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1カ月あたり10GB/25GBなら最安! povo2.0の待望の新トッピングがお客様の声から誕生――その理由を中の人に聞いてみた

 スマホのデータ容量選びに自由を――基本料0円プランをベースに、さまざまなサービスを「トッピング」することで自分に最適なスマホ料金プランを組み立てられるpovo2.0が、この夏さらにパワーアップします。

 なんでも、1カ月あたり25GBが月額約2067円、1ヵ月あたり10GBが月額1800円で利用できる、MNOでは最安(※1)のトッピングがお客様の声から誕生したとのこと。

 どんな狙いで新トッピングを発売したのか? “中の人”にトコトン聞いてみました。

KDDI Digital Lifeのヤマダさん(左)、ヨシウチさん(右)に、povo2.0のお話をトコトン聞きました

お客様の声から、3つの新トッピングが仲間入り~MNOでは最安のトッピングも!?

 povo2.0の魅力は、なんといっても月々の基本料金が無料(※2)であること。その上で、自分が必要なトッピング(データ容量)を好きな分だけ、ショッピングサイト感覚で選んで購入することができます。カスタマイズの幅が非常に広い、スマホプランです。

 たとえば、月々のデータ通信が少ない場合、「データ追加3GB(30日間)」(990円/回)を購入すればOK。逆に、動画を見る機会が非常に多い場合は、「データ追加20GB(30日間)」(2700円/回)がマッチするでしょう。さらに24時間有効のデータ使い放題(※3)トッピング「データ使い放題(24時間)」(330円/回)も用意されています。

 トッピングは非常にバラエティ豊か。コンビニの買い物券がセットになった期間限定トッピングなんてものもアリ。povo2.0アプリを細目にチェックすると、きっと自分にあった新しいトッピングに出会えます。

povo2.0アプリを開くと、このようにトッピングがズラリ。今回拡充されるのは、期間限定ではなく、原則いつでも購入できる「いつものトッピング」です

 そうした数々のトッピングの中に、継続的な提供を前提とした“いつものトッピング”が3つ追加されます。具体的に見ていきましょう。

「データ追加300GB(365日間)」2万4800円/回 ~既存トッピングと比較して毎月625円安い?! 際立つおトク度

 まず目を惹くのがコチラ。1度購入すると、データ容量が300GB分使えるトッピングです。有効期限は365日間。1カ月あたりで換算すると、月額約2067円で毎月25GBで、MNOでは最安で利用することできます(※1)。とはいえ有効期間はあくまで365日なので、購入直後の1カ月で50GB使い、残り11カ月で250GBを消費する……なんていうフレキシブルな運用が可能です。

プラン名
(提供事業者名)
金額GB期間
povo2.0
(KDDI)
2万4800円300GB365日間
A社2万6136円240GB
※20GB/月プランを12ヶ月利用
B社3万5640円240GB
※20GB/月プランを12ヶ月利用
C社3万5640円240GB
※20GB/月プランを12ヶ月利用

※各種割引やキャンペーンでの提供特典は除く
※本トッピングにおいて提供するGBと近似する他社プランとの比較

 一般論になりますが、最近のスマホ契約プランでは「毎月20GBで○○円」が1つの目安になっていました。その点、「データ追加300GB(365日間)」トッピングは月換算25GBなので、5GB分の余裕がプラス。さらに料金も1カ月に換算すると約2067円と、かなりおトクになっています。これまで提供してきた「データ追加20GB(30日間)」(2700円/回)のトッピングと比べても、容量が増えてさらに623円おトクな計算になります。

 povo2.0の利用頻度が高いユーザーの中には「30日ごとにトッピングを買うのが面倒」という声が一部であったそう。購入の手間がなく、おトク度がアップした点は、povo2.0愛好家なら見逃せません。

「データ追加120GB(365日間)」2万1600円/回 ~「毎月10GBでいい」という方にピッタリ

 先述のプランではちょっと容量が大きすぎるけど、だけど365日間プランは便利そう! という方にはこちら「データ追加120GB(365日間)」がヒットするかもしれません。データ容量は120GBで、有効期間は365日間。価格は2万1600円です。月換算にすると、毎月1800円で10GBとMNOでは最安(※1)で利用できる計算になります。

プラン名
(提供事業者名)
金額GB期間
povo2.0
(KDDI)
2万1600円120GB365日間
B社2万5080円120GB
※10GB/月プランを12ヶ月利用
C社4万524円108GB
※9GB/月プランを12ヶ月利用

※各種割引やキャンペーンでの提供特典は除く
※本トッピングにおいて提供するGBと近似する他社プランとの比較

 コストを抑えつつ、それでもしっかり通信容量を確保したいという方にとって、業界では月間容量10GBのプランが有力な選択肢となりつつあります。そうした価格感度の高い方にとって、「データ追加120GB(365日間)」のトッピングは必見のプランでしょう。365日間有効なので、トッピング購入の手間を軽減できる効果はいわずもがな、ですね。

「データ追加1GB(180日間)」1260円/回 ~予備の副回線を手軽に維持

 ここまで紹介したトッピングとうって変わって、「データ追加1GB(180日間)」はデータ容量わずか1GB。ただし1度の購入で、180日間という長期に渡って有効なプランとなっています。価格は1260円。月割りで210円相当です。“中の人”によれば、渾身の新トッピングだそう。

 このトッピングは、今使っている通信キャリアの回線とは別のスマートフォンの回線をもう1回線持っておきたいという、いわゆる「副回線」でpovo2.0を利用したい方にピッタリ。スマホは無線ネットワークで通信する以上、基地局設備などインフラ側の故障が原因で一時的に通信できなくなる可能性がゼロではありません。そんな時、サッと副回線に切り替えられれば、障害の影響を受けづらくなります。

 最近のスマホはSIMを2枚装着できる「デュアルSIM」仕様のものが増えており、副回線はますます利用しやすくなっています。「副回線は欲しいけど、毎月500円以上出すのはちょっと……」といった方なら是非チェックを。

合計11種類のいつものトッピング

 ここでいったんまとめましょう。povo2.0のいつものトッピングは、新しく誕生した3つを加え、以下11種類となりました。

容量有効期間価格(月割り時の容量)(月割り時の価格)
300GB90日間9834円100GB3278円
New!300GB365日間2万4800円25GB2067円
150GB180日間1万2980円30GB2163円
60GB90日間6490円20GB2163円
20GB30日間2700円--
New!120GB365日間2万1600円10GB1800円
3GB30日間990円--
1GB7日間390円--
New!1GB180日1260円-210円
使い放題24時間330円--
使い放題7日間×12回分9834円--

 実際には、動画コンテンツサービスなどがセットになったトッピングもありますので、さらに多くのラインナップから自分に最適な1つを選べます。無理せず背伸びせず、自分にとって最適なトッピングをさらに見つけやすくなりました。

販売から数週間、お客様の反響は……?

 販売から数週間経っているが、新トッピングの反響について確認したところ、SNSでは、

  • 「1GB/180日は、サブ回線としてすごく良さげ。」
  • 「月10GBあたり2000円を切るのは前から望んでいたので、乗り換えようかな。」
  • 「選択肢が増えるのは嬉しい。」
  • 「いつも期間限定だったトッピングが、定番化したのは嬉しい。」

など好評いただいているようです。

 「データ追加300GB(365日間)」については、期間限定で販売していた時と比較して非常に好調だそうです。「データ追加150GB(180日間)」利用者に多く購入いただいているようで、150GBと比較するとシンプルにGB単価が下がりコストメリットが大きいためだそうです。

 「データ追加120GB(365日間)」については、期間限定の販売時に購入した方の再購入がかなり多く、消費量や使い勝手が合う方は、継続してご利用いただけていると考えられます。

 「データ追加1GB(180日間)」については、低容量の長期間トッピングを購入されている方の追加購入または再購入が想定以上にいらっしゃり、販売が好調だそうです。データを少容量で長期間持っていて、もしもの時の予備回線として使う方や、タブレットやカーナビでの利用など、利用シーンはお客さまによってさまざまです。

povoの中の人に聞く! 新トッピングが生まれたワケ

 ではここからは、povo2.0新トッピングの企画とリリースに携わった“中の人”へのインタビューをお届けしましょう。お話を聞いたのはKDDI Digital Lifeのヤマダさん、ヨシウチさんのお二人です。

 ヨシウチさんにとってトッピングの企画は、普段の業務の中でもど真ん中の存在。「1年のうち2/3以上は間違いなくトッピングのことを考えています」と自己紹介するほどです。一方のヤマダさんはマネージメント役として、企画チームの議論に携わっています。

 povoは2021年3月にサービスを開始。その半年後の9月にはpovo2.0へ料金体系を一新するなど、非常に速いペースでサービスを拡充しています。そのスピード感の象徴が、トッピングのラインアップでしょう。いつものトッピングに加え、現在は期間限定のお試しトッピングを展開。2023年8月には、リアル店舗でアイスクリームと引き換えられるチケットがセットになったトッピングまで登場しました。一見、通信と関係のない商品までトッピングに加えた理由について、ヨシウチさんはこう話します。

「povoをご利用頂いているお客様は本当に幅広くて、毎月沢山データ通信する方もいれば、あくまで副回線としてのご契約に留まる方もいます。そうした中でも、全てのお客様とエンゲージメントを築きたい(関係を深めたい)という思いが大前提にあります。ならば、データ通信サービス以外の価値も、povoなら実はお客様に提供できるんじゃないか。そう考えて“+αトッピング”の取り組みをはじめました。その第1号が、アイスクリーム付きのトッピングでした。……まぁ、夏だからちょうどアイスが食べたいという理由も、若干あったかも(笑)」(ヨシウチさん)。

ヨシウチさん

 こうした施策の実施は、お客様のサービス利用データに基づいたものである一方、「まずは試してみよう」という、自由でチャレンジングな社風のおかげであることが、ヨシウチさんの発言からはうかがい知れます。

 そしてpovo2.0は、日本生産性本部 サービス産業生産性協議会による2024年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第1回調査において、携帯電話部門における顧客満足度1位を獲得しました。

 ヤマダさんによれば、povo2.0では定期的に顧客の声を直接聞く場を設けるなどして、顧客中心主義を徹底。その結果が大きな栄誉に繋がったのではないかと分析しています。

「もちろんSNSを通じてお客様の反応なども見ています。そうして、ある程度のユースケースを想像して、企画し、それをお客様が“楽しんで”いただけているかどうか。常に考えているのが、povoらしさだと思います」(ヤマダさん)。

povoをもっと長く使っていただきたくて……新トッピング

 povo2.0は、ほかの携帯電話サービスと比べ、サービスや料金の体系という意味で、極めて異質です。ファミリー割引、インターネット回線サービスとのセット割引はそもそもありません。また基本料0円なので、毎月の支払料金がゼロというユーザーが少なからずいます。そんな中では、「月々の支払料金が増えてほしい」という狙いだけでサービスを設計しては、無理も出てきます。

 そこでpovoが注目しているのが「長く使い続けてくれているユーザー」だそうです。「沢山サービスを使うユーザーはもちろん、月々の支払い料金が少ないユーザーにも、しっかり響くサービスを届けたい」あるいは、「新規で契約したユーザーに長く使ってもらうためには何が必要か」を徹底的に練り上げようというのが、今のpovo2.0の目標です。

 「そうしてみると、やっぱりお客様から多かったのが『長期間利用できるトッピングを定番化してほしい』というお声でした。どのくらいの容量、期間にするかはかなり社内で議論を重ねたので、お客様をだいぶお待たせしてしまいましたが、『データ追加1GB(180日間)』の1260円/回トッピングはまさにその成果です」(ヤマダさん)。

ヤマダさん

 有効期間が365日という長期のトッピングは、これまでにも提供実績がありますが、そのほとんどが期間限定での提供でした。しかし、ユーザーからは同様のプランをいつでも購入できるように定番化してほしいとの声が極めて多かったと、ヤマダさんはその内幕を明かします。

 また、新トッピングでは容量と価格のバランスについても入念に設計されています。多くの携帯電話会社ではここ数年、「3GB」や「20GB」のプランが基軸になってきましたが、2024年の今、「10GB」を望む声が明らかに多くなっているとヨシウチさんはいいます。povo2.0では、それを本当に提供できるか(会社として利益を確保しつつ、提供し続けられるか)を検討。そして誕生したのが「データ追加120GB(365日間)」(2万1600円/回)トッピングでした。プランとしての打ち出し方は他社と違うものの、実質的には1カ月あたり10GBのプランに相当します。それでいて365日分を事実上の一括まとめ買いとすることで、価格も抑えました。ほかの携帯電話会社ではできない、povo2.0だからこそ実現し得た料金だとヨシウチさんは胸を張ります。

 さらに、povoはリリースから3年が経過し、ユーザー側もサービスに慣れたせいか、契約するトッピングに変化が出始めています。長くpovoを契約し続けるお客様は、より機能的に上位だったり、有効期間が長いトッピングへ買いかえる傾向が強くなっているのだとか。「データ追加300GB(365日間)」(2万4800円/回)トッピングはそうした需要に応えるという意味もあるそうです。こうした嗜好の変化をキャッチするのも、ヤマダさん、ヨシウチさんの重要な仕事です。

「povoの使い方をお客様から教えていただくという感覚も、我々にあります。そういった意味で、お客様と一緒に成長していくのがpovo2.0です」(ヨシウチさん)。

携帯電話の契約にも“楽しさ”を

 ヨシウチさんは、povo2.0サービスの全ての窓口となる、アプリの重要性に触れ、お客様に今後より多くアプリを使っていただくための工夫をしていきたいと力を込めます。

「povo2.0の全てのユーザーに、もっともっとアプリを使っていただきたい。ゲームを楽しめる『アトリエpovo』は、まさにそうした考えから企画されました。トッピングの購入だけでなく、あらゆるpovoサービスを楽しんで頂いた先に、会社としての成長もあるはずです」(ヨシウチさん)。

サービスの軸となるのが、このpovo2.0アプリ。トッピングの購入場所としてはもちろん、ユーザーに「楽しさ」を提供するための機能強化が今後も続いていきそう

 インタビュー中、ヤマダさんとヨシウチさんの口から何度も飛び出したのが「楽しさ」という言葉。ここでは「携帯電話の加入や契約をも、楽しいものにしたい」という意味です。

「(スマートフォンを使うのは楽しいが)スマートフォンの加入や契約自体が楽しいかといえば、既存のサービスでは中々いえないと思うんです。その点povo2.0はアイスのトッピングだったり、連休前になると使い放題トッピングをおトクなキャンペーン価格で出したりしています。それらは全て、お客様に“楽しい”と思っていただきたいからなんです」(ヤマダさん)。

 「アプリ上でトッピングを買う」という行為は、povo2.0とお客様がエンゲージメントを深めるための接点であり、“楽しさ”の根幹。それだけに、今まで毎月1回アプリを立ち上げてトッピングを買ってもらっていたお客様が、365日トッピングを買ってしまうようになると、コミュニケーションの機会が減ってしまうのではないか?――社内ではそんな危惧も一時あったといいます。アプリやサービスの磨き込みによって、そうした懸念が払拭できたことが、今回の新トッピング提供に繋がりました。

 ヤマダさん、ヨシウチさんは、今後もpovoのサービスをもっともっと良くしていきたいと意気込んでいます。そのためには必要なのはお客様の声。SNSであったりアンケートなどを通じて、より多くの声を頂きたいと、インタビューの最後に呼び掛けていました。皆さんぜひ一度、基本料0円の回線を新規に申し込んでみたり、あるいはトッピングを購入したり、まずは気軽にpovo2.0の世界感を楽しんでみてください!

ヤマダさん、ヨシウチさん、貴重なお話ありがとうございました!

読者様限定のキャンペーンも!

 これを機に「povo2.0」をご検討いただいている方に向けて、ケータイWatch読者限定のキャンペーンも実施されている。

 キャンペーンコード「POVOWATCH」を入力して、「povo2.0」に新規加入(※4)すると「データ追加5GB(3日間)」がプレゼントされる。

 新規加入をご検討いただいている方は、ぜひチェックしてみてほしい。

※1:他社(MNO)のプランを12ヵ月間利用した場合(各種割引やキャンペーン提供特典除く)との比較。容量超過時の制限速度は128Kbps。本トッピングの途中解約不可。うるう年は除く。2024年8月7日時点(KDDI調べ)。
※2:オンライン専用。180日超の継続利用に一定の条件有。0円0GB時128kbps。データ専用の場合、契約時初回トッピング購入要。通話+データの場合、通話料等別途要。
※3:ネットワークの混雑時や動画・クラウドゲームなどの利用時に通信速度を制限する場合があります。
※4:本キャンペーンは、「povo2.0(通話+データ)」も「povo2.0 データ専用」どちらでもご利用いただけます。