みんなのケータイ

THE クラッシュ! その後

【OPPO Find X】

 先日の 「THE クラッシュ!」をご覧になった方もいるかもしれないが、筆者がメインで使っているOPPO Find Xを不注意で落として割ってしまった。

 このスマホの名誉のために付け加えておくと、Find Xが特別割れやすいというわけではなく、スペイン出張中の不幸な事故だった。人の背より高い2段ベッドの上段からコンクリート床に正面衝突したら、大抵のスマホは割れてしまうだろう。

芸術的に割れた筆者のFind X。入ってて良かった端末補償……
落下地点が冷たいコンクリートタイルのが運のつき

 幸い、割れてもガラスが飛び散ることなく、タッチパネルも操作できていたので、日本に帰国するまではそのまま使っていた。とはいえ、しばらくするとひびも広がってきて、直撃していないはずのポップアップカメラ部までひびが入るようになってきて、さすがに見苦しい状態に。

 Find Xは、SIMフリースマホなので、通常はメーカー修理となる。ただし、筆者は楽天モバイルで購入し、有料補償サービスに加入していたので、安価に本体交換ができた。不注意で端末を割ることも多い粗忽者にはとてもありがたいサービスだ。

 交換代金は7560円(税込)。スペイン取材で同席したケータイジャーナリストのI氏からは“三木谷割”ならぬ「三木谷修理だ」などと冗談めかしく言われたが、交換代金としては大手キャリアと同等の水準だと思う。

本題とは一切関係ないが、楽天は「MWC19 Barcelona」にブースを展開。ミッキーこと三木谷社長は基調講演に登壇し、新キャリアの革新性をアピールしていた

 筆者が加入していた楽天モバイルの「端末補償」は、故障した際に新品同様品と交換するサービス。

 実際の交換の流れは、「電話で申し込み」→「宅配で交換機が送られてくる」→「その場で配達員に壊れたスマホを渡す」というもの。交換料金も現金手渡し。アップルがiPhoneで提供しているエクスプレス交換サービスと似たような形態だ。家にいる時間が少ない筆者にとって、配送で予定を抑えられるのは少々面倒。オンラインで申込ができ、封筒にスマホを入れて送ればいい他社の補償サービスの方が使い勝手が良いと感じた。

 使い勝手の悪さは楽天モバイル側でも認識していたのか、現在はスマホを購入すると、筆者が加入していた「端末補償」の代わりに「スマホ修理・新機種交換保証」に加入できるようになっている。

 この新プログラムは修理が無料となっており、修理不可の場合は機種変更価格の20%で交換できる。修理期間中は代替機が送られてくる仕組みだ。端末のやり取りは封筒型の配送キットを利用できるようになっていて、家で配達員を待ち構えている必要もない。

 SIMフリースマホが壊れたときのサポートは原則としてメーカーが対応することになるが、特に海外メーカーではサポート体制が弱く、修理までに時間がかかる場合もある。そうしたスマホを使うときに、手厚いサポートを受けることができるのは、キャリア(MVNO)扱いでスマホを購入する大きなメリットだと感じた一件だった。