みんなのケータイ
タクシー配車アプリの選択肢が少ない地元での頼みの綱は「Uber Taxi」
2023年8月1日 00:00
法事などでここ最近、実家に戻る機会が増えています。ですが昨今は地方でのバスなど公共交通の本数が減少していることもあって、急ぎの移動にはタクシーを使うことが多くなっています。
そこで活用しているのがスマートフォンのタクシー配車アプリなのですが、地方で利用する場合問題になってくるのが対応エリアです。
東京ではほぼ全てのアプリが対応しているタクシー配車アプリですが、地方ではサービス対象外というものも多く、筆者の地元である福島県郡山市の場合、エリア的に「対応」とされている主要なサービスは「GO」と「Uber Taxi」くらいです。
ただエリアとして対応していても、実際に使ってみたら配車できず使えなかった、というケースもあるので油断できません。
実際GOは近くを走っているタクシーを配車する仕組みのためなのか、郊外にある筆者の実家などでは「近くに車両がありません」と出てきてしまうことがほとんどで、乗りたい時に配車ができません。
またタクシーが多く集まる郡山駅前でアプリを立ち上げてみても、タクシー自体は多く見かけるものの対応するタクシー会社のタクシーがないためなのか、「近くに車両がありません」と出てきてしまってやはり使うことができません。
一方Uber Taxiは近くにタクシーが走行していなくても、配車を依頼すれば提携しているタクシー会社から自動的に配車してくれるので確実に配車してくれます。
海外でよく使っている「Uber」と同じアプリで利用できることから筆者には馴染みがありますし、何より確実にタクシーを呼べるという安心感から、現在地元で配車アプリを使うならUber Taxi一択という状況になっています。
ですが選択肢が少ないこともまた問題だと感じるのも確か。というのも先日実家から帰る際にいつも通りUber Taxiでタクシー配車を依頼したのですが、なぜかその日はドライバーが見つからず、配車ができないという事象が発生。
配車依頼をしてはドライバーが見つからず、また配車依頼する……というのを6度くらい繰り返した末にようやく配車がなされたのですが、タクシーを呼ぼうと思った時から既に1時間は経過してしまっていました。
そこでタクシーに乗車した後、運転手の方に「今日はタクシーが出払ってるんでしょうか?」と聞いてみたのですが、「そんなことはない」との返事が。
タクシー側に余裕があったとなると、配車がなされなかった原因はシステムや、Uberとタクシー会社との連携部分などに一時的な問題が生じていた可能性などが考えられそうですが、はっきりとした原因は分かりません。
ただ唯一の頼みの綱であるUber Taxiが使えないことがあるとなると、後はタクシー会社の電話番号を探して電話をかけるというアナログな手段を使うしかないだけに、できることなら他のタクシー配車アプリも利用できれば……というのが正直な所。地方での交通環境改善とデジタル化を進める上でも、事業者側の積極的な対応に期待したい所です。