みんなのケータイ

ついにHTCが日本に帰ってきた

【Desire 22 pro】

 台湾のスマートフォンメーカーHTCが新型スマートフォン「Desire 22 pro」を発表しました。久方ぶりに日本でも発売されるのです。

待っていたぞ

 長らく日本市場では製品を発表していなかったので、もはや知らない人もいるのではないかと思いますが、Android以前からスマートフォンを作っている老舗といえるメーカー。Android時代以降は、auから多くのスマートフォン発売していました。

限定色のサルサ・レッド。HTCといえば赤という人も多いだろう

 しかしいろいろあって時は過ぎ去り、日本市場で最後に発売されたのは2018年の「U12+」。「Desire 22 pro」は4年ぶりの新型です。日本仕様は、FeliCa搭載で大手4キャリアのバンドに対応。限定色の「サルサ・レッド」を投入するなどかなり力を入れている模様。かつても日本独自モデルを数多く展開してきた同社ですが、現在も日本市場は重要と見ているようです。

2018年発表の「U12+」。筆者家ではまだ現役である
おサイフケータイも防水防塵もおさえている

 「メタバースフォン」ということで、同社のヘッドセット「VIVE Flow」との連携が強調されているのもポイントのひとつ。手軽に大画面が手に入るというのは、魅力的なポイントのひとつ。

 発表会の中では、オンラインでのコミュニケーションやライブイベント、ゲームといった用途が紹介されていました。なかでも気になったのは、映像ストリーミングサービスをヘッドセットの画面で視聴するというもの。映画が好きな筆者としては、自宅から出ずとも大スクリーンで映像を楽しめるというのはとても魅力的。

 ホームシアターの設置は金銭的・場所的にも難しいですが、これならば手軽に映画館気分が味わえそうです。狭小住宅に住みながら迫力ある映像を楽しめるようになるというのは嬉しい限りです。今後、よりVRが浸透してくればこういったスタイルも一般的になるのでしょうか。

 HTC NIPPONの児島社長は、今後のスマートフォン投入についても意欲的。筆者もDesire 22 proを購入しつつ、今後の展開についてぜひ見守っていきたいところであります。