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Galaxy S22の写真管理アプリは機能豊富、「オブジェクト消去」もできます

【Galaxy S22 SCG13】

【本文】
 auの「Galaxy S22 SCG13」を利用し始めてからまもなく2カ月。端末の雰囲気といいますか、使い勝手も大分掴めてきました。今回は、サムスン系端末の1つの特徴となっている写真管理アプリについて説明したいと思います。

Galaxy向け「ギャラリー」アプリのメイン画面

 アプリの正式名称は「ギャラリー」で、当然ながら端末にプリインストールされています。Android端末で多く利用されているであろう「Google フォト」アプリとは全くの別系統で、基本的にはGalaxyシリーズのスマホ専用です。また、Galaxyの世代によっても使える機能や画面インターフェイスが一部異なります。

 Galaxy S22の場合、各写真の詳細画面を開くと、その前後に撮影した画像が画面下方にサムネイルで一覧表示されるため、かなり画面が賑やかな印象。撮りためた写真を色々な角度から見てもらいたい、活用してもらいたいという意図なのでしょう。実際、そのサムネイルをタップすると対象の写真の詳細画面に遷移します。また、検索画面からは位置情報(おもに都市別)、被写体の種類別に画像を絞り込むことも可能です。

 画像の編集機能もかなり強力です。見た目も操作感も面白いのが、写真詳細画面右下のサブメニューから実行できる「画像を補正」。これを選択すると、画像を左右に分割するようなスライダーが表示され、これを左右に動かすと補正前・補正後の画像をシームレスに見比べることができます。暗めの画像を補正しようとすると、かなりハッキリとした効果が感じられます。

写真の詳細画面。画面下部に、その他のサムネイル画像が表示されています
こちらが「画像を補正」。画像をあまり編集したことがない人向けに、その便利さを実感してもらおうという意図もあるのでしょう。見た目も凝っていますし、実行するためのメニュー位置も、本来の「画像編集」ボタンとは別のところにあります

 さて、ここからが本題である「オブジェクト消去」について。

 GoogleのPixel 6では、画像に意図せず映り込んでしまったものを簡単にレタッチ・消去できる「消しゴムマジック」機能が大きなセールスポイントになっていましたが、「オブジェクト消去」はそのGalaxy版と呼んでいいでしょう。以前使っていたPixel 5では「消しゴムマジック」非対応だったので、個人的には待望の機能です。

 使い方としては、画像の詳細画面から鉛筆マークのアイコンをタップして画像編集画面へ移行。続いて画面右下のサブメニューから「オブジェクト消去」を選択します。

 あとは、画像から消したい部分をタップすると、その範囲が自動で指定されます。下の参考画像の場合、画面下方に移っている船の部分を1回タップしただけで、ほぼほぼ正確な範囲指定ができました。上手くいかない場合は、対象部分の輪郭を指でなぞることでも指定可能です。あとは「消去」をタップすればOK。

消したい部分をタップしてまずは範囲指定。この画像の場合、船の部分をタップするとほぼ正確に範囲指定できました(やや赤みがかっています)
こちらが消去後。最小限のタップ操作でここまでできます

 消去したいオブジェクトの種類によっても仕上がりは変わるでしょうが、それにしても簡単な手間のわりには凄い効果が得られます。ちなみに、消去を実行してもアンドゥ・リドゥは繰り返し試せます。

 この「オブジェクト消去」は、毎日のように使う機能ではないかもしれません。ただ「あって安心」なのは間違いない事実。端末はGalaxyだけど、普段使っているのはGoogleフォト、という方はぜひ「ギャラリー」アプリの併用にチャレンジしてみてください。