待望の「Google Pixel Fold」でGoogleの考える2画面を体験したい

　今年の初めには噂レベルで楽しみにしていたGoogleの折りたたみスマートフォン「Google Pixel Fold」がついに正式発表されました。

　折りたたんだ状態でも使える外側のディスプレイに、Pixel 7 Pro同等のGoogle Tensor G2を搭載し、折りたたみながら防水も対応。カメラも5倍の望遠と画角121.1度の超広角を加えたトリプルカメラ構成で、NFCにFeliCaも搭載。認証は指紋認証と顔認証の両方に対応と、スマートフォンとしてもほぼ全部入りと言って過言ではないスペックです。

　2画面好きの筆者としては、折りたたみディスプレイは物理的には1画面ではあるものの、Googleの公式サイトでは内側のディスプレイを2つに分割して利用するマルチタスクをアピールしているのでその点も興味津々。分割スクリーンは「対応アプリが必要です」という注釈があるので、Surface Duo 2のようにすべてのアプリで動くわけではなさそうですが、アプリ次第ではだいぶ近いことができそうです。

　外側にディスプレイを搭載する折りたたみスマートフォンとしてはサムスン電子「Galaxy Z Fold」シリーズが先行していますが、筆者が期待するのはAndroidを推進するGoogleが自ら見せる2画面のあり方。Android 12Lで2画面や大画面に対応してきたGoogleが考える2画面の使い方がどんな世界なのかを体感したい、というのが、Pixel Foldを購入する理由です（実際には指紋認証も壊れて筐体もがたつき始めたSurface Duo 2を切り替えたい……、という気持ちも強いのですが）。

　唯一の課題と思われる価格については、Pixel Foldを購入することで5万2000円のストアクレジットがもらえるキャンペーンが実施されます。Pixel Foldのほかに別途購入する必要はありますが、もともとPixel Tabletも購入予定だった筆者には渡りに船。まずはPixel Foldを購入し、そこで得たストアクレジットでPixel Tabletを入手する、という順番で購入できる日を今か今かと楽しみにしています。