特集:5Gでつながる未来
2019年登場の5Gスマートフォンは30機種超え、6月以降の製品を見る
2019年12月24日 06:00
2019年は4月から韓国とアメリカで5G NR方式による5Gサービスが開始され、「5G元年」と言える1年だった。
5Gスマートフォンもサムスン、LG、ファーウェイといった日本でもおなじみのメーカーに加え、OPPOやシャオミも欧米に製品を展開している。そして11月1日に中国で5Gが開始されるや否や、中国メーカーから次々と5Gマートフォンが登場している。
5G開始当初の各メーカーのスマートフォンは、本誌6月時点の記事でまとめられている。今回は同記事以降に発売、あるいは発表された各社の5Gスマートフォン(未発売含む)を時系列でまとめてみた。
2019年6月発表
Vivo iQOO Pro
Vivo初の5Gモデルはハイエンドブランド「iQOO」から登場。ゲーム用途にも対応する独自の空冷システム「Cooling Turbo」を搭載する。
項目 | 内容 |
価格 | 3798元(約5万9000円) |
画面サイズ | 6.39インチ(1080×2340) |
チップセット | Snapdragon 855+ |
メモリ | 6GB/8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB |
発売地域 | 中国 |
レノボ Lenovo Z6 Pro 5G
レノボのフラッグシップモデル「Z」シリーズの5G対応品。こちらも自社開発の冷却システムを搭載、4つのカメラを搭載する。
項目 | 内容 |
価格 | 3299元(約5万2000円) |
画面サイズ | 6.41インチ(1080×2340) |
チップセット | Snapdragon 855 |
メモリ | 8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
発売地域 | 中国 |
2019年8月発表
サムスン Galaxy Note10+ 5G
サムスンの秋冬向けフラッグシップモデル。大画面と専用スタイラスペン「Sペン」が魅力の1台。各国の5Gサービス開始事業者で採用されている。アメリカのT-Mobileが開始した600MHz(Band n71)対応版も提供。
項目 | 内容 |
価格 | 139万7000ウォン(約13万2000円) |
画面サイズ | 6.8インチ(1440×3040) |
チップセット | Snapdragon 855 / Exynos 9825 |
メモリ | 12GB |
ストレージ | 256GB/512GB |
発売地域 | 韓国・ヨーロッパ・アメリカ・中国 |
2019年9月発表
サムスン Galaxy A90 5G
Galaxy S/Noteシリーズと別のラインナップとして10機種以上を展開するGalaxy Aシリーズの最上位モデル。Galaxy Aシリーズで唯一の5G対応製品。
項目 | 内容 |
価格 | 669ポンド(約9万5000円) |
画面サイズ | 6.7インチ(1080×2400) |
チップセット | Snapdragon 855 |
メモリ | 6GB/8GB |
ストレージ | 128GB |
発売地域 | 韓国・ヨーロッパ・中国 |
サムスン Galaxy Fold 5G
折りたたみディスプレイを搭載するGalaxy Foldの5G対応モデル。韓国やイギリスなど一部の国のみで販売。
項目 | 内容 |
価格 | 1900ポンド(約11万8000円) |
画面サイズ | 7.3インチ(1536×2152)+4.6インチ(720×1680) |
チップセット | Snapdragon 855 |
メモリ | 12GB |
ストレージ | 512GB |
発売地域 | 韓国・イギリス |
シャオミ Mi 9 Pro
先行販売したMi MIX 3 5Gはスライド式ボディーだったが、Mi 9 Proはオーソドックスな形状に。中国向けとして投入。
項目 | 内容 |
価格 | 3699元(約5万8000円) |
画面サイズ | 6.41インチ(1080×2340) |
チップセット | Snapdragon 855+ |
メモリ | 8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB |
発売地域 | 中国 |
シャオミ Mi MIX Alpha
ディスプレイが正面から裏面までを覆う、画面占有率がなんと180.6%というコンセプトモデル。1億800万画素カメラも搭載。ディスプレイの製品化の目途が立ち次第製品化される予定。
項目 | 内容 |
価格 | 19999元(約32万3000円) |
画面サイズ | 7.92インチ(2080×2250) |
チップセット | Snapdragon 855+ |
メモリ | 12GB |
ストレージ | 512GB |
発売地域 | 未定 |
Vivo NEX 3 5G
Vivoのメインラインのフラッグシップとして登場。ウォーターフォール・ディスプレイを採用しベゼルを極限まで狭め、画面占有率は99.6%。側面のボタンは廃止し圧力センサーで操作。フロントカメラはポップアップ式。
項目 | 内容 |
価格 | 5698元(約8万9000円) |
画面サイズ | 6.89インチ(1080×2256) |
チップセット | Snapdragon 855+ |
メモリ | 8GB/12GB |
ストレージ | 256GB |
発売地域 | 中国 |
LG V50S ThinQ
デュアルスクリーンケースで2画面化できるモデル。春発売のV50 ThinQの改良モデルで、日本などで発売された「G8X ThinQ」の5G対応版。韓国のみで販売されている。
項目 | 内容 |
価格 | 119万9000ウォン(約11万3000円) |
画面サイズ | 6.4インチ(1080×2340) |
チップセット | Snapdragon 855 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
発売地域 | 韓国 |
ファーウェイ Mate 30 Pro 5G
ファーウェイの秋冬フラッグシップモデル。ディスプレイ左右のベゼルを狭めたホライゾンディスプレイを採用しボリュームボタンを廃止。円形に配置した4つのメインカメラがデザイン上の大きなアクセント。5G版は中国のみの投入。
項目 | 内容 |
価格 | 6399元(約10万円) |
画面サイズ | 6.53インチ(1176×2400) |
チップセット | Kirin 990 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB |
発売地域 | 中国 |
ファーウェイ Mate 30 5G
Mate 30 Pro 5Gの下位モデル。なお4G版はどちらのモデルもヨーロッパやアジアで販売されているが、5G版はこちらも中国のみの展開。
項目 | 内容 |
価格 | 4999元(約7万8000円) |
画面サイズ | 6.62インチ(1080×2340) |
チップセット | Kirin 990 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
発売地域 | 中国 |
2019年10月発表
OnePlus 7T Pro 5G McLaren
春に投入したOnePlus 7 Pro 5Gの後継モデル。マクラーレンとコラボした美しいボディーも特徴。アメリカT-Mobile(600MHz / Band n71対応)で販売されている。
項目 | 内容 |
価格 | 899.99ドル(約9万8000円) |
画面サイズ | 6.67インチ(1440×3120) |
チップセット | Snapdragon 855+ |
メモリ | 12GB |
ストレージ | 256GB |
発売地域 | 米国 |
2019年11月発表
サムスン 心系天下W20
「心系天下」とはサムスンが中国の通信事業者、チャイナテレコムと合作して毎年リリースしている高級端末のブランド。2018年までは縦折り式の端末を出していたが、2019年年末発表のW20はGalaxy Foldをアレンジしボディーデザインを一部変更して登場する。
項目 | 内容 |
価格 | 19999元(約32万3000円) |
画面サイズ | 7.3インチ(1536×2152)+4.6インチ(720×1680) |
チップセット | Snapdragon 855+ |
メモリ | 12GB |
ストレージ | 512GB |
発売地域 | 中国 |
Honor V30 Pro
ファーウェイのサブブランドであるHonorの最上位モデル。Kirin 990、4800万画素カメラなどMate 30 Proに匹敵する性能を有する。
項目 | 内容 |
価格 | 3898元(約6万1000円) |
画面サイズ | 6.57インチ(1080×2400) |
チップセット | Kirin 990 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
発売地域 | 中国 |
Honor V30
Honor V30 Proのスペックダウンモデル。価格を引き下げ5G端末への買い換えを促す役目も持っている。
項目 | 内容 |
価格 | 3299元(約5万2000円) |
画面サイズ | 6.57インチ(1080×2400) |
チップセット | Kirin 990 |
メモリ | 6GB/8GB |
ストレージ | 128GB |
発売地域 | 中国 |
RealMe X50
OPPOのサブブランドから独立したRealme初の5G端末。現時点ではまだティザー情報しか発信されていないため詳細スペックは不明。
項目 | 内容 |
価格 | 3000元以下予定(約4万7000円以下) |
画面サイズ | 未定(解像度未定) |
チップセット | Snapdragon 765G |
メモリ | 未定 |
ストレージ | 未定 |
発売地域 | 中国 |
2019年12月発表
ファーウェイ nova 6 5G
フロントカメラ性能重視のファーウェイ「nova」シリーズにも5Gモデルが登場。フロントカメラは3200万画素+800万画素のデュアル仕上げ。
項目 | 内容 |
価格 | 3799元(約5万9000円) |
画面サイズ | 6.57インチ(1080×2400) |
チップセット | Kirin 990 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
発売地域 | 中国 |
シャオミ RedMe K30 5G
シャオミの低価格・コスパモデルであるRedMeシリーズの5Gモデル。1999元という超低価格で5G端末市場に価格破壊をもたらしそうだ。
項目 | 内容 |
価格 | 1999元(約3万1000円) |
画面サイズ | 6.67インチ(1080×2400) |
チップセット | Snapdragon 855 |
メモリ | 6GB/8GB |
ストレージ | 64GB/128GB/256GB |
発売地域 | 中国 |
OPPO Reno3 Pro 5G
Reno 5Gに次ぐOPPOの5Gスマートフォン2機種目。フロントカメラは可動式ではなくパンチホールデザインとなった。日本投入も期待される。
項目 | 内容 |
価格 | 未定 |
画面サイズ | 6.5インチ(1080×2400) |
チップセット | Snapdragon 765G |
メモリ | 8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
発売地域 | 未定 |
Vivo X30 Pro
Vivoの2020年向けフラッグシップ機。チップセットにサムスンのExynos 980を使っている点が目立つ。6400万画素カメラと1300万画素のペリスコープカメラを含む、クワッドカメラ仕様。
項目 | 内容 |
価格 | 3998元(約6万2000円) |
画面サイズ | 6.44インチ(1080×2400) |
チップセット | Exynos 980 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
発売地域 | 中国 |