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主要MVNO各社のeSIMサービスまとめ【2023年3月号】

 政府の後押しもあり、多くの事業者が展開しはじめた「eSIM」サービス。今、どんな事業者がeSIMを扱っているのか? 本稿では主要なMVNO各事業者ごとの料金とサービスをまとめてお伝えする。

 本稿における情報は、2023年3月1日時点のものとなる。eSIMは対応するスマートフォンでのみ利用できる。契約前に自身が利用している端末がeSIMに対応しているかどうかを確認して欲しい。

IIJmio

 IIJmioでは、音声通話付きの「ギガプラン」でeSIMを展開している。月額料金は1GBで495円~。

データプラン ゼロの料金は月額165円。追加データは1GBにつき330円で2GB~10GBは495円となる。ギガプランでのeSIMは1GBで400円から利用でき、最大で20GB 1500円のプランを利用できる。

 4月1日付けでeSIM契約も含めて「ギガプラン」のうち、4ギガプラン(4GB)と8ギガプラン(8GB)がそれぞれ5GBと10GBに増量される。ユーザー側の手続きなどは不要で料金に変更はない。

ギガプラン
容量料金(データSIM)
2GB850円(440円)
4GB990円(660円)
8GB1500円(1100円)
15GB1800円(1430円)
20GB2000円(1650円)
データプラン ゼロ
容量料金
1GB~495円(165円+330円)~

mineo

 mineoでは「マイピタ/マイそく」の両プランにおいて、eSIMのオプションを提供している。

 KDDI回線を利用するAプランとNTTドコモ回線のDプランに対応。ソフトバンク回線のSプランは対応時期未定という。

容量価格
1GB1298円
5GB1518円
10GB1958円
20GB2178円
使い放題250円(32kbps)
660円(300kbps)
990円(1.5Mbps)
2200円(3Mbps)

日本通信

 日本通信では、合理的プラン各種でeSIMを提供している。

 契約時の初期手数料は3300円。物理SIMカードからeSIMへの変更はマイページから受け付ける。eSIMへの変更や再発行の手数料は1100円。eSIMからSIMへの変更は3300円。「iPhone」シリーズや一部のAndroidが対応機種として紹介されているが「Rakuten Hand 5G」は利用不可とされている。

容量価格
1GB290円~(従量課金制、1GB追加につき+220円)
3GB(かけ放題)2728円
6GB(無料通話70分)1390円
20GB(無料通話70分)2178円(かけ放題、3378円)

HIS Mobile

 HIS Mobileは、「自由自在290プラン」においてeSIMを提供している。

 自由自在プランは、1GB 550円からの料金プラン。月間データ通信容量が100MB未満の場合、料金が自動的に290円に値下げされる。Amazon.co.jpからも申し込める。

容量価格
1GB~550円
(100MB未満なら290円)
3GB770円
7GB990円
20GB2190円
50GB5990円

J:COM MOBILE

 J:COM MOBILEは「J:COM MOBILE Aプラン SU」でeSIMを提供している。

 データ通信容量は1GB~20GBで料金は1078円~。1回5分のかけ放題は月額550円、1回60分のかけ放題は月額1650円で利用できる。ほかのJ:COMサービスを契約することで月間データ通信容量を増量できる「データ盛」の対象。eSIMの場合、J:COMパーソナルIDと契約者IDが同じ場合のみ適用される。

容量価格
1GB1078円
5GB1628円
10GB2178円
20GB2728円

【お詫びと訂正】
 記事初出時、日本通信に関する記述でEIDの管理方法上、ドコモ回線のeSIMとは併用できないとしていましたが、現在は可能です。お詫びして訂正します。