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国内メーカーのスマホ、全出荷数の8.2%に――4月実績

 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、2014年4月における国内メーカーの携帯電話・PHS出荷台数実績をとりまとめた。総出荷台数は108万8000台(前年度比108.8%)で、前年度を超えたものの、スマートフォンが占める割合は8.2%となり、前月の34.3%から著しく後退した。

 出荷台数の内訳を見ると、携帯電話が104万1000台(前年同月比121.3%)、PHSが4万8000台(同33.3%)となった。スマートフォンは、前述のとおり、全体の8.2%(8万9000台)で、JEITAではキャリアのキャンペーンが3月末で終了したこと、夏モデル発売前であることから伸び悩んだと分析する。

 前年同月比で見ると、今回は2013年度の実績(100万台、うち携帯電話は85万8000台)を上回り、JEITAとCIAJは「好調な企業業績が反映された」と評価する。なお、それ以前の実績を見ると、2012年4月は174万台(携帯電話は165万台)、2011年4月は149万5000台(同137万4000台)であり、かつての実績ほどには回復していない。

関口 聖