AQUOS R7が「マスクありでも顔認証→ロック解除」でつよつよになった！

　つい先日──といっても1カ月ほど前になるが、3月27日にソフトバンクのAQUOS R7でAndroid 13へのソフトウェア更新を行う、という発表があった。

　更新内容を見てみると「まれに通話中の送話音声が聞こえなくなる事象の改善」や「セキュリティの向上」、「上記以外にもより快適にご利用いただくための更新が含まれております」と表示されている。

　こちらに割り付けているケータイ番号は、ソフトバンク（というよりJ-Phone）で初めて契約したときから使っているものだが、今では知っている人は誰もおらず、ほぼ電話としての機能を使うことがないので、声が聞こえないかもしれないなどという心配をしたことがなかった。

　それより何より気になっていたのは、最後に挙げられていた「上記以外」の内容だ。「マスクありでも、顔認証でロック解除できるらしい」という噂を耳にしていたからだ。

即座にアップデートをインストール。「その他」などと端折らずに教えてほしい

　アップデート後、顔認証が一時的に使えなくなった。マスクしたままでもロック解除する機能が追加されたからか、“顔データ”が削除されてしまったのだ。「再登録してください」と促されるがままに顔を再登録する。

　登録後に表示される「マスクをしたままでも顔認証」を「有効にする」にしておけば、マスクの有無にかかわらず、顔で画面ロック解除ができるようになる。「見るだけですぐ」解除するように設定すれば、超速で使い始められるのだ。

マスクしたままOK、見るだけで解除OKの組み合わせ

　「いや、iPhoneだって、前々からマスクしたままでも解除できるじゃん」と言われるかもしれない。実際、マスク顔でもFace IDを利用できるiOS15.4は2022年3月15日（日本時間）にリリースされている。

　しかし、iPhoneでは、マスクなしの顔であったとしても正対しないとFace IDが使えない。さらにいえば、画面を下から上へとスワイプする操作をしないとロック解除を行えない。

　これに対して、AQUOS R7では（というより、筆者がこれまで試してきたAQUOS Phoneシリーズで顔認証に対応している機種では）画面を横に持とうが逆さに持とうが顔を認識してくれる。

　設定にもよるが、持ち上げたタイミングでユーザーの顔を認識すると、画面に触れることなくロック解除が行われる。片手がふさがっていても、すぐに使い始められるのだ。

　どういう場面で便利かというと、路線検索後、その画面を開いたままいったん画面消灯状態にする。乗換駅に到着した電車から降りて、駅ホームで即座に次の路線を確認したい。

　AQUOS R7なら、手に持った状態から、上に持ち上げただけで（実際には“動きを検知”→“顔認証”という内部処理が行われているのだろうけれど）それができる。カメラを起動した状態で画面消灯からロック解除するのにも便利だ。

　画面消灯時でも指を載せただけでロック解除、持ち上げて顔を見せるだけで（しかも、スマホ画面の縦横を問わない）ロック解除できる“強い”AQUOS R7が、ますます強くなって、最強の“つよつよ”スマホへ進歩した。

　そのほかにも強化された部分があるのだが、それについてはおいおい紹介していければと思う。