みんなのケータイ

Googleレンズ/iPhoneカメラの翻訳やマップのARナビ……海外渡航でスマホが役立ちまくりだった件

【Pixel 7 Pro/iPhone 13】

 2月下旬~3月上旬にかけて、取材でスペインを訪れていました。手にしていたのはPixel 7 ProとiPhone 13です。

今回はスペイン・バルセロナで開催された展示会「MWC」の取材のために渡航しました

 25年ほど前にもいわゆるバックパッカーとして訪問したことはありましたが、当時は、観光ガイドの書籍を手に、街につくや地図を買って行きたい場所を調べ、乗り換えに四苦八苦……でしたが、今回はもうスマホ1台でめちゃくちゃ便利に過ごせたわけでして……。

 たとえば、公共交通機関での乗換ルートの検索はGoogleマップ一択。筆者が訪れたバルセロナは、地下鉄、バス、郊外列車いずれもGoogleマップで示される時刻表よりも1~5分程度、結構な割合で遅れてはいましたし、同じホームで待っていても全く異なる方向の電車がやってくることもありましたが、Googleマップ上では、「この行き先の電車に乗りなはれ」「出口はこう書いてるところな」と案内してくれるので、迷わずに済みます。出口を出てから、どちらへ行くべきか、というのも、Googleマップのライブビュー機能でARによる案内がとてもスムーズでした。

進行方向も出口もGoogleマップで見て、目の前の案内をあらためて確認……とドキドキしながら利用しました
旧市街で路地裏を通るとき、ARの道案内が結構わかりやすかったのです

 観光地や食事で便利だったのは翻訳機能。AndroidならGoogleレンズ、iPhoneなら標準のカメラ機能がお便利です。場所によっては英語での案内ももちろんあるのですが、かざすだけで翻訳してくれる、というのが本当に楽ちん。定番中の定番な機能でしょうけども、これはスマホならではの体験です。

 個人的には、今回、そこそこ長期の滞在だったため、一度、コインランドリーを利用する必要があり、そこではスペイン語の案内しかなかったので、スマホの翻訳機能にかなり助けられました。

 この翻訳機能、GoogleレンズとiPhoneのカメラ機能での翻訳、どちらが便利かといえば……個人的にはiPhoneに軍配です。カメラだけでいいというわかりやすさ、そして観光中の場合、記録しておきたいものを撮るという自然の行動のなかで、テキストがあれば翻訳してくれるという流れがよかったのです。

グーグルの敷地(Androidアベニューと呼ばれる建物と建物の間にあるスペース)にあったスムージー屋さんのメニューを思わず翻訳
お店のメニューも写真月でわかりやすいのですが、スペイン語だったので、つい翻訳
コインランドリーの案内はスペイン語のみ。でも翻訳したら、このとおり
見ればわかるだろう、と思われるかもしれませんが、こうやって手順を確認できれば、より安心できます。これは乾燥機の使い方
英語なら読めるのですが、でも日本語のほうがサクサク読めてストレスフリーというわけでして

 スマホ時代になって10年以上になるわけですが、便利な機能は最初から用意されていたわけではなく、この数年で使えるようになってきたもの。もちろん機能によっては国内旅行でも役立ちますし、普段の生活のなかでも、あまりいかない場所でのライブビューは重宝します。コロナ禍も明けて、どこかへおでかけする際には、これらの機能をぜひご活用のほどを!

通信回線はahamoのローミングと、8日掲載の「みんなのケータイ」で石野純也さんが紹介されていたボーダフォンのプリペイドを利用しました。ボーダフォン、50GBで10ユーロ(約1450円)は本当にお安い
バルセロナを歩いていると、サンタ・エウラリア大聖堂が工事中でして、なんとそこにGalaxy S23シリーズの広告が掲出されておりました