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2013年度の国内メーカー携帯出荷数は前年比88%

キャリアの施策と海外メーカーとの競争激化の影響

 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、2014年3月の携帯電話・PHS出荷実績を発表した。

 携帯電話とPHSをあわせた総出荷台数は、194万3000台で前年同期比100.0%。内訳は176万3000台が携帯電話(前年同期比100.2%)、18万台がPHS(同98.0%)。スマートフォンは66万7000台で、前年同期比83.8%。同調査では、国内メーカーのみを対象としているため、スマートフォン比率が34.3%と3カ月連続でマイナスとなっている。

 また、2013年度累計では、携帯電話・PHSあわせて2301万6000台(前年比88.2%)となった。内訳は携帯電話が2158万6000台(同87.7%)、PHSが143万台(同95.8%)。スマートフォンは1222万5000台で前年比は83.8%。累計でのスマートフォン比率は53.1%。

 JEITAおよびCIAJでは、キャリアの施策に伴う機種数の減少に加え、海外メーカーとの競争が激化したことでスマートフォンの出荷が大きく減少する結果になったとしている。

湯野 康隆