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「HUAWEI FreeBuds 3」をMate 30 Proと接続してみた

【HUAWEI P30 Pro】

 ジョギングの際に使っている、耳を塞がない完全ワイヤレスイヤフォン「Xperia Ear Duo」が大のお気に入りなのですが、最近、使用中に音が頻繁に途切れたり、ケースに入れても充電が始まらないことがあったりと、少し調子が悪くなってきました。ただ、常に調子が悪いわけではなく、チャットのサポートに聞いた対処法「ケースに入れず、しばらく放っておく」でちゃんと充電できる状態になるので修理に出せずにいるのですが、使いにくいので思い切って新しいものに買い換えた方がいいかなと思い始めています。

ジョギングに欠かせない「Xperia Ear Duo」ですが、少し調子が悪くなってきました

 外音取り込みモードのある「AirPods Pro」には確かに惹かれているのですが、Xperia Ear Duoの耳の中にモノが入っていない状態が非常に快適で、次も耳の中に入れないタイプの完全ワイヤレスイヤフォンにしたい。そこで、注目していた世界初の完全ワイヤレス骨伝導イヤフォン「boco PEACE TW-1」を予約してしまいました。展示会で1度試した限りでは、骨伝導の聞こえ方に違和感を覚えませんでしたが、走って使ったときにどんな風に聞こえるのか楽しみです。

 というわけで、しばらくイヤフォンのことを考えていたら、Mate 30 Proの予約購入特典でもらった「FreeBuds 3」を、うっかり使っていなかったことに気がつき、遅ればせながらMate 30 Proとペアリングし、使ってみました。

 FreeBuds 3は、カナル型のように耳を密閉しないのに、アクティブノイズキャンセリングが効く完全ワイヤレスイヤフォンです。普通の状態では外音もそこそこ聞こえるオープンな感じなのに、ノイキャンがちゃんとかかるのが不思議な感覚です。イヤフォン本体で約4時間、ケース使用で約20時間の再生が可能となっています。

オープンフィット型でアクティブノイズキャンセリング対応の「HUAWEI FreeBuds 3」
Xperia Ear Duo(左)、FreeBuds 3(中央)、AirPods(右)とケースを並べてみました。写真ではあまり違いが分かりませんが、FreeBuds 3のケースはAirPodsより一回り大きいです
イヤフォン本体をAirPodsと比較。左がFreeBuds 3で右がAirPods。よく似ておりますがAirPodsの方が曲線的ですね

 設定方法は他のメーカー同様、AirPodsをオマージュしているというか、そっくりというか、同じです。ケースの蓋を開けるとMate 30 ProがFreeBuds 3を認識し、ウインドウが表示され、ワンタップでペアリングできます。また、イヤフォンを耳から外すとオーディオが止まり、装着し直すと再開するのも同じです。

目立たないのですがケースの右側にボタンがあり、長押しするとペアリングモードに。ケースの蓋を開けると、すぐさまMate 30 Proに設定画面が表示されます

 また、FreeBuds 3のパッケージ内には、「AI Life」アプリのダウンロードページに行けるQRコードを印刷した紙が入っていました。もちろんファーウェイ端末専用のアプリマーケット「AppGallery」でもAI Lifeアプリは配信されています。このアプリを使うと、手動でノイズキャンセリングを調整することができます。

「AI Life」アプリでノイズキャンセリングの調整が可能。青い円をくるくる回して調整しますが、私自身はあまり違いが分かりませんでした
イヤフォンのヘッド部分をダブルタップで操作する機能もAI Lifeアプリで設定できます

 AI Lifeアプリは、ファーウェイの各種スマートデバイスを一カ所で管理できるアプリですが、Mate 30 Proには(私が間違って削除していなければ)プリインストールされていませんでした。ファーウェイのスマートウォッチを管理できる「ヘルスケア」アプリはプリインされているので、AI Lifeアプリもあっていいのにと思わなくもありません。

 イヤフォンのダブルタップでの操作は反応がよく、スムースに操作できます。ノイズキャンセリングも、カナル型やオーバーイヤーほど強烈ではありませんが、効きます。ただ、オン/オフするたびに「ノイズキャンセリング オン」「ノイズキャンセリング オフ」と音声で教えてくれるのは、慣れてくると煩わしく感じます。

 比較的外音が聞こえるので、本当ならこのFreeBuds 3を装着してジョギングできればいいのですが、カナル型ほどフィット感が良くなく、外れるのが心配で走っているときは使えません。AirPodsよりは私の耳の形に合っているようですが、それでも歩くのがギリギリという感じです。散歩や取材先に出向く際に使うことになりそうです。