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スマホ料金「550円」VS「290円」、予備回線として使うならどっちがいつまでお得なのか
2022年3月17日 00:00
以前にmoto g100の予備回線としてNTTドコモの回線を追加するべく、「OCN モバイル ONE」の500MB/月コースを契約したいという話をしたことがありますが、サービス提供開始からやや時間が経ってしまったものの、1月初めにようやく契約するに至りました。
500MBという容量はかなり少ないですが、あくまで災害や通信障害などで他社の回線が使えなくなった時の予備なので、容量よりも月額550円という料金の安さが重要です。
ですが契約してから程なく、日本通信よりNTTドコモ回線でもっと安価に使える「合理的シンプル290プラン」が発表されました。これは月当たり1GBであれば月額290円、その後1GB毎に220円が追加されていくという仕組みのプランなのですが、あらかじめ上限を設定すれば1GBで使い続けられることから、OCN モバイル ONEの500MB/月コースより容量が大きくて安いのが魅力です。
なのであれば、合理的シンプル290プランに乗り換えた方が安く済むのでは? とも思ったのですが、そこで気になったのが初期契約時の手数料。合理的シンプル290プランの初期手数料は3300円で、ECサイトや家電量販店などで販売されているスターターパックを利用すれば多少安くなりますが、それでも筆者が確認した限り最も安かったAmazon.co.jpでの価格は3000円と、1GBで使う事を考えると約10カ月分に相当する値段です。
一方OCN モバイル ONEのスターターパックはAmazon.co.jpで300円で販売されていることから、筆者が契約した時の初期手数料はその300円と後から請求されるSIMカード手配料の433.4円。小数点以下を考慮しなければ合計733円と、月額料金に対して2カ月分以下で済む計算になります。
もちろん月額料金は合理的シンプル290プランの方が安いので、契約月が長くなるにつれいずれはそちらの方が安くなるのでしょうが、初期費用を考慮すると当面はOCN モバイル ONEを使い続けた方が安いようにも思えてきます。では実際のところ、初期費用を考慮するといつまでOCN モバイル ONEの500MB/月コースの方が安いのか、Amazon.co.jpでスターターパックを購入したと仮定し、初期費用と毎月の料金の積み上げをグラフにして比べてみました。
その結果が以下になるのですが、8カ月目まではOCN モバイル ONEの500MB/月コースの方が安いという結果に。9カ月目で僅差ですが合理的シンプル290プランの方が安くなり、以降は合理的290プランの方が安くなるようです。
無論、この比較は純粋に料金のみを比べたもので、双方のサービスには通信量や通話料、「dポイント」の有無などサービス面で多くの違いがあることは断わっておく必要があります。ですが筆者が必要とする目的で考慮した場合、少なくとも半年以上はOCN モバイル ONEの方が安く済む計算になることから、しばらくは利用を継続し、秋ごろに他の回線も含め、あらためて見直しをしてみようかと思っています。