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リユーススマートフォンはどれくらい安い? 「じゃんぱら」のiPhone 11とiPhone 13で比べてみた

 技術の成熟やOSアップデートで、スマートフォンの寿命が長くなっている。「1~2年前の機種」でも「最新機種」でも、できることが大きく変わらないとなれば、よりお得に安価に買える「旧機種」を選ぶ人が増えるのも当然。最新機種から旧機種まで選べる、リユーススマートフォンの注目度が高まっているのも納得と言える。

 一方で、キャリアショップで購入可能な「新品の旧機種」もある。たとえば人気のiPhoneは最新モデルの「iPhone 13」シリーズだけでなく、1つ前の「iPhone 12」シリーズや、2年以上前に発売された「iPhone 11」シリーズも未だに販売されている。ただし2022年2月中旬現在、「iPhone 11」は一部キャリアではサブブランドのみでの取り扱いや、在庫切れになっているところも多い。また在庫のあるところでも、カラーの選択肢は限定的だ。旧機種を選ぶなら、やはり在庫豊富なリユーススマートフォンを選択肢に入れない手はないだろう。

今回は、「じゃんぱら」でリユーススマホの価格をチェック!

 キャリア販売の新品とリユース品では、もちろん価格も違う。そこでどのくらいの違いがあるのか、「iPhone 11」の64GBモデルを例に調べてみた。なお、同製品のアップルオンラインストアの販売価格は6万1800円。在庫が確認できたUQ mobileのオンラインストアでは、他キャリアからのMNPかつ、増量オプションII(月額550円/1年間無料キャンペーン実施中)に加入して「UQスマホおトク割」が適用された場合……という条件付きで、販売価格が4万4235円となっている。なお、選べるカラーはブラック、ホワイトのみだ。

 一方、リユース品の価格は、豊富な在庫を誇るじゃんぱらのWebを参照した。じゃんぱらのWebサイトでは、札幌から鹿児島まで、じゃんぱら全店舗の在庫を検索でき、オンラインから購入することができる。在庫はもちろん日々変動するのだが、筆者が確認したタイミングでは、「iPhone 11」の64GBモデルは250の在庫がヒットし、カラーは全色が揃っていた。これを安い順に並び替えてみたところ、最安値は3万4800円だった。

「iPhone 11」の64GBモデルの価格比較
  • アップルストア:6万1800円
  • UQ mobileオンラインショップ:4万4235円
  • じゃんぱらの最安値:3万4800円(中古)
「iPhone11」64GBモデルの検索結果。各モデルごとに価格を確認できる
じゃんぱらのホームページでは、機種ごとの販売価格、買い取り価格が検索できる。キャリアモデル、SIMフリーなどの条件で絞り込みも簡単だ

 じゃんぱらでは「旧機種」だけでなく、「最新機種のリユース品」も取り扱っている。そこで最新の「iPhone 13」の価格もチェックしてみることにした。ちなみに「iPhone 13」の128GBモデルの、アップルオンラインストアでの販売価格は9万8800円。一方ドコモオンラインショップでの価格は11万1672円で、23ヶ月目に端末を返却することを前提とした「いつでもカエドキプログラム」に加入すると、実質負担額は5万6232円になる。

じゃんぱらの店頭には、最新機種の未使用品も数多く並んでいる。最新機種をお得に購入できる

 「いつでもカエドキプログラム」は、dアカウントがあればドコモユーザーでなくても利用できるプログラムだ。現在ドコモ、au、ソフトバンクではそれぞれ、2年後のリセールバリューを予測して、その価格で下取りする(返却してもらう)ことを前提にした、スマートフォン購入のしくみを提供している。販売価格から下取り価格を差し引いた金額が、実質負担額になるというもの。ドコモのこの例でいえば、23ヶ月目に5万5440円で下取りすることを前提に、11万1672円-5万5440円で、実質価格が5万6232円になるというわけだ。

 一方「iPhone 13」の128GBモデルの、じゃんぱらホームページでのチェック時点の最安値は、8万4800円だった。ただ、もしドコモが想定しているように2年後のリセールバリューが5万5440円だとして、その金額で買い取りしてもらえると仮定すると、「8万4800円-5万5440円」で、こちらの実質価格は2万9360円という計算になる。

「iPhone 13」128GBモデルの価格比較
  • アップルストア:9万8800円
  • ドコモオンラインショップ:11万1672円
    カエドキプログラム適用時の実質負担額:5万6232円
  • じゃんぱらでの最安値:8万4800円(中古)
    2年後のリセールバリューが5万5440円だった場合の実質価格:2万9360円(中古)
「iPhone 13」128GBモデルの検索結果。最新機種ということもあり、未使用品も多数取り扱われている

 下取り価格はその時々の市場のニーズや、キズや故障の程度によっても変動するので、もちろんこんな風に単純に、同じ条件をあてはめて比較することはできない。2年後、キャリアの想定額の方が高い可能性もあるだろうし、逆にリユース専門店での買い取り価格の方が高くなっているという可能性だってある。なお「いつでもカエドキプログラム」では、返却時(下取り時)にキズや故障があった場合、2万2000円の「故障時利用料」を支払う必要がある点にも注意が必要だ。

 ここまで、旧機種の「iPhone 11」と最新機種の「iPhone 13」を例に、キャリアで新品を購入する場合と、じゃんぱらでリユース品を購入する場合の価格を比較してきた。新品よりリユース品の方が安く買えるのは当然といえば当然のことだが、リユース品には単純に安いというだけでなく、選択肢が広がるというメリットもあると感じた。

 たとえば旧機種の場合、キャリアショップには十分な在庫がないことも多く、また安価な価格で購入するためには通信サービスとセットでの申込みが必要になる。一方最新機種の場合も、キャリアが提供する購入プログラムは2年後の下取りを前提に価格設定がされているため、2年以上使用する場合は割高になってしまう。

 欲しい端末をできるだけ安価に入手し、かつ通信サービスや使用期間にしばられたくないなら、リユース品は良い選択肢のひとつ。じゃんぱらなら保障サービスなども充実しているため、リユースからリユースへの乗り換えなど、専門店を賢く活用するのもありだ。