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Xperia Ear Duoが子連れ外出に欠かせない

Xperia Ear Duo

 2018年4月に発売されたBluetoothイヤホン「Xperia Ear Duo」を発売日に購入してからまもなく1年、購入当初は全く予想していなかった使い道で日常生活に欠かせないツールとして生活に溶け込んでいます。

 Xperia Ear Duoは、耳穴を塞がない設計で周囲の音を聴きながら音楽再生を楽しめるデュアルリスニングが大きなアピールポイントの製品で、筆者もその点を魅力に感じて購入しました……が、走行中の音が大きなバスや電車で移動しながらの音楽再生は、Xperia Ear Duoからの音楽と環境音がうるさくミックスされてしまい、正直「コレジャナイ……」という感じ。

 それでも、購入から1年間でXperia Ear Duoを手放せなくなった最大の理由は、Xperia Ear Duoを通じてSNSのメッセージや各種アプリの通知を音声で受取できるため、スマホを見なくても通知内容が把握できるようになったからです。

SNSやメッセージなどの通知を読み上げてくれる
通知対象アプリを任意に追加可能

 「スマホを見なくても通知内容が把握できる」という点では、腕に装着して使うスマートウォッチでも似たような使い勝手が実現できますが、スマートウォッチで通知を確認する場合は、僅かな時間ではありますが、視線をスマートウォッチに向ける必要があります。

小さな子どもと外出する際は目が離せない

 一人での外出や大人だけでの外出であれば、スマートウォッチやスマートフォンで通知を確認することは問題はありませんが、ほんの少し目を離しただけでどこかに走り出してしまうような年齢の小さい子ども連れで外出する際には、子どもからも目を離すことなく通知内容が耳で確認できるデバイスがあると非常に便利です。

 たとえば、外出中に別行動している家族から「用事が終わったからもうすぐ合流するよー。」というメッセージを受けとったり、配車アプリで注文したタクシーの接近を耳で知ることができ、通知内容を確認するためにスマートフォンやスマートウォッチの画面を見る必要がなくなります。もちろん、音声通話を着信した際の応答、音声通話の発信にもXperia Ear Duoが使えます。

 さらに、Xperia Ear Duoは耳を塞がない設計のため、通知が読み上げされていない状態(装着しているだけの状態)では、「装着しているのを忘れる」ぐらいの感覚で、耳から入る情報を遮断することなく会話を含めた日常生活に支障がありません。

ヘッドジェスチャーで通知読み上げキャンセルも可能

 通知対象となるアプリやメッセージが多すぎると、頻繁に通知が読み上げられるためやや鬱陶しく感じることもありますが、初期ファームウェアではイマイチ思った通りに機能しなかった「ヘッドジェスチャー」による通知読み上げのキャンセル(=読み上げ中に首を横に振ってキャンセル)も、今ではほぼ思い通りにコントロールできるようになっています。

 日常生活に溶け込むように使えるようになったXperia Ear Duoですが、Xperia Ear Duoユーザー同士でトランシーバーのように通話ができる「Anytime Talk」だけは、Android限定機能ということもあり、身近にXperia Ear Duoユーザーがいないため試せていません。魅力的な機能だけに、OSを選ぶのが悩ましいところです。