気に入ったのが「Gemini Live」。Googleの生成AIを利用するサービスの1つで、会話をしながら知りたいことを調べられるというもの。

 曖昧な言い方でも察してくれるし、話の流れも汲んでくれるし、正しく聞き取ってもらなかった場合は「違うよ、そうじゃないよ」と言えば、聞き返してくれる。本当に人と話しているような感覚です。

 今年はGalaxy S24も買ったので、いろいろなAI機能を使えるのですが、日常的に愛用しているのはGemini Liveだったりします。Gemini Liveは、Google Pixelはもちろん、他社のAndroidでも、iPhoneでも使えるところがすごい。

 筆者のiPhone 16 Proはアップルの生成AI「Apple Intelligence」に対応していますが、日本語には未対応。来年、日本語に対応するまでは「Gemini Live」を楽しもうと思っています。

Gemini Liveは、iPhoneでも「Gemini」アプリをインストールすれば利用できる。音声でのやり取りだが、あとで文字起こしを読むことも可能