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KDDI、IoT通信のソラコムを買収へ

ソラコムの玉川社長(2017年7月撮影)

 KDDIは、IoT通信サービスを手がけるソラコムを買収するとの日経新聞の報道を受けて、2日中に何らかの発表をすることを明らかにした。

 さまざまなセンサーや、家電、自動車などがモバイル通信を通じて繋がっていくIoTでは、廉価な料金であること、バッテリー消費が低い技術であることなどが求められている。Amazonのクラウドサービスに携わっていた玉川憲氏が率いるソラコムは、通信サービスの交換機としての機能をAmazonのクラウド上にソフトウェアとして実装。当初、安価なIoT向け通信回線の提供から参入し、その後、VPNサービスや、センサーが拾い上げたデータを顧客企業が好みのクラウドへ転送できるサービス、データを収集・蓄積するサービスなど、回線~アプリまでIoT通信プラットフォームを手がける形へと発展してきた。

 KDDIともIoT向けサービスで既に協力してきたが、今回の報道では、KDDIが200億円でソラコムを買収するとされている。これに対してKDDI広報は、2日中に案内するとして発表を待つようコメントした。詳細はあらためて案内される見込み。