みんなのケータイ

SIMスロットの空きが気になってドコモの「エコノミーMVNO」が欲しくなった

【moto g100】

 せっかく5Gに対応したmoto g100を購入したのに、NTTドコモの主要5G周波数帯である4.5GHz帯に対応しておらず、NTTドコモのSIMを挿して使っているため5Gの恩恵をあまり受けられないことが悩みでもありました。

 こればかりはハードの制約上どうしようもないので、やむなくキャリアを変えることに。既にiPhoneの方でauと楽天モバイルの回線を使っていることから、ソフトバンクの「LINEMO」に移ることにしました。オンライン専用プランということで手続きは全てオンラインとなりますが、moto g100は物理SIMしか使えないのでそれほど難しい手続きや設定も必要なく、無事乗り換えることができました。

moto g100の5Gを生かすためNTTドコモからLINEMOに乗り換え。物理SIMしか使えないので手続きや操作で戸惑うことはなかった

 もちろんLINEMOは5Gに対応しているので、これでひとまずソフトバンク回線で5Gを堪能できるようになったのですが、改めてmoto g100のSIMスロットを見ると、1つ空きがあるのが気になります。そしてせっかく空きがあるのであれば、4Gでも構わないのでNTTドコモの回線も追加し、iPhoneも含め4キャリア全てのネットワークをいつでも利用できるダイバーシティな体制を図りたい、という欲も出てきました。

 複数のネットワークに対応することのメリットはいくつかありますが、やはり大きいのは災害への備えです。インフラシェアリングが進みつつある中で複数キャリアのネットワークを持つメリットがどこまであるか? という疑問もない訳ではありませんが、それでもいざというときどれか1つのネットワークにつながる可能性が高まることを考えれば、やはり全キャリアのネットワークが利用できる体制が整っていた方がよいのは確かでしょう。

moto g100にはLINEMO(ソフトバンク回線)、密かに買い換えたiPhone 13 Proにはau(KDDI回線)と楽天モバイル回線が入っているので、やはりNTTドコモの回線も欲しいところ

 とはいえ改めてNTTドコモのプランを見ますと、ahamoはLINEMOと被ってしまいますし、それ以外のプランもauと被る。しかも他のプランで日常的な通信量は十分足りているので、それほど通信量が多くなくていいことから必然的にMVNOのサービスを選ぶのがベストということになりますが、いかんせん数が多いのでどこにしたらいいものか……と考えていたところ、NTTドコモから「エコノミーMVNO」の発表がありました。

 エコノミーMVNOは、NTTドコモとMVNOが連携し、MVNOのサービスの契約やサポートをドコモショップでできるようになったり、dポイントが利用できるようになったりする仕組み。筆者は店頭でのサポートはあまり必要としていませんが、dポイントの利用頻度は高いので、dポイントが使えるのはかなり魅力的です。

 そうしたことからエコノミーMVNOが始まったら、対象のMVNOを契約してNTTドコモ回線を追加しようと思ったのですが、最も早く連携が始まるNTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」でも開始が2021年10月21日からと、残念ながらこの原稿の締め切りには間に合わず。最も安い500MBで550円というコースが新設されるのも同日のようですので、その開始を待って改めて契約してみたいと思います。

エコノミーMVNOとなる「OCN モバイル ONE」が追加予定の550円コースは、容量は500MBと非常に少ないがかなりの低価格。ただしサービス開始が締め切りに間に合わなかった