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僕が「Xiaomi 14 Ultra」を買った理由

【Xiaomi 14 Ultra】

 Xiaomi 14 Ultraを買いました。19万9900円。筆者がこれまでに買ったスマホの中では最高額。ですが、そんなに迷わずに購入を決めました。

 筆者のXiaomi 14 Ultraとの出会いは今年2月。バルセロナで開催された発表会で実機に触れて、すぐに欲しくなっちゃいましてね。シャオミの偉い方を取材させていただいた際にも「ぜひ、日本でも出してください」とお願いしていたわけです。正直、その当時は、日本で発売されたとしても、ライカ印は付かないかも……と思っていました。

 そして5月。めでたく日本でもリリースされることになったXiaomi 14 Ultraには、しっかり「LEICA」ロゴが記されていました。関係者のみなさんが頑張ってくださったのだと思います。「シャオミ、ありがとう!」って言いたいです。しかも、本来は別売りの「Photography Kit」が、日本では購入者全員にプレゼントされるとのこと。もはや買うしかないっすよね。

もれなくPhotography Kitがプレゼントされることも購入を即決した大きな理由
Photography Kitを装着すると、ほぼカメラと同じように操作できる
グリップを装着した状態でスマホとグリップの両方に充電できるのも便利

 筆者がシャオミのスマホを買うのは、今回が2台目。2019年12月に日本市場に参入した際に「Mi Note 10」を買って以来です。そのときは、どんなもんだろ? まずは使ってみないと……という目的での購入でした。で、半年くらい使って、メルカリに出してしまいました。つまり、さほど気に入らなかったわけです。

 筆者は中国メーカー製のスマホが好きで、以前はファーウェイやOPPOのハイエンドモデルをメインで使っていました。両メーカーともに、手にしたホールド感がよく、カメラの画質もほどよく盛られる感じで、楽しく使える独自機能もあり……。ですが、ファーウェイはアメリカからの制裁の影響により日本でスマホを出さなくなり、OPPOはフラッグシップの「Find X」シリーズの日本発売が止まってしまいました。そろそろ来るかも! と期待していたOnePlusも来ないし……。

 となると、シャオミに頑張ってもらうしかありません。筆者は、シャオミ製のスマホの性能やコスパの高さは評価しているのですが、これまで“惚れる”ことはありませんでした。薄型の「Mi 11 Lite 5G」はちょっと欲しくなりましたが、ミッドレンジということもあり、購入には至らず。昨年発売された「Xiaomi 13T」シリーズも、仕様は気になったものの、もう少し高くなってもいいから、デザインにもうひと工夫が欲しいと、食指が動かなかったんですよ。

 そんな中で登場したのがXiaomi 14 Ultra。初めて日本で発売されるシャオミのフラッグシップモデルです。これが売れないと、次のフラッグシップは日本で出ないかも……なんて危機感を抱いたことも購入を決めた一因です。

 やっぱり最高峰の製品っていいですね。背面パネルの質感もよく、そこそこ大きい画面を搭載しながら、持ちやすさも確保されています。買っただけで喜びがあるし、人にドヤっと見せるのも楽しかったりします。新しいスマホを買って、こんな気持ちになれたのは久しぶり。それだけでも数万円の価値があったように思えます。

6.73インチの大画面ディスプレイを搭載しながら、横幅は75.3mmに抑えられている
Photography Kitを付けない状態でもかっこいい

 使い始めてから1カ月ほど経ちましたが、使い心地にも満足しています。ただし、ほぼカメラとして使っているので、カメラ以外の機能はあまり使い込んでいません。スマホとしての基本スペックも高いのに、ちょっともったいないかもしれませんね。今までのスマホ以上に写真を撮ることが増えたので、思っていたより電池の減りが早かったりもします。いろんな意味で、特殊なスマホです。と言うより、もはやカメラです。そのあたりのお話は次の機会に。

近所のどうってことのない夜景も、かっこよく撮れたりするので、ついついシャッターを切りたくなる
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