スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
愛用中のヘッドセット×4種
2016年6月6日 06:00
愛用中のヘッドセット×4種
今回はワタクシが愛用中のヘッドセットを4種類ご紹介してみます。どれも新しい製品ではないんですけど、便利なので継続的に利用中。モノは、ソニーの「MDR-EX31BN」(メーカー製品情報ページはコチラ)、ロジクールの「Wireless Headset H800」(メーカー製品情報ページはコチラ)、サンワサプライの「4極対応ヘッドセット MM-HS402SV」(メーカー製品情報ページはコチラ)、PLANTRONICS(プラントロニクス)の「VOYAGER LEGEND」(メーカー製品情報ページはコチラ)です。
用途は、ソニーの「MDR-EX31BN」は外出時に音楽を聴き、たま~に通話を。ほか3機種は、ほとんど通話用です。ともあれ以降、各機種の機能や使用感などについて見ていきましょう。
一度使うとクセになる「騒音カット」
まずはソニーの「MDR-EX31BN」(メーカー製品情報ページはコチラ)から。音楽聴取やハンズフリー通話に対応しているBluetoothステレオヘッドセットで、ノイズキャンセリング機能で周囲の騒音をカットしつつ、音楽を楽しめます。
また、対応音声コーデックはSBC(高圧縮/低音質)に加えてAACやaptX(低圧縮/高音質)となっており、この点でも高音質で音楽を楽しめます。どちらかと言うと、音楽聴取向けのヘッドセット……というよりもBluetoothステレオイヤホンという感じの製品ですな。
なお、ノイズキャンセリング機能を中心としたレビューは本連載バックナンバーに書きました(該当記事はコチラ)。その記事では、ノイズキャンセリング対応のヘッドホンを合計2機種レビューしていますので、ご参考までにどうぞ。
このヘッドセットを使い続けているのは、やはりノイズキャンセリング機能があるからです。電車やバスや飛行機などで移動中に使うと、周囲の騒音がかな~りカットされて非常に実用的。小音量でも音楽やネットラジオをクリアに聴取できますので、耳に負担がかからずラクでナイス。一度使うとクセにな……ったので、もう2年以上も使っています。
操作も慣れやすくてイイ感じです。最大ボリュームが「もうヒトコエ欲しい」と思うこともありますが、ほかは全体的に満足しています。本体背面のクリップにイヤホンのケーブルをまとめて携帯できたりする点も、ちょっとしたコトですがとても便利です。
あと、当然ではありますが、Bluetoothヘッドセットですのでスマートフォンなどとケーブル接続する必要はありません。ですので、その分ケーブルが邪魔にならずスッキリ。なお、これまで音声の途切れなどは経験していません。ディスコンになる前に予備を買おうかナ……とか思うほどイロイロと気に入っております。
スマートフォンでもPCでも手軽に使えるステレオヘッドセット
次はロジクールの「Wireless Headset H800」(メーカー製品情報ページはコチラ)。Bluetoothステレオヘッドセットで、最大7台までのデバイスとペアリングできます(接続は一度に1台のみ)。付属のUSBドングルを使えばペアリング操作なしで使用できます。ある程度曲げられるアームマイクを装備し、不使用時にはアームマイクを格納できます。
このヘッドセットは、主にPCでのビデオ通話やスマートフォンでの通話に使っています。基本的にはBluetoothステレオヘッドセットなんですが、付属のUSBドングルをPCのUSBポートに挿せば、PC用のワイヤレスヘッドセットとしても即使えます(ドングル使用時はペアリング等の設定は不要)。手軽に接続先を切り換えられる利便で使用中、みたいな。
使用感も良く、残念点は「アームマイクを格納状態にしてもマイクがミュートされない」という機能不足くらいです。ボタン類の操作感は、少々慣れれば指先の感覚だけで間違えず操作できる感じ。コンパクトに折り畳めるところまで含めて、なかなか便利です。
通話用としての音質は十分良好だと感じております。音楽聴取用にも使えて、音質もそこそこイイ感じ。ただ、もっと良い音のワイヤレスヘッドホンは多々ありますので、この機種を敢えて音楽聴取のために選ぶのはビミョーかも、です。
機能最小限のケーブル式ヘッドセット
次に、サンワサプライの「4極対応ヘッドセット MM-HS402SV」(メーカー製品情報ページはコチラ)。コレ、単なるケーブル式のヘッドセット(4極プラグ)です。iPhoneなどに接続して使っています。実勢価格は1500円前後。
という「だけ」の製品です。これに似た製品は他にもあると思います。
ただ、こういう、ある意味「原始的」なヘッドセットは、やはりひとつあるとナニカと役立ちます。たとえば、いつもスマートフォンにつないでいるBluetoothヘッドセットを使おうとしたものの「あっ電池切れ!」というときでも、こういうケーブル式のヘッドセットがあれば急場をしのげます。スマートフォンで通話中、予期せず長電話になったときでも、「一瞬待ってて」と相手に伝えて、このタイプのヘッドセットをプラグインすれば、楽な体勢で通話を続けられます。
という感じで、ほぼ何も便利機能がない感じのヘッドセットですが、こんなのを1個持ってると「けっこー役立ってくれることが多いなあ」と。4極式の多くのスマートフォンなどで使えますので、緊急用(!?)にヒトツどうぞ。
定番&高コスパのBluetoothヘッドセット
最後に、PLANTRONICS(プラントロニクス)の「VOYAGER LEGEND」(メーカー製品情報ページはコチラ)を。耳かけ式のBluetoothヘッドセットで、わりと定番的な存在です。通話用に特化した形状ですが、音楽やネットラジオを聴いたりもできます。また、音声コマンドで操作できたり音声案内が行き届いていたり、けっこー高機能な製品だったりもします。
ワタクシ的な結論から言えば、これまで使った通話向けBluetoothヘッドセットの中では、この「VOYAGER LEGEND」が最も秀逸という印象です。また、7000円前後という実勢価格でこの使い勝手の製品が手に入るという点で、コストパフォーマンスもかなり高いと感じます。
使用感としてイイのは、まずボタン類の操作のしやすさです。耳にかけて使うヘッドセットですが、その状態で使うボタンは主に3つ。受話/終話ボタン、ミュートボタン、ボリューム調節ボタンです。このどれもが「指先の感覚で使い分けられる」という感じ。最初は短時間の慣れが必要かもしれませんが、慣れると他のヘッドセットを使うのが面倒になるほど、スムーズに操作できます。
それから音声案内。ユーザーが発した音声コマンドで電話を受けたりイロイロできますが、それとは別に、モードが変わるなどしたら音声案内が流れます。たとえばミュートボタンを押せば「ミュートオン(もしくはオフ)」と案内されます。こちらの声を一時的に相手に伝えないためのミュート機能があるヘッドセット使用時に「現在、ミュートがオンだっけかオフだっけか?」みたいな迷いはアリガチですが、このヘッドセットにはそんな問題もありません。ほか、通話していないときに受話/終話ボタンを押せばバッテリー残量を知らせるなど、細々した「便利な音声案内」があり、実用的です。
音質については十分良いと感じます。相手への声も伝わりやすいようですし、相手の声もよく聞こえます。音質は、もちろん回線状況にもよりますが、本質的な音質については使ってきたBluetoothヘッドセットと比べるとワンランク上というイメージです。
ちなみに、もちろんですが音楽などを聴くこともできます。モノラルですけど。でもradikoなどでトーク主体のラジオ番組を聴くには実用的で、ボリュームを小さめに絞っても話し声が明確に聞こえてきます。
それと、上の写真にもありますが、周辺機器や交換用イヤーパッドが容易に入手できるあたりも、定番製品の強みかも、です。上の写真にある充電機能を備えた専用ケースは特に便利です♪
なお、2016年5月27日に、日本プラントロニクスから新型の耳かけ式ヘッドセット「Voyager 5200」が発売されました(ケータイ Watchニュース記事はコチラ)。久々の新型~♪ というコトで早速購入し、使い始めました。ので、しばらく使い込んでみて、その使用感などを追々レビューしたいと思います。
ともあれ、以上、よく使っているヘッドセットを4機種ご紹介しました。ヘッドセット選びのご参考になれば幸いです。