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持て余していた「moto g100」のライト付きマクロカメラ、意外な時に役立った

【moto g100】

 マクロカメラといえば、ここ最近搭載するスマートフォンが増えているけれど、意外と使いどころが難しい存在の代表格に挙げられるのではないでしょうか。確かにマクロカメラがあれば接写がしやすくなりますし、撮影シーンが広がるという意味でもメリットが出てくるのですが、そもそも日常生活における撮影で、数cmレベルでの接写が求められるシーンがほとんどないというのがその理由かと思います。

 そして筆者が使っている「moto g100」も、超広角カメラと兼用でマクロカメラが搭載されていることが特徴の1つとなっていました。しかもmoto g100には、接写時に明るく撮影できるようリングライトが付いていることから、発売当初は注目を集めていたものです。

 ですがいざ購入してみると、やはり日常で接写するシーンに出くわすことがほとんどないので、折角の機能を持て余していたというのが正直な所。ですがここ最近、そのマクロカメラが役に立つことを実感する出来事がありました。

moto g100のマクロカメラはリングライトが付いており、被写体を明るく映せるのが特徴なのだが、そもそもマクロカメラを使うシーンがなく、持て余していた

 それはある日、手に小さなトゲが刺さってしまったことです。日常生活で小さなトゲが刺さるというのはたまにあることなのですが、痛い割には小さくて肉眼ではどこにあるのか分かりにくく、抜くにしても場所を特定するのに苦労することが多いのです。

 そこでふと思いついたのが、moto g100のマクロカメラをルーペ代わりに活用してトゲを探すことでした。moto g100のマクロカメラは、先にも触れた通りリングライトが付いていることから患部を明るく照らしながらスマートフォンの大きな画面で詳細を確認できますし、超広角カメラと兼用ということもあってか画素数が1600万画素と、マクロカメラとしては高精細です。

 そうしたことからmoto g100を三脚に装着してカメラを起動、マクロカメラに切り替えて手をかざし、患部を映し出して刺さったトゲを見つけるのに活用した訳です。ルーペと違って写真の撮影も可能なので、患部を写して細かな場所を確認するといった使い方もできることから、こうしたシーンでは結構役立つと感じた次第です。

moto g100を三脚に固定し、マクロカメラを使って手に刺さったトゲを探すのに活用。こういう時はリングライトが役に立つ
ルーペではなくカメラなので、撮影してから細かな部分を確認するといった使い方もできる

 もちろん日常的に手にトゲが刺さる機会もそうそうないので、利活用できるシーンが限られることに変わりはないのですが、例えば裁縫をする人であれば、針に糸を通すなど細かな作業をするのにも役立つかもしれません。折角搭載されているのですから、マクロカメラの有効な使い方をもっと考えてみたい所です。