みんなのケータイ

iPad Proを買い替え、変わった使い心地とタブレット向けプランの課題

 iPad Proを買い替えた。

 仕事柄、毎年、新製品が出るたびに買い換えているのだが、正直、今年は相当迷った。これまではM1を搭載したiPad Pro 11インチを使っていたのが、今年の新製品はM1がM2に変わり、Apple Pencil使用時にホバー表示ができるようになったくらいの進化でしかない。見た目のデザインも一切変わらず、「新しいものを買った高揚感」というものを感じられなさそうであったからだ。

 M1のiPad Pro 11インチを使い続けようと心に決めかけていたが、ちょっと気になっていたのが「ステージマネージャが使いにくいかな」ということだった。iPadOS 16からはステージマネージャという複数のアプリを切り替えられる操作性が追加されている。これまで、iPadは、ひとつもしくは二つのアプリが画面いっぱいに表示されてしまっていたので、複数のアプリを横断して使うのがわずらわしかった。

 ステージマネージャにより、複数アプリをまたぎやすくなった。「この利便性を享受するなら大きな画面のほうがいいかな。11インチだと快適じゃないな」という苦し紛れの理由で、M2搭載のiPad Pro 12.9インチに買い換えることにしたのだ。

 買い換えてみると、やっぱり「デカい」。かつて、12.9インチのiPad Proを購入したことがあったのだが、「デカい」という理由で、その次に買い換える際は11インチにしていたのだった。

 「大きい画面の方が仕事がはかどりそう」と思い12.9インチを購入し、「やっぱり大きすぎるから」という理由で11インチを購入するということをこれまで繰り返してきたのだった。人間、全く学習しない。

 とりあえず、これからしばらくは「デカいけど、ステージマネージャが使いやすい」と思えるよう、毎日、持ち歩いて仕事に使っていきたいと思う。

タブレット向けプランの契約

 iPad Proを仕事道具として持ち歩くうえで、かかせないのがセルラー通信だ。今回、このSIMをどれにしようかも結構、迷った。

 トッピングでデータ容量を追加できるpovoや、小容量のMVNOでもいいのだが、出先でデータ容量の残量を気にしながら使うというのも、なんだか物足りない。大容量で思いっきりデータを使いながら、割安なプランはないものか。

 あれこれ検討した結果、スマホの契約がauの「使い放題MAX 5G ALL STARパック」というものなので、「タブレットプランライト」を組み合わせることにした。

 タブレットプランライトは1100円で1GBという設定なのだが、スマホの回線と組み合わせることで、スマホに割り当てられているデータ容量をシェアできるようになっている。使い放題MAX 5G ALL STARパックは、スマホの通信は使い放題だが、テザリングや海外ローミング、他のデバイスとシェアできる80GBの容量が割り当てられているのであった。

 普段、テザリングや海外ローミングで80GB分を使っているのだが、さすがに1ヶ月で80GBを消費することはない。せっかくなので、タブレットを組み合わせることで、1100円で、容量をたっぷりと使えるようにしたのだった。

 実際に契約してみて、かなり快適に使えているのだが、ちょっと残念なのが、タブレットプランライトを契約するにはショップに行かなければいけないという点だ。久しぶりにauショップに行き、新たに契約手続きをしたのだが、なんだかんだで1時間弱の時間がかかってしまった。契約の確認作業やクーリングオフなど、やたらと確認作業に時間がかかる。決まりごとなので、ショップとしてもやらざるを得ないのだが、あまりに時間がかかりすぎて、ショップに来るのが億劫になってしまう。

 タブレット向け料金プランも、オンラインでサクッと契約し(プリペイドなら可能だが)、eSIMでサクッとダウンロードして即座に使えるようになってもらいたいものだ。