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海外旅行で役立つ「Rakuten Link」「ahamo」のススメ

 現在バングラデシュの首都ダッカに来ています。というか、帰りのフライトが欠航になり帰れなくなっています。こういうとき、ひと昔前だとフライト変更の問い合わせのため、あちこちに電話で連絡する必要があり、さらに国際電話となるケースも多く費用もバカになりませんでした。

南アジアのバングラデシュまで来たものの、帰れなくなってしまいました

 ただ時代も変わって、こういった問い合わせは手軽かつ低コストで行えるようになっています。たとえば今回はTrip.comを使ってフライトを予約したのですが、公式アプリから通話での問い合わせができるようになっています。インターネット経由での通話なので、もちろん無料。今回欠航が連続しトラブルが重なったため、昼夜問わず何度もこの通話機能を使って問い合わせました。

Trip.comは、アプリから無料で通話での問い合わせできるのはありがたい

 また、航空会社は中国東方航空でしたが、こちらは日本支社の問い合わせ先が通常の電話番号。ここで活躍したのが楽天モバイルのRakuten Linkです。バングラデシュは残念ながら楽天モバイルの海外ローミング対象外。ですがWi-Fiでインターネットにつなげれば、Rakuten Linkでの無料通話は利用可能です。こちらも何度か問い合わせで使いましたが、やはり料金を気にせず問い合わせできるのは、心理的負担が軽くなっていいですね。ただでさえ、帰りのチケットがなかなか確保できず気持ちがすさんでいるので、余計な心配をしなくていいのはありがたいです。

Rakuten Linkで海外から日本へ無料で通話できるのが楽天モバイルの強み

 海外渡航好きの旅人界隈では、使用するモバイル回線を「ahamo」にするか「楽天モバイル」にするか、悩ましい問題があります。ahamoは海外で20GBまで使えるのがポイント。一方の楽天モバイルは、無料だと2GBまでですがRakuten Linkでの無料通話が使えます。

 ahamoは15日間という制限もあり(制限解除には日本への帰国が必要)、20GBを使い切っても追加でデータ通信容量を購入できないため、1週間程度で短期の渡航が多い人向け。楽天モバイルは海外滞在期間に制限はありませんし、2GBを使い切っても1GB/500円で追加可能。なにより日本へ無料で通話できるので、2週間を超えて長期で渡航する人向けと言えます。ちなみに私は両パターンあるので、両回線とも契約しています。

 ちなみに、今回はバングラデシュ現地通信会社のプリペイドSIMも購入。到着した首都ダッカのシャージャラル国際空港には、到着ロビーにSIMを販売しているカウンターがあります。街中でも購入可能ですが、英語があまり通じないので、もしSIMを購入するなら空港で買うのがベターです。

シャージャラル国際空港の到着口に、複数通信キャリアのカウンターがある

 今回がBanglalinkというキャリアのSIMを選択。価格は35GBで1000タカ(約1420円)でした。ほかのキャリアもみてみましたが、大体このくらいの価格のようです。ただし実際に使ってみると通信エリアに関してはかなり厳しく、屋内や地下などでは3Gや2Gでの接続になってしまうことも。これはローミングでも同じですが、LTEで接続できていれば安定して通信はできるのですが、日本のような品質はあまり期待しないほうが良さそうです。

ほかのキャリアの料金表。1タカは約1.4円です

 というわけで、バングラデシュからのレポートでした。これが掲載される頃には帰国できているといいのですが・・・・・・。