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「Xperia 1 V」を購入、YouTube配信でも活躍しそう

【Xperia 1 V】

 各社から夏の新製品スマートフォンが発売される中、ソニー「Xperia 1 V」のSIMフリー版を購入した。先行して発売されるキャリア版でもよかったのだが、SIMフリー限定色である「カーキグリーン」に心を奪われてしまったのが大きい。ミリ波非対応といった弱点もあるものの、そもそもミリ波の基地局なんて、めったにお目にかかれないので、特に不便に感じることはないだろう。

 Xperia 1 Vの購入に踏み切った理由は2つ。ひとつは新開発の2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー「Exmor T for mobile」の実力が気になるという点だ。

 今回、Xperiaが世界で初めて搭載したようだが、今後、このイメージセンサーがハイエンドスマートフォンのトレンドになりそうな気がしている。ならば、いち早く、体験しておきたいと思ったわけだ。

 もうひとつが、YouTubeへの配信環境が改善しているという点だ。

 Xperiaシリーズは、これまでもクリエイター向けの機能を強化しているが、なかでも個人的に注目しているのが、動画撮影アプリや外部モニターアプリから直接、YouTubeに配信できる機能だ。

 実はXperia 5 IVでもYouTube配信機能が気になって使っていたのだが、直接、自分のチャンネルで配信しようと思うと、なぜか新たに番組を作成することができないという仕様になっていたのだった。

 そのため、RTMP URLというのを打ち込み、登録しておいて配信しなくてはいけないのだが、その際、番組名をつけるには別にノートパソコンが必要だったりと「これじゃ、Xperia単体で配信できないのと一緒じゃん」という難点があったのだった。

 しかし、Xperia 1 Vでは、そうした欠点が克服されており、Xperia 1 V単体で、番組を新たに作り、直接配信できるようになったのだった。これにより、機動力はバツグンにあがり、まさに「クリエイター向けのスマートフォン」の完成度が上がったのであった。

 実際、Xperia 1 V単体であったり、同じくソニーのVLOGCAMを繋げてYouTubeを配信してみたが、とにかく発熱でダウンするようなことがなくなり、実用度がかなり増しているのが嬉しくなった。

 これまでも、Xperia Pro-Iなどを使って、YouTube配信をしてきたが、結局、発熱してしまい、配信の映像が乱れたり、挙げ句には配信が止まると言ったトラブルに苛まれたのであった。

 こうなると「やっぱり、iPhoneで配信するのが無難だな」という結論に至ってしまうのだった。

 ただ、今回のXperia 1 Vは本当に発熱で落ちるようなことはなく、落ちる事を心配せずに安定して、しかもかなり美しい画像で動画配信ができるのであった。Xperiaに対する信頼度が上がった気がする。

 コロナが落ち着き、多くの記者会見がリアル開催になってきたので、これからいろんな現場からXperia 1 Vを使ってライブ配信していこうと思う。