山根康宏の「言っチャイナよ」
OnePlusのフラッグシップ登場、899元の激安モデルはあのスマホをインスパイア
2023年2月27日 00:00
2023年は1月22日が旧正月となることもあってか、毎月10機種以上の5Gスマートフォンが発表されていたが今月はメジャーメーカーの製品は4機種のみ。vivoとOPPOはエントリー5G機のマイナーチェンジ、HONORもハイエンドのバリエーションモデル投入であり、純然たる新モデルと言えるのは「OnePlus 11」のみであった。マイナーメーカーではLeTVがiPhone 14 Proデザインをコピーした「S1 Pro」を格安価格で発売。また高級モデルをリリースしているKretaから「Mycenae M11」が発表された。
999元の格安5Gスマホ、vivo「Y53t」
1000元を切る価格で登場したvivo「Y53t」は4Gユーザーの5Gへの移行を狙い、ECサイト限定で販売される。1300万画素カメラにメモリは4GBと最低限のスペックだがバッテリーは5000mAhと十分な性能を持つ。なお2021年発売の「Y53s」の後継モデルではない。vivoも低価格機を多く出しており、型番付与システムがややわかりにくくなっている。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日 | 2023年1月1日 |
価格 | 999元(約2万円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 700 |
ディスプレイ | 6.51インチ1600×720ピクセル |
リアカメラ画素数 | 1300万+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 500万(水滴型ノッチ) |
RAM/ROM構成 | 4GB+128GB、6GB+128GB |
バッテリー | 5000mAh |
5G NR対応バンド | SA : n1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78、NSA : n41 / n77 / n78 |
サイズ | 164.05×75.6×8.15mm、186g |
ラグジュアリーな高価格5Gスマートフォン、Kreta「Mycenae M11」
独自路線で高級素材を使ったスマートフォンを展開しているKretaから2023年モデルとして登場したのが「Mycenae M11」。背面はカーフレザーブラウンまたはワニ革ブラック仕上げの2つのモデルを用意。メインカメラの横には時刻や通知を表示する小型のサブディスプレイも搭載する。なお本体デザインは同じ高級スマートフォンを出すVERTUの「iVERTU」とほぼ同等だ。詳細スペックは不明のまま1月から予約販売が開始されている。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日 | 2023年1月2日 |
価格 | 7999元(約15万7000円)から |
チップセット | 不明 |
ディスプレイ | 6.517インチ1600×720ピクセル、背面0.8インチ160×80ピクセル |
リアカメラ画素数 | 4800万+サブカメラ解像度不明 |
インカメラ画素数 | 800万(パンチホール) |
RAM/ROM構成 | 8GB+256GB |
バッテリー | 4850mAh |
5G NR対応バンド | 不明 |
サイズ | 164.0×75.5×8.8mm、203g |
OPPOも格安5Gスマートフォンの後継機「A56s」を投入
2021年10月にOPPOが発表したエントリー5Gモデル「A56 5G」の後継機となるのが「A56s」。カメラ周りのデザインは大きく変わり、最近のトレンドである同円サイズのレンズを2つ並べたデザインになっているが、1300万画素カメラやエントリー5Gチップセットなど基本的な性能は変わっていない。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日 | 2023年1月5日 |
価格 | 1099元(約2万2000円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 810 |
ディスプレイ | 6.56インチ1612×720ピクセル |
リアカメラ画素数 | 1300万+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 800万(水滴型ノッチ) |
RAM/ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB |
バッテリー | 5000mAh |
5G NR対応バンド | 不明 |
サイズ | 163.8×75.1×7.99mm、186g |
OnePlusの最新フラッグシップモデル「OnePlus 11」が登場
OnePlusのフラッグシップモデルは数字2桁の型番であり、2022年1月に発表された「OnePlus 11 Pro」の後継機となるのが「OnePlus 11」だ。リアカメラは3つとも高解像度となり、ハッセルブラッドのカラーエンジンを思う存分発揮できる。バッテリーは100Wの急速充電対応。2022年8月発表の「OnePlus 10T」で廃止されたOnePlus独自のマナーモード切替スイッチ「Alert Slider」は本モデルで復活している。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日 | 2023年1月4日 |
価格 | 3999元(約7万8000円)から |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 |
ディスプレイ | 6.7インチ3216×1440ピクセル、120Hz |
リアカメラ画素数 | 5000万+4800万超広角+3200万2倍望遠 |
インカメラ画素数 | 1600万(パンチホール) |
RAM/ROM構成 | 12GB+128GB、16GB+256GB、16GB+512GB |
バッテリー | 5000mAh、100W充電(有線) |
5G NR対応バンド | n1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n20 / n28A / n38 / n40 / n41 / n66 / n77 / n78 |
サイズ | 163.1×74.1×8.53mm、205g |
ハイエンドモデルのバリエーションを強化、「HONOR 80 Pro Flat Edition」
2022年11月発売のHONORのフラッグシップシリーズ「HONOR 80 Pro」と「HONOR 80」を組み合わせたモデルが「HONOR 80 Flat Edition」だ。80 Proの本体に80のフラットディスプレイとカメラを組み合わせており、両者の中間に位置するハイエンドモデルのバリエーション製品であり、カラバリは3色あるがメモリ構成は1タイプのみとなる。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日 | 2023年1月5日 |
価格 | 3599元(約7万円)から |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
ディスプレイ | 6.67インチ2400×1080ピクセル、120Hz |
リアカメラ画素数 | 1600万+800万超広角+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 3200万(パンチホール) |
RAM/ROM構成 | 12GB+256GB |
バッテリー | 4800mAh、66W充電(有線) |
5G NR対応バンド | 不明 |
サイズ | 162.5×75.3×7.9mm、186g(黒)、193g(青、ピンク) |
iPhone 14 Proクローン「S1 Pro」が激安5GモデルとしてLeTVから登場
iPhone 14 ProのデザインをほぼインスパイアしたモデルをLeTVが発売。「S1 Pro」は899元という超低価格な5Gスマートフォンだ。価格だけでもインパクトはあるはずだが、それだけでは差別化できないと考えたからか、恥じらいも無く有名モデルと同じデザインを採用。リアカメラは1つしか搭載しておらず他の2つはダミー。フロントカメラも500万画素のみだがダイナミックアイランド型デザインとした。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日 | 2023年1月9日 |
価格 | 899元(約1万8000円)から |
チップセット | UNISOC T7510 |
ディスプレイ | 6.5インチ1600×720ピクセル |
リアカメラ画素数 | 1300万 |
インカメラ画素数 | 500万(パンチホール) |
RAM/ROM構成 | 8GB+128GB |
バッテリー | 5000mAh |
5G NR対応バンド | 不明 |
サイズ | 164.3×77.7×9.5mm、209.5g |