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「au TOM'Sファン感謝祭」、東京都多摩市で開催 およそ200人のファン集う

 25日、東京都多摩市の複合型研修施設「リンクフォレスト」で「au TOM'S ファン感謝祭 2024」が開催され、総勢200人のファンが駆けつけた。

左から辻門アネラ、伊藤大輔監督、坪井翔選手、山下健太選手、央川かこ

ここでしか聞けないトークショー開催

 AUTOBACS SUPER GTで2023年シーズンに続き、2024年シーズンもシリーズチャンピオンを手にしたことを記念したイベント。au TOM'Sからは伊藤大輔監督、ドライバーの坪井翔選手、山下健太選手とレースアンバサダーの央川かこ、辻門アネラがファンの前に登場した。

KDDI ブランドマネジメント部長の坂本伸一氏(左)もあいさつ。TOM'Sの神山裕示氏(右)もトークに参加した

 チームの面々は、2024年シーズンのレース展開を、あらためて振り返るトークショーを披露。ここでしか聞けないエピソードでファンらを魅了した。2024年シーズンから36号車のドライバーとなった山下選手は、予選時にニュータイヤを使った自らに対して、ユーズドタイヤで走った坪井選手にタイムで抜かれたことから焦りを感じた経験を語る。TOM'S神山氏は「プロドライバーのプライド(を持っている)。ここからさらにもう一歩成長すると思った」と当時の実感を話した。

 会場ではサプライズとして、レースアンバサダーの央川に「auレースアンバサダーアワード」が授与された。「レースアンバサダーアワード2024」で、惜しくもグランプリを逃した央川を称えたKDDIとTOM'Sのはからいだった。央川は「チャンピオンチーム(au TOM'S)でアンバサダーグランプリを取ったということは、もう私はグランプリってことでいいですかね!?」と笑顔を見せた。

 さらに1月21日に誕生日を迎えた辻門には、花束が贈呈され「今年、1年間はピラティスに通う」と抱負を語った。2025年シーズンも央川と辻門の2人がau TOM'Sのレースアンバサダーを務めるという。

ハッピーな経験語る。2025年は3連覇狙う

 さらにauのCM「みんなでハピろー!」にちなんで、au TOM'Sのメンバーがハッピーだったことやこれから起こるハッピーなことを披露。伊藤監督がスーパーフォーミュラのパブリックビューイングを開催できたことやドライバー2人が旅先でのエピソードなどを話すなか、辻門は「ラーメン店で半替玉が食べられるようになった。2025年は替え玉(1玉)食べられるかも」と話し、会場の笑いを誘った。

 “推し”がいたことがないという央川は、自身もファンに会いに来てもらう仕事をしていることから「一度は推し活をしてみよう」と地下アイドルのライブに参加した経験を話した。そこで見聞きしたことから、自身のファンについても「こういう気持ちで会いに来てくれるのかなと思う。2024年で一番成長できたところだった」と語った。

 au TOM'Sは、2023年と2024年の両シーズンでチャンピオンを獲得しており、2025年シーズンは3連覇に期待がかかる。伊藤監督は、今シーズンについて「連覇をしないといけないなと思う。勝ち続けるのは難しいことだけど、我々ならできると信じて頑張る。“ずっともっとつなぐぞ”ということで、強いau TOM'Sが続くよう頑張るので、応援をよろしくお願いします」と話した。

写真最前列左はMCを務めた自動車ジャーナリスト 今井優杏氏(写真提供:KDDI)