山根康宏の「言っチャイナよ」
vivoも折りたたみ、HonorやOPPO、realmeが激安5G機を発表
2022年5月10日 00:00
2022年4月に発表・発売された5Gスマートフォンは24機種。内訳はシャオミ1機種、Honor 2機種、OPPO 4機種、realme 4機種、vivo 6機種、ZTE 3機種、その他メーカー 4機種。なお4Gモデルだがファーウェイの折りたたみモデル「Mate Xs 2」も今回紹介する。
Vivoは初の折りたたみや大画面モデル、さらに高性能カメラのフラッグシップモデルを発表。Honor、OPPO、realmeは1199元の格安5G機を投入、ZTEもエントリー機3種を出すなど、引き続き増加する4Gから5Gへの乗り換えユーザー獲得を各社目指す。
1000元台の格安5G機「HONOR Play6T」
格安価格帯向けとなるHonorのPlayシリーズ、その最新モデルが「HONOR Play6T」だ。1199元の低価格を実現するためカメラは1300万画素、ディスプレイはHD+の解像度に水滴型ノッチ500万画素カメラと性能を抑えている。
発表日 | 2022年4月7日 |
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価格 | 1199元(約2万4000円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 700 |
ディスプレイ | 6.74インチ1600x720ピクセル、90Hz |
リアカメラ画素数 | 1300万+200万マクロ+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 500万(水滴型ノッチ) |
RAM / ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB |
バッテリー | 5000mAh、22.5W充電(有線) |
5G NR対応バンド | 不明 |
サイズ | 167.59x77.19x8.62mm、198g |
4800万画素カメラ搭載の低価格機「HONOR Play6T Pro」
HONOR Play6Tと同時に発表された上位モデルが「HONOR Play6T Pro」。価格を抑えながらも4800万画素カメラを搭載、デュアルカメラのもう1つは深度測定用と割り切った性能とした。バッテリーは4000mAhだが44Wの高速充電に対応し、10分の充電で4時間の使用が可能だ。本体は7.45mmと薄く仕上げている。
発表日 | 2022年4月7日 |
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価格 | 1399元(約2万8000円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 810 |
ディスプレイ | 6.7インチ2388x1080ピクセル、90Hz |
リアカメラ画素数 | 4800万+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 800万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB |
バッテリー | 4000mAh、44W充電(有線) |
5G NR対応バンド | 不明 |
サイズ | 163.4x74.7x7.45mm、175g |
vivo初の折りたたみモデル「vivo X Fold」登場、大手メーカーから出そろう
vivo初となる折り畳みディスプレイを搭載した「vivo X Fold」が発表となり、これで中国の主力メーカー全社から曲がるディスプレイのスマートフォンが出そろった。vivoはここ数年カメラ強化モデルを「X」シリーズとし、最新機能搭載モデルは過去に「NEX」シリーズとして展開していたが、折りたたみモデルはNEXではなくXシリーズとして登場した。開くと8.03インチ、閉じると6.53インチのディスプレイサイズは市販されている各社の折りたたみスマートフォンの中で最大。カメラも5000万画素を搭載するなど高性能だ。
発表日 | 2022年4月11日 |
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価格 | 8999元(約17万7000円)から |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
ディスプレイ | (イン)8.03インチ2160x1916ピクセル、120Hz。 (アウト)6.53 2520x10802388x1080ピクセル、120Hz |
リアカメラ画素数 | 5000万+4800万超広角+1200万2倍望遠+800万5倍望遠(ペリスコープ) |
インカメラ画素数 | (アウト)1600万(パンチホール) (イン)1600万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 12GB+256GB、12GB+512GB |
バッテリー | 4600mAh、66W充電(有線)、50W(無線) |
5G NR対応バンド | SA : n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n20 / n28/ n38 / n40 / n41 / n66 / n77 / n78 / n79、NSA : n38 / n41 / n77 / n78 / n79 |
サイズ | 162.01x144.87x6.28-7.40mm、162.01x74.47x14.57-14.91mm、311g |
7インチ超えの大画面スマホ、「vivo X Note」
X Foldと同時に発表されたvivoの大画面モデルが「vivo X Note」。ディスプレイサイズは7インチと大きい。カメラ性能はX Foldと同一としながら、NSAのNR対応バンドはこちらが広い。高速充電は最大80Wに対応。本体カラー「大地灰」「晴山青」モデルは背面をビーガンレザーとし、周囲に糸の縫い目のようなテクスチャを加え高級感も持たせた。なおこの仕上げはサムスンが過去に「Galaxy Note 3」(2013年)で採用。サムスンは2022年からNoteシリーズを廃止しており、vivoはそのNoteを改めて蘇らせたと見ることもできる。
発表日 | 2022年4月11日 |
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価格 | 5999元(約11万8000円)から |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
ディスプレイ | 7.0インチ3080x1444ピクセル、120Hz |
リアカメラ画素数 | 5000万+4800万超広角+1200万2倍望遠+800万5倍望遠(ペリスコープ) |
インカメラ画素数 | 1600万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GB |
バッテリー | 5000mAh、80W充電(有線)、50W無線無線 |
5G NR対応バンド | SA : n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n20 / n28 / n38 / n40 / n41 / n66 / n77 / n78 / n79、NSA : n1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n20 / n28 / n38 / n40 / n41 / n77 / n78 / n79 |
サイズ | 168.78x80.31x8.37(黒)、8.75(灰、青)mm、221g(黒)、216g(灰、青) |
必要十分なスペックのカジュアル5Gモデル、OPPO「A57 5G」
1000元台前半の価格で必要最小限の性能を有するOPPOのカジュアルな5Gスマートフォンが「A57 5G」だ。撮影カメラは実質1眼1300万画素、大容量バッテリーを搭載するが高速充電は非対応。なお2016年に「A57」が発売されたがそれとは別系列の製品。OPPOのAシリーズの50番台モデルもここ数年乱発でモデル名の空きがなくなってきている。
発表日 | 2022年4月12日 |
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価格 | 1399元(約2万8000円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 810 |
ディスプレイ | 6.56インチ1612x720ピクセル、90Hz |
リアカメラ画素数 | 1300万+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 800万(水滴型ノッチ) |
RAM / ROM構成 | 6GB+128GB、8GB+128GB、8GB+256GB |
バッテリー | 5000mAh |
5G NR対応バンド | n1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78 |
サイズ | 163.8x75.1x7.99mm、186g |
ゲーミング向けの高スペックなお手頃価格モデル、vivo「iQOO Neo6」
vivoのゲーミングモデルの中で価格をやや抑えたモデルが「iQOO Neo6」である。Snapdragon 8 Gen 1を搭載し、120Hz駆動のディスプレイは横向き時に左右部分のタッチ感度を高めており快適にゲーム操作できる。本体の冷却はグラファイト層や液冷を取り入れ46662mm2の冷却面積で効率的に内部を冷やす。カメラは6400万画素を搭載する。
発表日 | 2022年4月13日 |
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価格 | 2799元(約5万5000円)から |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
ディスプレイ | 6.62インチ2400x1080ピクセル、120Hz |
リアカメラ画素数 | 6400万+1200万超広角+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 1600万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB |
バッテリー | 4700mAh、80W充電(有線) |
5G NR対応バンド | n1 / n3 / n5 / n8/ n28A / n41 / n77 / n78 |
サイズ | 163.0x76.16x8.885mm、8.5mm(黒)、193.95g、197.23g(黒) |
ミドルレンジの良スペックモデル、realme「V23」
ハイレゾオーディオ対応や美しいガラス仕上げボディーが特徴のrealme「V23」は、先月発売になった「V25」の下位モデル。チップセットをメディアテックのDiemensity 810、4800万画素カメラを搭載し、エントリーの1つ上のポジションの製品となる。
発表日 | 2022年4月13日 |
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価格 | 1699元(約3万3000円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 810 |
ディスプレイ | 6.58インチ2400x1080ピクセル、90Hz |
リアカメラ画素数 | 4800万+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 800万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+256GB、12GB+256GB |
バッテリー 5000mAh、33W充電(有線) | |
5G NR対応 バンド不明 | |
サイズ 163.8x75.1x8.1mm、190.0g |
ゲームや不適応なコンテンツを制限できる360OSの学習スマホ「Q10 Pro」
セキュリティー関連企業でスマートフォンも展開している360OSが久しぶりに投入するスマートフォンが「奇少年(Qishaonian)Q10 Pro」。学生向けのスマートフォンに特化し、単体では学習アプリのみが使用可能。親のスマートフォンに連携アプリを入れることで、親側からゲームなどのエンタメアプリの利用を制御可能。宿題が終わった後や、1日数時間だけゲームが利用できるといった制御ができる。ブラウザはポルノ、ギャンブルや暴力的なコンテンツへのアクセスを制限し、制限リストは360OSが常時アップデートする。なお2021年1月に発表されたが、販売が確認されたのは4月のため、今月の一覧に加えた。
発表日 | 2022年1月5日発表、4月15日発売 |
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価格 | 898元(約3万7000円)から |
チップセット | UNISOC T7510 |
ディスプレイ | 6.53インチ2340x1080ピクセル |
リアカメラ画素数 | 4800万+800万超広角+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 800万(水滴型ノッチ) |
RAM / ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB |
バッテリー | 4850mAh |
5G NR対応 | バンド不明 |
サイズ不明 |
OPPOも激安モデルに参戦、1199元の「A55s」
OPPOのスマートフォンは他社より若干価格を高めに設定していたが、「A55s」は1199元と格安価格、5G入門機の位置を狙った製品となる。2021年1月発表の「A55」(1599元)の価格引き下げモデルであり、スペック等は同等。わずか3か月で400元もの値下げを行うことで、中国国内での販売数増を狙う。なお日本で発売中の「A55s 5G」とは別の製品だ。
発表日 | 2022年4月18日 |
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価格 | 1199元(約2万4000円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 810 |
ディスプレイ | 6.56インチ1612x720ピクセル、90Hz |
リアカメラ画素数 | 1300万+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 800万(水滴型ノッチ) |
RAM / ROM構成 | 6GB+128GB、8GB+128GB、8GB+256GB |
バッテリー | 5000mAh |
5G NR対応バンド | n1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78 |
サイズ | 163.8x75.1x7.99mm、186g |
realmeがエントリーモデルを一新、「realme Q5」登場
realmeが中国で展開しているスマートフォンの中でエントリーレベルの製品が「Q」シリーズ。現行の「Q3」シリーズの後継機として「Q5」シリーズ3機種が発表された。realme Q5は低価格モデルながらも120Hz駆動ディスプレイに5000万画素カメラ、66W高速充電対応の実力モデルとなる。
発表日 | 2022年4月20日 |
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価格 | 1399元(約2万8000円)から |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
ディスプレイ | 6.6インチ2412x1080ピクセル、120Hz |
リアカメラ画素数 | 5000万+200万マクロ+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 1600万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 6GB+128GB、8GB+128GB、8GB+256GB |
バッテリー | 5000mAh、60W充電(有線) |
5G NR対応バンド | n1 / n28A / n41 / n77 / n78 |
サイズ | 164.3x75.6x8.5mm、195g |
スペックを一新したグレードダウンモデル、realme「Q5i」
realme Q5シリーズのエントリー機が「Q5i」となる。約1年前に発売となった「Q3i」の後継機だが、カメラは4800万画素→1300万画素、フロントカメラも1600万画素→800万画素とスペックダウンする一方、チップセットは上位モデルを搭載し、33Wの高速充電に対応。カメラ性能よりも「低価格でもしっかり動く」モデルとして生まれ変わった。
発表日 | 2022年4月20日 |
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価格 | 1199元(約2万4000円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 810 |
ディスプレイ | 6.58インチ2400x1080ピクセル、90Hz |
リアカメラ画素数 | 1300万++200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 800万(水滴型ノッチ) |
RAM / ROM構成 | 4GB+128GB、6GB+128GB |
バッテリー | 5000mAh、33W充電(有線) |
5G NR対応バンド | 不明 |
サイズ | 163.8x75.1x8.1mm、190g |
高速充電に6400万画素・トリプルカメラを搭載するrealme「Q5 Pro」
realme Q5シリーズ最上位モデルの「Q5 Pro」は超広角カメラを搭載し撮影の幅を拡大、バッテリーは80W高速充電にも対応。ディスプレイはQ5、Q5iが液晶だがQ5 Proは有機ELを採用した。
発表日 | 2022年4月20日 |
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価格 | 2099元(約4万1000円)から |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 870 5G |
ディスプレイ | 6.62インチ2400x1080ピクセル、120Hz |
リアカメラ画素数 | 6400万+800万超広角+200万マクロ |
インカメラ画素数 | 1600万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB |
バッテリー | 5000mAh、80W充電(有線) |
5G NR対応バンド | SA : n1 / n3 / n5 / n8 / n28A / N41(2515-2675MHz) / n78、NSA : n41(2515-2675MHz) / n77 / n78 |
サイズ | 162.9x75.8x8.65mm、194.5g |
ファーウェイベースの1億800万画素カメラモデル「Hi nova 9 SE」
ファーウェイ「nova 9 SE」ベースにした中郵通信設備(China Post Communication Equipment)の製品が「Hi nova 9 SE」。ファーウェイ製品はSnapdragon 680搭載の4G機だが、Hi nova 9 SEはSnapdragon 695 5Gを搭載し5Gに対応する。なお2021年12月にSnapdragon 778を搭載した「Hi nova 9」シリーズ2機種が発表されたが、本Hi nova 9 SEはその下位モデルでありながら1億800万画素カメラを搭載している。
発表日 | 2022年4月20日 |
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価格 | 2499元(約4万9000円)から |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
ディスプレイ | 6.78インチ2388x1080ピクセル、120Hz |
リアカメラ画素数 | 1億800万+800万超広角+200万マクロ+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 1600万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB |
バッテリー | 4000mAh、66W充電(有線) |
5G NR対応バンド | 不明 |
サイズ | 164.64x75.55x7.94mm、191g |
女性だけではなく男性もターゲットのセルフィーモデル、シャオミ「Civi 1S」
2021年9月発売の「Civi」の後継モデルが「Civi 1S」。Civiは女性ターゲットの美しいボディーとセルフィーの美顔を強化したモデルだった。Civi 1SはチップセットをSnapdragon 778G 5Gから778G+ 5Gに強化した以外は、ハードウェア性能はほとんど変わっていない。美顔フィルターは男性向けも加わり、AIにより男女の顔を自動認識。男性はより男性らしいフィルターを書けるほか、男女同時のセルフィー時もそれぞれ効果的な美顔仕上げが可能。
発表日 | 2022年4月20日 |
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価格 | 2299元(約4万5000円)から |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 778G+ 5G |
ディスプレイ | 6.55インチ2400x1080ピクセル |
リアカメラ画素数 | 6400万広角+800万超広角+200万マクロ |
インカメラ画素数 | 3200万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB |
バッテリー | 4500mAh、55W充電(有線) |
5G NR対応バンド | n1 / n3 / n5 / n8 / n28a / n38 / n41 / n77 / n78 |
サイズ | 158.3x71.5x7mm、166g |
OnePlusの正解最速150W充電モデル「OnePlus ACE」
世界最高速の150W充電に対応したOnePlusのミドルハイレンジモデルが「OnePlus ACE」。基本スペック・本体デザインは先月(2022年4月)に発売された世界初の150W充電に対応した「realme GT Neo3」と同等。OPPO、OnePlus、realmeは同じグループ企業であり、realme製品をOnePlusブランドとして投入した製品となる。チップセットはrealme品はDinensity 8000だが、本製品はDimensity 8000 MAXを搭載する。
発表日 | 2022年4月21日 |
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価格 | 2499元(約4万9000円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 8000 MAX |
ディスプレイ | 6.7インチ2412x1080ピクセル、120Hz |
リアカメラ画素数 | 5000万+800万超広角+200万マクロ |
インカメラ画素数 | 1600万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GB |
バッテリー | 4500mAh、150W充電(有線) |
5G NR対応バンド | n1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n40 / n41 / n77 / n78 |
サイズ | 163.3x75.5x8.2mm、186g |
専用チップセット搭載のゲーミングスマートフォン、OPPO「K10 5G」
OPPOのゲーミングモデル「Kシリーズ」最新モデルが「K10 5G」。チップセットはメディアテックのOPPO向けと言われるDimensity 8000 MAXを搭載。ゲーム性能を高めるHyperBoost機能を搭載し、ハイレゾオーディオはワイヤレスでも対応する。ゲーミングPCメーカーRAZERのカラーソフトキーボードも搭載しゲーミングモデルとしての雰囲気を高めている。なおグローバル(インド等)では同じK10の名前で別モデルが販売されている。
発表日 | 2022年4月24日 |
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価格 | 1999元(約3万9000円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 8000 MAX |
ディスプレイ | 6.59インチ2412x1080ピクセル、120Hz |
リアカメラ画素数 | 6400万+800万超広角+200万マクロ |
インカメラ画素数 | 1600万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB |
バッテリー | 5000mAh、66W充電(有線) |
5G NR対応バンド | n1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78 |
サイズ | 164.3x75.8x8.73mm、205g |
カメラ性能も引き上げたゲーミングスマートフォン、OPPO「K10 Pro」
OPPOゲーミングモデルの最上位機種が「K10 Pro」。ダイヤモンド放熱システムと液冷により放熱能力を大きく高め、高駆動のX軸リニアモーターでゲームプレイ時の振動もよりダイナミックなものとした。カメラはFindシリーズやRenoシリーズ上位モデルと同じソニーIMX766センサーを搭載し、カメラ性能も高めている。HyperBoostやRAZERキーボードなどゲーミングモデルとしての付加機能はK10と同等だ。
発表日 | 2022年4月24日 |
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価格 | 2499元(約4万9000円)から |
チップセット | Qualcomm Snapdragin 888 |
ディスプレイ | 6.62インチ2400x1080ピクセル、120Hz |
リアカメラ画素数 | 5000万+800万超広角+200万マクロ |
インカメラ画素数 | 1600万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB |
バッテリー | 5000mAh、80W充電(有線) |
5G NR対応バンド | n1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78 |
サイズ | 162.7x75.7x8.56mm、199g |
ソニーRGBWセンサー「IMX866」を初搭載の「vivo X80」
vivoのカメラフォン「X70」(2021年9月発表)の後継モデルが「X80」である。メインカメラにはソニーの最新センサーIMX866を世界初搭載。従来のRGBにW(白)を加えたRGBWセンサーでより明るい撮影を可能にする。独自開発チップは「V1+」に進化し画面表示処理の向上に加えカメラの暗所撮影性能も高めた。カメラフィルターにはカールツアイスのオールドレンズ風のボケも加わっている。チップセットはメディアテックの最上位モデルDimensity 9000を採用。オレンジモデルの背面はビーガンレザー仕上げだ。
発表日 | 2022年4月25日 |
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価格 | 3699元(約7万3000円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 9000 |
ディスプレイ | 6.78インチ2400x1080ピクセル、120Hz |
リアカメラ画素数 | 5000万+1200万超広角+1200万2倍望遠 |
インカメラ画素数 | 3200万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GB |
バッテリー | 4500mAh、80W充電(有線) |
5G NR対応バンド | n1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77(3300-3800MHz) / n78 |
サイズ | 164.95x75.23x8.3mm(黒、青)、8.78mm(橙)、206g(黒、青)、203g(橙) |
サムスン最上位センサー「ISOCELL GNV」を初搭載した「vivo X80 Pro」
vivo X80の上位モデルが「vivo X80 Pro」となる。カメラはソニーではなくサムスンの最新最上位モデル「ISOCELL GNV」を搭載、同センサーの採用はこちらも世界初となる。独自チップ「V1+」やツアイスレンズフィルターはX80と同等。カメラの画素構成は折りたたみや大画面のX Fold、X Noteと同等に合わせた。なお2022年に発表されたXシリーズ4モデルは、カメラ周りのデザインはどれも同じ円形で統一している。
発表日 | 2022年4月25日 |
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価格 | 5499元(約10万8000円)から |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
ディスプレイ | 6.78インチ3200x1440ピクセル、120Hz |
リアカメラ画素数 | 5000万+4800万超広角+1200万2倍望遠+800万5倍望遠 |
インカメラ画素数 | 3200万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GB |
バッテリー | 4700mAh、80W充電(有線)、50W(無線) |
5G NR対応バンド | n1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77(3300-3800MHz) / n78 |
サイズ | 164.95x75.23x8.3mm(黒、青)、8.78mm(橙)、206g(黒、青)、203g(橙) |
背面テクスチャーが美しい女性向けモデル「vivo S15e」
vivoのSシリーズはセルフィー強化モデルがラインナップされているが、S15eはフロントカメラ性能は抑えつつ、本体デザインを美しく仕上げた女性向けモデルという位置づけの製品となる。背面のテクスチャーはミクロン加工で仕上げられた。本体の冷却効果も高めており、ゲーム用途も意識している。
発表日 | 2022年4月25日 |
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価格 | 1999元(約3万9000円)から |
チップセット | Samsung Exynos 1080 |
ディスプレイ | 6.44インチ2404x1080ピクセル、90Hz |
リアカメラ画素数 | 5000万+800万超広角+200万マクロ |
インカメラ画素数 | 1600万(水滴型ノッチ) |
RAM / ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB |
バッテリー | 4700mAh、66W充電(有線) |
5G NR対応バンド | n1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78 |
サイズ | 159.7x73.6x8.49mm、190.08g(金)、198.8g(青、黒) |
ZTEがエントリーモデルを3機種投入、5G入門機「Yuanhang 30」
ZTEの中国国内向けのエントリースマートフォン「Yuanhang(遠航)」シリーズの2022年モデル。「Yuanhang 30」はDimensity 700に1300万画素カメラと低スペックな入門モデル。価格は1399元と、他社が1199元モデルを出す中でやや割高感があるか。
発表日 | 2022年4月26日 |
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価格 | 1399元(約2万8000円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 700 |
ディスプレイ | 6.52インチ1600x720ピクセル、90Hz |
リアカメラ画素数 | 1300万+200万マクロ+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 500万(水滴型ノッチ) |
RAM / ROM構成 | 4GB+128GB、6GB+128GB |
バッテリー | 4000mAh |
5G NR対応バンド | n1 / n5 / n8 / n28 / n41 / n78 |
サイズ | 163.2x75.5x8.6mm、181g |
大容量バッテリー搭載のライトユースモデル、ZTE「Yuanhang 30 Pro」
ZTEのエントリーモデルシリーズの中核機となる「Yuanhang 30 Pro」は6000mAhの大容量バッテリーを搭載し、より長時間の利用を可能とした。カメラは4800万画素を搭載し日常のスナップ写真も高画質で撮影できる。なお「Changhang edition(暢行版)」としてNFC搭載版も提供される。
発表日 | 2022年4月26日 |
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価格 | 1698元(約3万3000円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 810 |
ディスプレイ | 6.67インチ2400x1080ピクセル |
リアカメラ画素数 | 4800万+200万マクロ+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 800万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB |
バッテリー | 6000mAh、22.5W充電(有線) |
5G NR対応バンド | n1 / n5 / n8 / n28 / n41 / n78 |
サイズ | 165.8x77.5x9.4mm、215g |
カメラ性能を高めたコスパモデル、ZTE「Yuanhang 30 Pro+」
Yuanhang 30 Proのカメラを中心にスペックを強化したモデルが「Yuanhang 30 Pro+」。カメラは6400万画素+800万画素超広角に加え、マクロは500万画素。フロントも1600万画素を搭載しながら価格は2000元ちょっととしている。10種類のVlogテンプレートを搭載するなど動画撮影機能も強化。NFCは標準搭載。バッテリーは66W充電に対応し15分で50%の充電が可能だ。
発表日 | 2022年4月26日 |
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価格 | 2198元(約4万3000円) |
チップセット | MediaTek Dimensity 810 |
ディスプレイ | 6.67インチ2400x1080ピクセル |
リアカメラ画素数 | 6400万+800万超広角+500万マクロ |
インカメラ画素数 | 1600万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+256GB |
バッテリー | 5100mAh、66W充電(有線) |
5G NR対応バンド | n1 / n5 / n8 / n28 / n41 / n78 |
サイズ | 163.9x76.2x8.3mm、192g |
中郵のオリジナルモデル「Hi nova 9z」
中郵通信設備(China Post Communication Equipment)の5G低価格モデル。同社の他の製品はファーウェイのモデルをベースにしているが「Hi nova 9z」はベースモデルがなく中郵通信設備のみの製品となる。
発表日 | 2022年4月27日 |
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価格 | 1799元(約3万5000円)から |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 690 |
ディスプレイ | 6.67インチ2376x1080ピクセル、120Hz |
リアカメラ画素数 | 6400万+800万超広角+200万マクロ |
インカメラ画素数 | 1600万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB |
バッテリー | 4300mAh、66W充電(有線) |
5G NR対応バンド | 不明 |
サイズ | 161.85x74.7x8.58mm、190g |
外折り式の第二世代モデル、ファーウェイ「Mate Xs 2」
ファーウェイの折りたたみ型モデルの4機種目となる「Mate Xs 2」は、2021年2月発表の「Mate X2」が内折り式ディスプレイを搭載していたのに対し、それ以前の「Mate X」「Mate Xs」同様の外折り式ディスプレイを搭載した。サイズは7.8インチでMate Xsの8インチより若干小型化。4層構造のディスプレイは折り目がつかないという。パンチホール式のフロントカメラは外折式で初搭載した。チップセットはSnapdragon 888だが5Gには非対応。価格は9999元で、Mate X2の1万7999元から約半分と大幅に引き下げられた。
発表日 | 2022年4月28日 |
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価格 | 9999元(約19万6000円)から |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 888 4G |
ディスプレイ | 7.8インチ2480x2200ピクセル、120Hz。 |
リアカメラ画素数 | 5000万+1300万超広角+800万3倍望遠 |
インカメラ画素数 | 1070万(パンチホール) |
RAM / ROM構成 | 8GB+256GB、8GB+512GB、12GB+512GB |
バッテリー | 4600mAh、66W充電(有線) |
5G NR対応バンド | 非対応 |
サイズ | 156.5x139.3x5.4-11.1mm、156.5x75.5x11.1mm、255g |