みんなのケータイ

「Xiaomi 14 Ultra」のカメラ性能が超衝撃、ライカ共同開発のカメラをミュンヘンの地で試したら楽しすぎた

 先日ヨーロッパでの取材があり、ドイツ・ミュンヘンへ立ち寄るスケジュールだったので、旅の撮影用に「Xiaomi 14 Ultra」を借りて試用してみました。ライカと共同開発のカメラでドイツの街並みを撮影したら楽しいかなと思ったわけです。

ミュンヘンのライカショップ前で「Xiaomi 14 Ultra」を撮影

 訪れた時期のドイツは、丁度クリスマスマーケットのシーズン。クリスマスマーケット発祥とも言われているミュンヘン市内では、各所でクリスマスマーケットが開かれており、なかなかにフォトジェニック。街並みをXiaomi 14 Ultraで撮影していたら、かなり楽しい気分になりました。

 この感覚、以前にも味わっていたなと思い出したのが、いわゆる「高級コンデジ」での撮影。もう10年以上も前になりますが、自分はオリンパスの「XZ-1・XZ-2」を旅先での街歩きカメラとして持ち歩いていました。Photography Kitの撮影グリップをつけたXiaomi 14 Ultraは、高級コンデジと同じ操作感なんです。

もう数年使っていませんが、お気に入りなので手元に残してあるオリンパスの「STYLUS XZ-2」

 シャッターボタンはもちろんですが、ズームレバーでの倍率調整をしたり、露出や絞りを変えてみたりと、そこまで写真撮影に関して詳しくなく上手くもないのですが「カメラで撮影してる!」という気分が味わえて楽しいのです。

 もちろんXiaomi 14 Ultraは光学ズームではないのですが、よほどの高倍率かつ暗いシーンでもない限り、デジタルズームで画質の劣化はほとんど気になりません。

等倍
デジタルズームで10倍
デジタルズームで20倍

 ミュンヘンは2019年にHUAWEIの「Mate 30 Pro」の発表会で訪れていて、そのときも試用機の「Mate 30 Pro」で街中をテスト撮影しました。当時も「スマホでスゴイ写真が撮れるようになったな」と感心したものですが、メーカーこそ違えども同じライカ共同開発のスマートフォンで、さらにここまで撮れるようになるのかと感慨深いものもあります。

5年前はHUAWEIのMate 30シリーズ発表会でミュンヘンに来ていました

 ちなみに「XZ-1・XZ-2」を使用していた頃は、SDカードに「Eye-Fi」をセットしていて、撮ったらスマートフォンへとワイヤレスで転送しSNSへ投稿していました。「Eye-Fi」もすでにサービス終了で会社もなくなっていますが、高品質の写真撮ってアップするのも当時は結構大変だったなと思い出したりもしました。今ではスマートフォン1台で完結してしまいますからね。

 このようにすっかり気に入ったXiaomi 14 Ultraですが、いくつか改良して欲しいポイントもあります。まずはeSIMに対応して欲しいこと。街歩きで撮ったはしからアップロードをするには、やはりモバイル回線が必要。ですが最近海外ではワールドeSIMばかり使っていて、物理SIMはとんとご無沙汰でした。

 今回は久しぶりにAmazonで物理SIMを購入して使いましたが、Photography Kitの撮影グリップをつけていることもあり、SIMの挿入がめんどう。次期モデルは是非eSIMに対応して欲しいところです。

eSIMに慣れると、物理SIMの差し替えはめんどう

 また撮影グリップのバッテリー回りもちょっと挙動が怪しく、気がつくとスマートフォンも撮影グリップもバッテリーが空になっていることがしばしあります。一応対処方法もあるのですが、それでもダメなときも。

グリップからの充電はオフにしているものの、いつのまにかどちらもバッテリーが空になっているケースがなんどかありました

 なので無理にバッテリーを搭載するよりも、三脚穴やアクセサリーシュー、両吊りできるストラップホール、複数のカスタマイズダイヤルなど、カメラ向けの機能があったほうがうれしいかなと思います。

 というわけでXiaomi 14 Ultraは、次期モデルが気になりつつも、今すぐにでも欲しいなと思ってしまうほど、「カメラ」として楽しいスマートフォンでした。

Amazonで購入