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2024年の「自動車税」、一番おトクに支払えるキャッシュレス決済はどれ?

 今年も「自動車税種別割(自動車税)」(軽自動車税も)の季節が来てしまった。今月のお給料も出たところで、そろそろ「年貢の納め時……」と支払いに向かう時期ではないだろうか。自動車税の支払いにはキャッシュレス決済サービスも利用できる。本稿では、携帯電話各社のキャッシュレス決済サービスを中心に還元ポイントなどをチェックしていく。

 携帯電話各社のサービスでは「地方税統一QRコード(eL-QR)」のQRコードを読み込むことで、納税できる。クレジットカードでも納付できるが、その手数料は納付者が負担することになってしまう。一方のキャッシュレス決済ではそのような負担はなく、事業者によってはポイントを利用した納付や還元の抽選に参加できる場合もある。

 4大キャリアのスマホ決済サービスを見ると、楽天ポイントを納税に充当できる楽天ペイが、ポイントが貯まっているのならもっともお得になるといえそうだ。au PAYの「たぬきの抽選会」の1等/3000ポイントも大きい。いずれのサービスでも通常の支払いで受けられるポイント還元は適用されない。

 一方でPay-easyでは1万円分の還元のチャンスが、J-Coin Payでは初めてのユーザーならみずほWalletとの組み合わせで最大30%の還元が受けられる。自身が普段使っている支払い手段や貯めているポイントなどを考慮のうえ、税金を納めよう。

4キャリアのスマホ決済サービス

d払い

 d払いでは、d払い残高での自動車税の支払いができる。

 6月30日までの期間で、請求書払い機能を利用するとdポイント総額1000万円分を山分けで還元するキャンペーンを実施中。自動車税の支払期限は5月31日までなのでキャンペーンの対象となる。参加するにはキャンペーンのエントリーが必要で、還元上限は1人につき200ポイントまで。

au PAY

 au PAYでは、au PAY 残高での自動車税の支払いができる。

 「au PAY カード GOLD」を利用してau PAY 残高にチャージした場合、1%のポイント還元を受けられるため、au PAYで納付すると還元分がお得になる。請求書払いは「たぬきの抽選会」の対象となっており、1~5等の範囲で3000~1ポイントが必ず当たる。5月の実施日は25日。

 このほか5月31日までの期間、「au PAY カード」(含むゴールドカード)で税金(地方税)を支払うと抽選で100人に1万Pontaポイントが当たる。キャンペーン参加にはエントリーが必要。

PayPay

 PayPayでは「PayPayクレジット」または「PayPay残高」で自動車税を支払える。

 PayPayクレジットを利用している場合、事前にPayPay残高へのチャージは不要。税金をPayPay残高で支払う場合、利用できる残高種別は「PayPayマネー」のみとなる。

楽天ペイ

 楽天ペイでは、楽天キャッシュと楽天ポイントで自動車税を支払える。

 これまで貯めたポイントを納付に充当でき、貯めているポイント次第では相殺も可能。このほか、楽天カードから楽天キャッシュにチャージした場合、0.5%のポイント還元を受けられる。

その他

Pay-easy

 JAMPAの「Pay-easy」(ペイジー)の利用で、現金1万円などが当たるキャンペーンが実施されている。期間は7月2日まで。

 自動車税の支払い後にフォームからキャンペーンに応募すれば、現金1万円(コンビニATM受取または現金書留)か1万円相当の「選べるe-GIFT」が抽選で500人に当たる。ペイジーは、対応する各銀行の専用アプリなどから利用できる。

J-Coin Pay

 みずほ銀行が提供するキャッシュレス決済サービス「J-Coin Pay」では「ボーナス還元祭 新規ユーザー10%還元」を実施している。期間は7月9日まで。

 自動車税を含む、請求書払いや加盟店での決済で新規ユーザーに「J-Coinボーナス」が10%還元される。このほか、全ユーザーを対象にJ-Coinボーナス1万円分が抽選で100人に当たる。

 さらに同じ期間で「みずほWallet」とJ-Coin Payを連携して支払えば、J-Coinボーナスが初めて利用のユーザーなら前述の還元とあわせて30%、すでに利用中のユーザーにも20%還元される。