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胸ポケットに不向きなmoto g100のためにワイヤレスマイクを買った

【moto g100】

 moto g100を購入して1カ月程度が経過しました。緊急事態宣言が明け(本稿執筆時)、外での取材が増えてきたこともあって外に持ち歩いて使うようになりましたが、外でゲームをしたり、動画を見たりする上では結構満足感が高いです。

 ただ仕事に活用するとなると、問題点がいくつか浮上してきました。最大の問題は取材に欠かすことのできないボイスレコーダーとして活用しづらいことで、それには筆者の使い方が大きく影響しています。

 というのも筆者が取材でスマートフォンをボイスレコーダーとして使う際はシャツの胸ポケットに入れておくことが多いのですが、moto g100は200gを超える重量なので入れっぱなしにしておくのは厳しいですし、縦長なので胸ポケットからはみ出す領域が大きく、その分うっかり落としてしまう可能性も高いのです。

moto g100をシャツの胸ポケットに入れたところ。重いのに加え、縦長ではみ出す割合が大きいことからうっかり落としてしまうリスクが高い

 そうしたことから従来通りの使い方でmoto g100をボイスレコーダー代わりにするのは厳しいと感じ、別途マイクをつなぐことを考えてみたものの、外での取材で有線のマイクをつなぐのはさすがに厳しい。となると必然的に無線のマイクを使う必要がある訳で、色々探してみて良さげだと感じたのが「SmartMike+」という、Bluetooth接続型のマイクでした。

 SmartMike+はサイズもコンパクトで、胸ポケットに挟んで使える仕組みも備わっていることから筆者の使い方に適していますし、何よりスマートフォンを落下するリスクにさらすことがなくなるので安心感が高いです。お値段は購入時点で1万4300円と、スマホ周辺機器としてやや高めですが、ECサイトだけでなく量販店でも販売されており、比較的入手もしやすかったことから早速1つ購入して試してみることにしました。

「SmartMike+」はBluetoothでスマートフォンと接続して利用するマイクで、指でつまめるくらいの小型・軽量さもポイントだ
胸ポケットに付けてみたところ。コンパクトな上にシャツなどに挟んで使えるので落下のリスクも低く、安心感がある

 利用方法はそれほど難しくなく、SmartMike+とmoto g100をBluetoothでペアリングした後、別途ダウンロードした専用のアプリを使って録音する形となります。専用アプリは元々Vlogなど動画撮影での利用を想定しているようで、使ってみると動画関連機能の充実度が妙に高い印象です。

moto g100と接続して使ってみたところ。専用アプリを使えば高音質で録音できる

 ただ音声に関しても、ノイズリダクションや文字起こしの機能が付いていたりするなど意外と高機能です。ただ一方で、録音した音声を確認するには一度マイクを切断するか、有線のイヤホンを挿入する必要があるというのが少々手間に感じるところでもあります。

こちらが専用アプリ。動画関連機能の充実度が高いが、音声に関しても機能充実度は高く、音声を字幕化する機能なども備わっている

 では、SmartMike+専用のアプリでないと録音はできないのでしょうか。moto g100には標準のボイスレコーダーアプリがないので、Google PlayからBluetoothマイクが使えるボイスレコーダーアプリをいくつかインストールして試してみたのですが、結論から言いますと録音自体は可能なものの音質が落ちるケースも多いようで、やはり専用アプリで使うのが無難なようです。

Bluetoothマイクに対応した「Bluetooth Voice Recorder」というアプリで録音を試してみたところ。録音自体はできるがエンコードの違いもあって音質はかなり落ちる

 そうしたことから当面、SmartMike+と専用アプリという構成で、moto g100をボイスレコーダーとして活用していこうと考えています。ただ冷静に考えると、1万4000円もあれば軽くてそこそこ高性能なボイスレコーダーが十分買えてしまったりもするのですが……。

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