みんなのケータイ

au版Galaxy S22を買った理由。ミリ波! 光学3倍! 重さ168g!

 約1年6カ月ぶりにメイン端末を買い替えました。auの「SCG13」、Galaxy S22です。“Ultra”が付かない、オーソドックスなほうのモデルで、お値段は12万5030円。機種変更扱いになりますので、この他に2200円の手数料がかかりました。「スマホトクするプログラム」での割賦購入もかなり真剣に検討しましたが、短いスパンで買い替えるケースが仕事柄あるため、一括支払いで購入しました。わかっちゃぁいますが、やっぱり高いですね……。

au版のGalaxy S22(SCG13)に機種変更しました。紙資源削減などの理由でしょうが、パッケージがとにかく小型化されていました

 買い替えにあたっては、直前まで使っていたGoogleのPixel 5(au版)とスペック周りを色々比べてみたので、ご紹介します。

 一番明確なのはCPU(というかチップセット)の違いで、それまでのSnapdragon 765GからSnapdragon 8 Gen 1へ1ランクアップ。画面切り替えの機敏さなどに好影響が出るでしょう。

 またストレージは128GBから256GBへ増えます。両機種ともmicroSDカードには非対応ですが、Pixel 5を実際に使い込んだ限りでは128GBあればほぼ不満はなく、256GBに倍増すればさらに余裕を感じられるだろうと踏んでいます。

Pixel 5(左)との比較。画面はGalaxy S22(右)のほうが若干大きいです

 それと、5G周波数的にミリ波をサポートしているのも重視しました。Pixel 5ではそもそもミリ波に非対応で、Galaxyシリーズの前身モデルにあたる「Galaxy S21 5G」(SCG09)も同様に非対応でした。ミリ波エリアが極めて限定的なのは重々承知していますが、Galaxy S22の筐体サイズ感でミリ波対応しているのが素直に凄いと感じました。

 メインカメラ(リアカメラ)は「レンズが2つ以上ついてればいいや」くらいに軽く考えていたのですが、いざ調べて見るとGalaxy S22は超広角・広角・望遠のレンズ構成。光学3倍相当の撮影ができます。以前Pixel 6 Proに触ってみて望遠の便利さを実感していたので、これまた購入決断のポジティブ要因になりました。

カメラは3レンズ構成。なんだかんだで望遠カメラがあると撮影自由度が上がるので、有り難い!

 そして重量です。個人的には、チップセットの性能レベルや望遠カメラの有無よりも重視しています。200gだと重すぎるし、かといって画面サイズが小さすぎるのは寂しい。ならば仮に「重量180g」を1つのベンチマークとし、望みのモデルが出るか半年くらい様子見しようと考えたのが2021年末頃のこと。この方針に基づき、Pixel 6はスルーした経緯があります。強烈な割引施策等があれば、変説したとは思いますが……。結果的にGalaxy S22は重量168gで画面サイズは6.1インチと、条件はバッチリでした。

 一方で、黙殺しきれないデメリットもGalaxy S22にはあります。バッテリー容量は低下(Pixel 5は4000mAh、Galaxy S22は3700mAh)しますし、そしてGalaxy S22だとeSIMが使えません。物理SIMとeSIMのダブル運用ができるPixel 5は、パケット代節約という意味でも、回線障害への耐性という意味でも優れており、これを手放すのは口惜しい。

 しかし今回はそこをグッとこらえ、シングルSIM運用になってもいいので買い替えを断行しました。最悪MNPするきっかけにしてもいいし、機種変更者向けの割引増額や、予約購入者向けの完全ワイヤレスイヤホン全員プレゼント特典による経済メリットもある(編注・本稿執筆時点ではこれらの特典は終了)。総合すれば妥当なレベルに落ち着くだろうと割り切りました。

Galaxy S22の本体背面。auロゴはないものの、Galaxyロゴの下あたりにIMEI番号と型番(SCG13)が小さくプリントされています

 以上、筆者のごく私的購入理由でした。買い替える上でのこだわりポイントは皆違うでしょうが、読者の皆さんが機種変更やMNPを考える上で多少でも参考になれば幸いです。軽めの端末、衣服のポケットへの収まりが良い端末をお探しの方は、Galaxy S22は上手くハマるのではないでしょうか。

 それともう1つ、検討のタイミングは重要です。筆者が申し上げたような条件を5月下旬の段階で考えますと、7月下旬発売予定のPixel 6aはかなり有力な候補になるはず。ボーナスの動向なども踏まえながら、大いに悩んじゃってください!