スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

2016年にレビューしたブツを総括! (前編)

2016年にレビューしたブツを総括! (前編)

 今年も残すところあと数日となりましたが、今回は今年2016年に本連載でレビューしてきたモノについて総括してみようと思います。記事掲載回数は40回。複数のモノを採り上げた回もあり、扱ったモノはかなりの数になります。ので、2016年を上半期・下半期に分け、前後編2回として書いてみたいと思います。

 というコトで今回は上半期分。2016年2~6月分(1月は総括記事のみだったため)を見ていきたいと思います。では早速、行ってみましょう♪

2016年2月──4Kディスプレイは現在も大活躍真っ最中!

 2月にレビューしたのは、イワタニのモバイル暖房各種
アイ・オー・データ機器の40型4Kディスプレイ「LCD-M4K401XVB」モバイルはんだごて各種出張用iPadセットでした。けっこー品数が多い感じ。

イワタニの「モバイル暖房」。そういう名前ではありませんが、カートリッジガスを使って手軽に移動してどこでも使えるので、そう呼んでみました。左は「カセットガスファンヒーター 風暖(KAZEDAN) CB-FH-1」で、電源不要なのにファンヒーター! 右は「カセットガスストーブ ハイパワータイプ CB-STV-HPR2」。
こちらもイワタニの「モバイル暖房」。左がイワタニの「カセットガスストーブ CB-STV-EX2」で、足元ストーブ的なサイズ感です。右は「カセットガスアウトドアヒーター CB-ODH-1」で、屋外用のストーブです。
40型の4KディスプレイをPC用途で使いました。モノはアイ・オー・データ機器の40型4Kディスプレイ「LCD-M4K401XVB」です。現在も使用中。
コンセントがなくても使える「モバイルはんだごて」各種。左は電池式で、どちらも単3形電池で使用可能。右はUSB式で、USBポートやUSBモバイルバッテリーで使えます。
こちらも「モバイルはんだごて」で、ガスを充填して使います。左は「ガス式はんだこて ポータソルプロ ピエゾ GP-510」とエンジニアの「コテライザー SKB-60」。右は生産完了品(新富士バーナー RZ-502)や、若干怪しいメーカー保証ナシ品(アイホット PT-170)です。
出張向けのiPad周辺グッズで、コレはロジクールの「ロジクール フリーアングル プロテクションケーススタンド for iPad Air 2」(型番:iC1051)。頑丈めのハードジャケットです。
コチラはロジクールの「ロジクール ウルトラポータブル キーボード for iPad」(型番:iK1041)。超薄で軽量なBluetoothキーボードです。
これはManhattan Portageの「Macbook Air Skyline Sleeve(11in.)」。柔軟で耐衝撃性も少々あるネオプレン製ケースですが、本来は11インチMacBook Air用です。でも、ジャケット装着状態のiPad Air 2とキーボードが収まります。

 まず、イワタニのモバイル暖房ですが、これは12月に入って早速活躍中。「今すぐちょっと暖まりたい」という用途によく向きますが、一方で燃費があんまり良くないので長時間の使用には向かない感じ。必要な場所で即使えるサブ暖房として相変わらずイイ感じです。あと、どれもコンパクトで軽いので、冬場以外の収納・保管が容易なのもナイス。ガスの力だけで動くファンヒーターは、相変わらず「よくできてるな~」と思います。

 それから、40型の4Kディスプレイですが、ずーっと愛用中。使用開始当初は「デカいな~、デカ過ぎ!?」と思っていましたが、現在はこれがフツーとなり、もはやサイズ&解像度ダウンはできないと思います。発色面の微妙な偏りとMacでのDisplayPort接続の問題がありますが、発色調節やHDMI接続などで対処。そうして使い慣れつつ使い続けた結果、十分なコストパフォーマンスの高さを感じています。大画面&高解像度は仕事も趣味も捗りますヨ♪

 そしてモバイルはんだごて。長時間使う場合はコンセントに接続するフツーのはんだごてを使っていますが、それ以外の「ちょっとはんだづけ」といった用途では、断然「電池式」が便利です。はんだづけ対象金属が大きめの場合とか、やや長い時間はんだづけをする場合はガス式がイイ感じ。

 ちなみに、ガス式は熱量も大きいので、一見「大は小を兼ねる」というイメージがありますが、電子工作キットなどはんだづけする金属部が小さなものが対象なら電池式がオススメです。ガス式だと加熱し過ぎたり、温度調節が難しかったり、ちょっと使いにくいかも、です。ともあれ、どれも「思い立ったら即使える」という利便があるので、現在でもしっかり使用しております。

 最後の出張向けのiPad周辺グッズですが、春先まで使っていました。が、9.7インチiPad Proを買ったことやUAGのハードジャケットを使い始めたことなどで、現在では全然使っておりません。キーボードは? じつはApple Pencilによる入力の方が快適と感じていることもあり、これも使わなくなってしまいました。どれもモノはイイんですけどネ。

2016年3月──使い捨ての画面拭きがやっぱり便利~♪

 3月にレビューしたのは、携帯端末の画面掃除グッズ各種、スマートフォンと貴重品が入るbellroy製ウォレットbellroy製スマートフォン対応長財布とbellroy製iPhoneケースです。結果から言うと、現在は画面拭きグッズの一部しか使っていません。我ながら意外!

携帯端末画面掃除グッズ。左は東レの「トレシー」シリーズで、右はレンズやメガネを拭くための使い捨てクリーニングペーパー各種です。
コチラも携帯端末画面掃除グッズです。洗って繰り返し使えるローラータイプや、粘着式リフィルを使うタイプ。
スマートフォン+貴重品が入るウォレット、bellroyの「ELEMENTS PHONE POCKET PLUS」。iPhone 6s Plusと紙幣や硬貨やカードが収まります。
こちらもbellroy製品で、iPhone 6s Plusも収納可能な長財布「CARRY OUT」と、カード×3枚が入るiPhone 6s Plus対応ケース「PHONE CASE - 3 CARD」です。

 まず携帯端末画面掃除グッズですが、使い捨てのウェットティシュ的なレンズクリーナー方面製品ばかり使っています。東レの「トレシー」シリーズも多用しますが、たまに洗濯する必要があることや、汚れてくると拭き取り効果が落ちることもあり、ついついウェットティシュ的な使い捨てクリーナーを多用してしまいます。やっぱり使い捨てはラク。

 洗えば繰り返し使えるローラータイプは、洗うのが面倒なので次第に使わなくなりました。リフィル式のものも、効果は高いんですけど、リフィルもお高め。携帯にもイマイチ向かないので、使用頻度はあまり高くありません。

 それからbellroy製品各種ですが、夏頃まで使いました。とくにカードが3枚入る「PHONE CASE - 3 CARD」は常用でした。ただ、このケース、端末の脱着がかな~り硬いので、改造して脱着しやすくしちゃいました。そしたら改造部分が割れて、ビミョーな感じに。

 というわけで別のケースを物色。結果、UAG製のカードが3枚(以上)入るゴツいiPhoneケースを発見。ソレを使い始めてから、bellroy製ケースもウォレットも使わなくなりました。bellroy製品、なかなか使い勝手が良かったんですけどね~。

2016年4月──また聖地巡礼したいなぁ……

 4月のレビューは、「舞台めぐり」アプリを使ってのアニメ「ヤマノススメ」聖地巡礼、iPhoneにGoProアクションカメラなどを装着できるZTYLUS製ケース、iPhoneで一般的なクリップオンフラッシュ(外付けストロボ)が使えるアダプター「Tric Flash Trigger TRIC-100」、SIM×2枚を使えるモバイルルーター「Aterm MR04LN」です。iPhone周辺グッズは使わなくなったものが多いかも~。

アニメ舞台の聖地巡礼用アプリ「舞台めぐり」を使い、アニメ「ヤマノススメ」の舞台を歩いてみました。楽しいですネ~聖地巡礼♪
GoProアクションカメラを装着可能なiPhone用ケース、ZTYLUS(ズタイラス)「GOMOUNT KIT」。いろいろな応用が可能なケースでした。
市販の外付けフラッシュをiPhoneで使えるようにするアダプター、Potech「Tric Flash Trigger TRIC-100」。かなり特殊な製品ですが、使いたい人は使いたい……かも。
SIM×2枚が収納可能&使い分け可能なSIMロックフリーモバイルルーター、NECプラットフォームズ「Aterm MR04LN」。非常に人気が高く使いやすいモバイルルーターです。もちろんスマートフォンから各種設定が可能。

 まず聖地巡礼ですけど、結局、「ヤマノススメ」以外はトライしておりません。「夏頃にもう一度最初から(ヤマノススメ聖地巡礼を)やろう!」と考えていましたが、暑さで断念しました。年末年始に再度マンガ&アニメを見て、来年春先にぜひトライしたいところです。……しかし、「ヤマノススメ」アニメ第3期はあるのか? ゼヒ制作して欲しいです!

 GoProが装着可能なiPhoneケースですが、……ぜんっぜん使ってません。一瞬「これは非常に便利!」とアツくなっていましたが、その後はGoPro自体使わなくなり本製品への熱も冷め興味も沈殿し……みたいな。アリガチ。

 iPhoneでクリップオンフラッシュを使えるアダプターですが、けっこー実用的で気に入ってはいるんですけど、使う機会が全然ナイ感じです。こう言うとアレですけど、クリップオンストロボが装着可能なカメラがあれば、敢えてこの製品を使うメリットはあまり大きくないかも、です。ともあれ結局、持て余しております。これもアリガチ。

 NECプラットフォームズの「Aterm MR04LN」ですが、これは便利。なんですが、最近はノートPCを持ち出す機会が減っていて、同時に「Aterm MR04LN」の使用頻度も低下。でもポチリポチリと使うので、いつも手元に用意してあります。そう言えばコレ、満充電にした後に放っといても、自己放電というんでしょうか、「使ってないのに電池が減ってる!」というコトがほぼ無くてスゴいですね、と後になって感じました。

2016年5月──iPadサイコー! チェストバッグもサイコー!

 5月のレビュー品は、「9.7インチiPad Pro」9.7インチiPad Pro用アクセサリー各種タブレットが入るチェストバッグiPhoneでサーモグラフィーを見られる機器です。これらは全部現役で使用中です。

アップルの「9.7インチ iPad Pro」。Apple Pencilに対応したiOSタブレットですが、超絶便利で毎日愛用しております。
9.7インチ iPad Pro用のアクセサリー各種。使用頻度の差が大きめですが、多くのアクセサリーを現在でも使っています。
登山用チェストバッグのパーゴワークス(PaaGo WORKS)「パスファインダー」シリーズ。Lサイズはハイキングにもオートバイツーリングにも多用中。とても便利♪
iPhoneでサーモグラフィーを見ることができるFLIR(フリアー)「FLIR ONE」。使用頻度が落ちましたが、現在でもたま~に使います。

 まず「9.7インチ iPad Pro」ですが、目下最前線で大活躍中って感じで、毎日使っています。また、そのアクセサリー類ですが、Apple Pencil用アクセサリーは交代が激しいものの、引き続き使用中。純正アクセサリーの「Smart CoverとSmart Keyboard」は、Apple Pencilの便利さから使用頻度がかなり落ちています。アレ、カバーとしては重いですしネ。また、外付けキーボードは、ほかにもっと便利なのがあったりしますし。

 それからチェストバッグ。ハイキングに行くときは必ず使っています。また最近はオートバイで出掛けるときにも多用。冬場、バックパック+チェストバッグを身に着けてバイクに乗ると、風よけにもなってちょっと暖かかったりしますが、何より「胸元に必要な小物が全て入る」という利便が抜群によろしい。サイコー。「チェストバッグを使うためだけに空のバックパックを背負うのもアリ」と考えるほど、好きですこのチェストバッグ。

 そしてiPhoneをサーモグラフィー化するアイテム「FLIR ONE」。非常にオモシロく、また素人が使っても役立つシーンが多いんですが、もうだいたい「身の回りの温度分布は可視化しきった」感じで、持て余していたりして。ただ、この冬は「どこが暖かくどこが寒いのか?」を改めて見直すため、「FLIR ONE」を活用する予定です。

2016年6月──コレは多用! ソレはもう使わない……

 6月に扱ったブツは、愛用中のヘッドセット×4種スマートデバイス用防水ケース各種、スマートフォンを子機にできるパナソニック「デジタルコードレス電話機 VE-GDW03DL」、超小型ハンディスキャナのサンワサプライ「Bluetoothスキャナ 400-SCN036」でした。現在では、使っているものと使っていないモノがハッキリと分かれている感じです。

愛用のヘッドセット各種。左がソニーの「MDR-EX31BN」で、右はロジクールの「Wireless Headset H800」。どちらもBluetoothステレオヘッドセットです。
これもヘッドセット。左がサンワサプライ「4極対応ヘッドセット MM-HS402SV」で、有線・4極プラグ・通話用です。右はPLANTRONICSの「VOYAGER LEGEND」で、耳かけタイプの通話用Bluetoothヘッドセットです。
スマートデバイス用防水ケース各種。イロイロと試しました。最終的には最もシンプル&薄手のLOKSAK社「aLOKSAK」シリーズ(写真右)ばかり使うようになりました。
パナソニックの「デジタルコードレス電話機 VE-GDW03DL」。コードレスホンとして使えるほか、無線LANがあればスマートフォンを子機として使えます。スマートフォン内の電話帳をイエデンの発着信に使ったりすることも可能です。
サンワサプライの「Bluetoothスキャナ 400-SCN036」。手のひらサイズのスキャナです。

 まずヘッドセット各種ですが、ソニーの「MDR-EX31BN」は相変わらず多用中。通話用ヘッドセットのロジクール「Wireless Headset H800」とサンワサプライ「4極対応ヘッドセット MM-HS402SV」ですが、これらもポチポチとたまに使用。PLANTRONICS(プラントロニクス)の「VOYAGER LEGEND」ですが、これは夏頃まで使いましたが、新型が出たのでソチラに移行しました。どれも、その後に感じた「ココはじつはこうだった!」的な発見は特にナシって感じです。

 それからスマートデバイス用防水ケース。それぞれチョコチョコと使いましたが、結局はLOKSAK社の「aLOKSAK」シリーズばかり使うようになりました。けっこー強靱でありつつ、薄くてシンプル。邪魔にならない簡素さと薄さは、正義かも。余談ですが、嵩張る系の頑丈方面防水ケースは、使用頻度がどんどん下がったので処分してしまいました。

 スマートフォンが子機になるイエデンことパナソニック「デジタルコードレス電話機 VE-GDW03DL」ですが、現在でも現役稼働中です。これを使って常用のスマートフォンを子機にすると、子機の電話帳を利用できるので、たとえば発信元が誰かが即わかったりします。また、一手間かかりますが、発信元不明&電話番号だけわかった着信は、スマートフォン上で検索などして「だいたい相手を判別」できます。「スパムな電話には出ないゾ!」な心意気の人にとっては、かな~り役立つように思います。

 そしてサンワサプライの「Bluetoothスキャナ 400-SCN036」。完全に使っておりません。スキャンじゃなくてiPhoneのカメラで撮ればいいや、的な。さらにiPhone 7 Plusでカメラ機能が高まったので、なおさら使わない感じです。ツイデに最近カラーレーザー複合機(つまりフラットベッドスキャナー付き機材)を買ったので、もうこのハンディスキャナは完璧に使わなくなると思います。オモシロいんですけどネ。

 てな感じの2016年上半期分。現役で使い続けているモノ、アッサリと使うのを止めちゃったモノ、いろいろありました。ともあれ、今年一年、本連載をご愛読ありがとうございました! 来年2017年は1月16日から更新開始で、1回目は「2016年下半期分総括」を予定しております。ぜひお楽しみに。

 それでは、よいお年をお迎えください。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。